なぜ、17歳から始めてプロサッカー選手になれたのか?(9)

檜垣裕志

利き足から選手を見る

「利き足のポイント」という観点からプロサッカー選手を見始めると、

  • ボールの持ち方
  • ボールの置き場所

など、「利き足が中心」は明白でした。

だからこそ、徹底してその「利き足」から個々を見始めました。

そういう見方をしていくと、

  • ボールの置き場所
  • ボールの持ち方
  • ステップ
  • バランス

などなど、良い選手は皆、共通していることに気づきました。

それこそが、本当の「利き足のポイントの技術」なのです。

利き足のボールタッチ

素晴らしい選手たちの「利き足」から見始めていく中で、特にボールタッチをしっかり見ました。

すべての選手は「利き足に技術の軸」があるのは、はっきりしています。

だからこそ、「利き足のボールタッチ」をちゃんと見ることを意識しました。

そうすると、それぞれの選手のボールコントロールの仕方が見えてきました。

そこには、ただの利き足やボールタッチはなく、正しい利き足の使い方からの正しいボールタッチであり、質や精度の高いボールコントロールが見えてきたのです。

自分の技術

「利き足のポイント」という観点から、良い選手を見れば見るほど、自分の技術について考えさせられました。

その技術に達することが、「プロへの第一歩」だということです。

その考え方をもとにトレーニングし続けることこそ、成長につながるという確信を得ることができました。

必ずできるようになる

だからといって、そんな簡単に「プロの技術」が身につくことではありません。

ただし、プロの選手から感じ学んだことは、自分にとって「信念」に近いものがありました。

これをやり続ければ、必ず「達成することができる」という強い思いを持てたことが、自分を大きく後押ししてくれました。

常に利き足

プロの技術を身につけることがプロになれるという明確な考えがあり、その一つのヒントが「利き足のポイント」でした。

ですから、それを身につけるには、はじめはぎこちなくても「利き足だけ」でやり続ける必要がありました。

利き足の右足にボールを置こうとして左足側にボールがズレたら、今までなら左足でボールを触っていたことをあえて利き足の右足でボールを触り、無理矢理でも利き足を使うようにしました。

普段からも利き足を意識し、常に利き足でボールを触るようにしていましたね。

そうしない限り、身についた悪い癖が修正できなかったからです。

自分の変化

常に利き足という意識からボールを触るようにしていくと、どんどん利き足の感覚・ボールコントロールが良くなることを感じていました。

確実に、上手くなっているという実感がありました。

これは、今までにない感覚でした。

「上手くなっている」自分に気づくと、サッカーが本当に楽しくなるんです。

超えなけれいけない壁

  • 利き足から上手くなっているという実感
  • サッカーが楽しいという感覚

がどんどん広がっていましたが、プロサッカー選手になるには、それが「プロの技術」でなければなりません。

自分の技術について客観的に見たとき、そこには大きな壁があることにも気づいていました。

  • 今の自分の技術では足りない
  • その技術の壁を超えない限りはプロにはなれない

ということです。

しかし、その壁を超えることができたら、「自分はプロになれる」という確信もありました。

つづく

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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