サッカーで利き足を鍛える効果とは?
トレーニングをする際に、両足を同じようにトレーニングしようとしていませんか?
- 利き足を極めた方が良いか
- 両足を練習した方が良いか
といった話題は、関係者の間やネット上でもよく話題になることがあります。
しかし、この話題に関して、指導者からの立場で述べられた記事は多かったですが、体験や経験から述べられたものはあまり見られません。
なので今回は、実際に私自身が経験したことを踏まえて、この話題について記事にしようと思います。
結論から言うと、基本的なボールの持ち方は、利き足重視が良い。
なぜなら、
- ボールが足から離れずらくなるから。
- 利き足の感覚が鋭くなるから。
ボールが足から離れづらい状況にあると、自分からすればコントロールしやすく、相手選手からすればボールを奪いにくいです。
また、利き足を重視したトレーニングをすることで、利き足の感覚が以前より鋭くなり、より細かな動きが可能になるからです。
具体的に、その効果を説明していきます。
目次
利き足による効果とは?
自然と利き足の小指の部分にボールを置きやすくなった
利き足の小指でボールタッチを行うと、とても柔らかいボールタッチが出来ます。
また、柔らかいタッチが出来るので、ドリブルの緩急がつけやすくなりました。
ドリブルの緩急をつけながら方向転換も加えることで、ドリブル自体がフェイントになり、敵を振り切れるようになりました。
ギリギリまで敵を見れるようになった
ボールが常に足元にあるので、敵のプレッシャーを感じづらく、相手の動きを見ながらプレーが出来るようになりました。
相手の動きがわかるので、相手が出してきた足を交わしたり、動きを予測して股抜きを狙うことが出来るようになりました。
モーションが少なくプレーが出来るようになった
ボールが足に置かれているので、あらゆるプレーのモーションが少なくなりました。
まず、アウトサイドパスは、ほぼモーションなしで蹴ることが出来ます。
ドリブルの延長なので、ドリブルのタッチを強めに蹴ればそれがパスになります。
シュートも、ドリブルからの切り替えの時間が短くなりました。
ステップを合わせやすくなりました
結果的に、相手に読まれにくいプレーが出来るようになりました。
シザースやエラシコなどのフェイントが、出しやすくなった。
ボールが足元にあるので細かいフェイントの発動がスムーズになり、成功確率が上がりました。
また、利き足重視のトレーニングは利き足の感度も上げるので、エラシコなどの足首を細かく動かす動作もしやすくなります。
ここまで利き足重視のメリットを述べてきましたが、逆足を使った方が良いプレーもあります。
逆足を使った方が良いプレー
ゴール前でのダイレクトシュート
ゴール前における
- センタリングシュート
- スルーパス
- こぼれ球
をダイレクトシュートする場合、逆足が体勢が良いならば、逆足でシュートをした方が早いです。
交わしてからのシュート、パス
シザースやエラシコなどのフェイントを利き足で使い、ボールを逆足に持ち替えた場合は、逆足でシュートやパスをした方がスムーズにいきます。
以上のように、逆足を使った方が良い場面は試合の中で一部あります。
それでも、まずは利き足重視で基本的なスキルを上げた上で、逆足をトレーニングした方が効果的です。
利き足が印象的な選手
利き足重視の利点を体現している選手として、特にイニエスタ選手はとても印象的です。
常にボールが右足にはりついていて、右足のインサイドとアウトサイドを巧みに使い分けて密集地帯を突破していきます。
特に、バルセロナでチャンピオンズリーグを戦っている時は、そういったプレーを多く見せていました。
まとめ
利き足重視のトレーニングをすると、ボールの置き所が変わり、それによってドリブルを中心にプレーがテクニカルになります。
また、利き足を徹底するので利き足の感覚が鋭くなり、逆足である軸足もそれを支えるものとして強化されます。
利き足重視の基本トレーニングをすることは、サッカーがうまくなる秘訣だと身を持って体感しています。
少しでもこの利き足重視に興味を持った方は、是非意識的にトレーニングしてみて下さい。
次回、私が実際に行って成果がでたトレーニングに関して、説明したいと思います。
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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