どうやったらプロサッカー選手になれるのか?②

檜垣裕志

サッカー人気もあって、日本ではサッカーをする子どもたちが非常に増えています。

しかし、日本の子どもたちのほとんどは、サッカーをするのは好きだけど見るのも好きという子は少ないように思います。

強豪国の子どもたちは、サッカーするのはもちろん、サッカーを見るのもすごく好きなのです。

見ることからイメージにつながる

プロサッカー選手になるには、上手くなることは必須ですが、では上手くなるにはどうしたら良いのでしょうか?

サッカーはボール競技ですから、当然、ボールコントロールは必要であり、ボールコントロール技術は最も重要です。

ですから、ボールコントロールの技術を上げるための努力は必要です。

しかし、その努力もプロから見て学ぶことが重要なのです。

強豪国の子どもたちは、プロの技術を見て学んでいます。

ですから、プロの技術を見て学ぶ必要があります。

見れる感覚

普段からプロの試合を見ていると、見る目が養われます。

見る目がないと、プロサッカー選手にはなれないでしょう。

自分がただサッカーをやりたいだけなら、趣味レベル止まりですね。

見る目があってこそ見極める力となり、その技術を自分自身に取り込むことが出来るのです。

強豪国の子どもたちは日本のサッカーを見ていない

強豪国の子どもたちは、生まれたときから強豪国のサッカーを見て育っています。

彼らは、常にレベルの高いサッカーを見ているのです。

だから、頭にはレベルの高いサッカーのイメージがあります。

彼らは、あえて日本のサッカーを見る必要はないし、目指していることは自身の強豪国でのプロサッカー選手です。

日本の子どもたちは、日本のサッカーでさえ見てなかったりしますからね。

そのイメージの差は、ものすごく大きいです。

取捨選択しなければならない

近年では、日本でも強豪国のサッカーを簡単に見ることが出来るようになりました。

その点では、本人の意思でいくらでも素晴らしいものを見ることが出来ます。

しかし、過度の情報により間違っていることも蔓延しています。

プロを経験もしてない人間の間違った指導などは、数多くあります。

情報過多のこの時代、本物と偽物の見極める力は必要で、良いものを取り入れて間違ったものを取り入れないという取捨選択が必要となります。

プロを目指すのであれば、プロから正しく学ぶ

プロを目指すにしろそこまでは考えてないにしても、上手くなるにはプロから学ぶことが一番です。

人は、経験してないことを正しく伝えることは不可能です。

にも関わらず、プロにもなれなかった人たちが、さもわかったように指導しているのが日本です。

そりゃ上手くもならないし、プロサッカー選手にもつながらないです。

だからこそ、プロから正しく学ぶことが一番重要なのです。

元プロだから正しいわけじゃない

僕はプロ経験者だからといって、すべて正しいとは思ってないですよ。

それに、プロにもランクはあります。

だから僕は、指導の場でブラジル1部リーグのプロサッカー選手として最低限の技術と言っています。

元プロという肩書きの指導者も増えてはいても、元プロでも今もプロかということです。

プロ時代は成長のために努力していても、元プロサッカー選手のコーチという肩書きになってからは成長という努力を欠き、元プロというだけで現在はそれ以下という人間を数多く見てきました。

僕も含めて元プロサッカー選手という肩書きはコーチとして最低限であり、選手時代のように今もプロとして自身の成長を突き詰めることが出来ていなければ、プロとは言えません。

プロサッカー選手を経験したからこそ

プロサッカー選手を経験したからこそ、正しいことを伝える義務があります。

ひいては、子どもたちや選手たち一人一人のためになるのですから。

プロからの指導が最も重要と言うことは、自身は今もプロとしての成長を突き詰める中でこそ、一人一人のために正しく指導できると信じています。

だからこそ、今もプロという人から正しく学んでほしいのです。

確実な近道ですから。

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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