持っている力を発揮しやすくする初期設定

スキルアップ トラップ 鈴木陽二郎 講師

YJRです。 

今回も「トラップ」に関してです。 

前回、前々回と、小野伸二選手、柿谷曜一朗選手の動画を紹介し二人の凄さを解説しました。 

2人の凄さは! 

・ボールの落下点(軌道)の見極めが兎に角早い! 

 ⇒ボールが蹴られる前にボールの軌道上に足を出すなど、蹴られる前からボールがどこにくるか知っているように振舞っている! 

・ボールの落下点(軌道)の見極めが早い為、おのずと準備も早くなる 

・準備が早いために、他選手と比べると体とボールに適切な距離(スキマ)があるように立っている(立ちどころ) 

 ⇒他選手は体とボールが近いため、窮屈に感じる。 

 ⇒スキマがあることで、力みなく力を発揮している 

詳しくは前回、前々回の基準をご覧ください。 

■トラップはつま先ドリブルと同じ基準 

↓の図は 

サッカー トラップ ドリブル

記事内で紹介した図です。 

「つま先ドリブル」と「アウトサイドターン」は成功する共通の基準があり、その成功する基準はそもそも「キック」の成功の基準でもあります。 

そして「トラップ」でも成功する共通の基準は同じとして捉えています。 

ですので、トラップの際も図の様な関係になるわけです。 

  • 認識の中心が目的地である(ボールの軌道の認識、自分が向かう場所へのアプローチ) 
  • 立ちどころが良い(目的地ーボールー自分が一直線) 
  • スキマがある(体とボールの一定の距離がある) 
  • トン(足の入れ替え、反力をもらう) 

↑はキックでもドリブルでもトラップや他プレーでも共通する成功する基準と設定しています 

小野選手のお話やシルエットを体とボールの関係を見ると成功の基準は間違いなく網羅していると思います。 

こちらの動画を↑の成功の基準と照らし合わせてみるとイメージがつきやすいと思います。 

何故なら、私は多くのトップ選手のプレーを見て「キックもトラップもドリブルも成功の基準は共通しているのでは??」と思い付いたからです。 

持っている力を発揮しやすくするための初期設定 

  • 認識の中心が目的地である(ボールの軌道の認識、自分が向かう場所へのアプローチ) 
  • 立ちどころが良い(目的地ーボールー自分が一直線) 
  • スキマがある(体とボールの一定の距離がある) 
  • トン(足の入れ替え、反力をもらう) 

↑は、ボール中心の捉え方ではありません。 

言い換えれば、局所的なテクニックの話ではなく、テクニックを発揮しやすくなる初期設定です。 

「テクニックを発揮しやすくなる」と言うのは、難しいテクニックを披露出来る事も含まれますが、それよりも「持ってる力を発揮しやすくなるとプレーの難易度が下がり成功の確率が上がる」事に重きを置いて考えています。 

いくら素晴らしいテクニックを持っていても、そのテクニックを発揮出来なかったら意味がありません。 

昔、リフティングやドリブルがとても上手かったチームメイトがゲームになるとそのテクニックを全く発揮出来ない事を不思議に思っていました。

しかもそのような選手は一定数いたと思います。 

きっと彼らは、テクニックを発揮する初期設定を持っていなかったのだと、思います。 

■ボールは最後に触るモノ 

そして、ボールを中心捉え、局所的なテクニックに目が向く「認識の中心がボール」は力が発揮出来ない傾向にあります。

成功の基準に対して失敗の基準としています。 

失敗の基準である「認識の中心がボール」にセットされている時は、ボールに意識を持っていかれてしまいまずボールを触りにいってしまいます 

失敗する時は、視野の全部ボールになってる時は多くありませんか? 

そもそも、ボールしか見えていない時は失敗します。 

テクニックがあっても、発揮出来ない状態です。 

それが失敗の基準である「認識の中心がボール」にセットされてしまった状態です。 

実はボールは最後に触るモノです 

キックであるならば 

目的地の決定(キャンセルに前提)→助走→トン→キック 

トラップならば 

ボールの軌道の認知→ボールの軌道に入る→自分の目的地の決定→トン→トラップ 

まずボールになってしまうと行動と辻褄があいません。 

こう言ったエラーはとても多く感じます。 

もしご自身がこの様な傾向がある方はその部分を意識的に改善するといいと思います。 

逆に、その部分を改善しないで、テクニックの習得のためのトレーニングをしても、結局力が発揮できないループになると思います。 

ちなみに、世界のトップ選手でもボールに捉われてのミスシーンは沢山あります。 

そのような時は、クリスティアーノ・ロナウドだって空振りするし、メッシもトラップミスをします。 

技術的な話を抜きにデータを集める。 

自分自身にどのような傾向があるのか知らないと修正が出来ません。 

このような活動をしていて、自分自身の傾向を理解している方は少ないと感じています。 

と言いますか、そのような事を考えた事がない方がほとんどです。 

特に我々は、成功しても失敗しても技術的な部分の話になることが多いです。 

捉え方が重要だと考えています。 

何故なら、人間は認識した形になる性質を持っているからです。 

成功は成功する認識が作り、失敗は失敗する認識が作ります。 

その結果が、技術として現れているわけです。 

ですので、技術的な話を抜きにして成功/失敗の要因、原因のデータを集めましょう! 

そうする事で、自分の成功/失敗の傾向が見えます。 

となると、対策も立てやすくなりますね。 

https://youtu.be/_T_Zdr4Lmxg 

ここまでデータ集めたら最強です! 

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