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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【センアーノ神戸】低学年と高学年のポイントを変えて指導する【レビュー4】

三浦です。

前回までのメルマガでは、DISK1のメニューの中で最も気になるメニューである3対3対3のポゼッショントレーニングについて解説しました。

このメニューを行うことで、パスを出したら動くこと、味方や相手の位置、スペースを見ておくこと、ゴールの位置を見てよいファーストタッチをすることなどが身につきます。

練習でやったことしか試合では発揮出来ないものです。

試合は練習でやったことを発揮する場です。

しかし、皆さんのチームや学年によってはこのメニューがやや難しいと感じることもあるでしょう。

このメニューをより効果的に行うためには、DISK1の前半にある鳥かご(4対1や3対1)というメニューを行って

「パスしたら動く」「パスした一歩目で移動する」という基礎練習を積む必要があります。

このようにサッカーでは難易度を変えてステップアップすることで選手たちの技術を伸ばしていくことが出来ます。

同じ学年で難易度変えるという事も行いますが、小学生年代では低学年と高学年で難易度を変えるということがとても大切です。

センアーノ神戸ではこのメニューを低学年と高学年にポイントを変えて指導しているのでそれぞれのポイントをお伝えします。

 

低学年のトレーニングポイント

大木監督の指導では、低学年つまり4年生以下の学年では次のポイントを伝えています。

  • 狭いところよりも、広いところにパスを出すこと
  • パスを受ける時は、相手から遠い足でコントロールすること

この2点です。

広いところ、つまりスペースにボールを出すことや、スペースでボールを受けて展開することを低学年で身につけることで、高学年になるとより効果の高い練習が出来るようになります。

また、遠い足でのコントロールは少年サッカーではマストで身に着けて欲しい技術です。

ポゼッショントレーニングでも、試合中のプレーでも、どんな場面でも相手から遠い足でボールを扱うことで、ボールを失いにくくなります。

相手はいつも利き足と反対側から奪いに来るとは限りません。

必要に応じて両足を使えることが前提となります。

パス、トラップ、ドリブルとすべてのスキルで両足を使って練習しておくこと。

これが、高学年になった時の「伸びの違い」に影響します。

 

高学年のトレーニングポイント

5,6年生以上の高学年がこのトレーニングを行う時のポイントです。

大木監督によると、相手から遠い足でボールを扱うことや、広いところにパスを出すという事は高学年なら当たり前である。

高学年になると攻撃の場面で慌てなくなるので、守備力を高めることで相対的に攻撃力を上げていくという手法が取られているようです。

・守備力を高めることで攻撃力を高める

 低学年の1対1の守備とは違い、3人の守備が組織力で守備をすることで、オフェンス側もより高度な技術と判断力が求められる。

・ゴールを意識し続ける
 ボックスの中でボールを受けること、ボックス付近の味方の動きを見て置くこと。
 ボールをポゼッションしながら常に顔を上げて見ておくことが要求される。

・縦パスを意識し続ける
 守備グループからボールを守るためのパスではなく、ゴール(ボックス)への縦パスを 常に意識しながらポゼッションする。

高学年になると、個人の判断にプラスして組織、グループでのプレーが大切になってきます。

 

ポゼッショントレーニングを行うことでチームに何が起こるのか

普段の練習で、ポゼッショントレーニングを集中的に行うとチームにどんな変化が起こるのか。

皆さんのチームでは、週末ごとに行われる対外試合で、どのような反省点、修正点が上げられているでしょうか。

  • パスをする時に慌ててしまう。ファーストタッチの質がよくない
  • トラップの時に前もって周りを見ていないので、ファーストタッチの位置が悪く相手ディフェンスに取られやすい
  • 一か八かのパスが相手に当たってしまい、ボールを奪われてピンチを招く
  • サポートの選手の動きが少なく、パスコースが非常に狭いのでパスを出せずに囲まれてしまう

シュートが枠に飛ばないとか、GKのポジショニングが良くないというペナルティエリア内などのゴール前のプレーが反省点に上がることが多いと思います。

しかし、それ以外はほとんどが「ポゼッションスキル」が反省点、修正点に上げられるのではないでしょうか。

つまりチームプレーの質を上げるためには、ポゼッショントレーニングを行うことが効果的と言うことになります。

 

「速攻」「カウンターアタック」の基礎もポゼッショントレーニングが土台となる

相手からボールを奪ったらすぐにゴールを攻める!「速攻」ですね。それも必要なプレーでしょう。

しかしあまりにも直線的なプレーは相手にとって守りやすい場合もあります。
また、選手が「速攻だ」と判断するためには、味方、相手、スペース、GKの位置などを見ておく必要があります。

やはりポゼッションに必要な能力が「速攻」にも求められるということです。

ピッチを広く使ってスペースを味方につけることで、相手ディフェンダーの裏を取り、数的に有利な状況を作ることが試合におけるポゼッショントレーニングの効果です。

指導者の皆さんの指導方針やゲーム運びの方針に合わせて、ポゼッション力が必要だとお考えであれば、このDISC1のメニューが各年代に合わせて参考になるでしょう。

選手を自信を持ってピッチに送り出すこと。これは三浦の指導方針のひとつですが、自信を持たせるためには練習と試合の繰り返ししかありません。

三浦もこの機会に練習方法を見直しています。皆さんもいかがでしょうか。

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。

サッカーの本質を突く指導がモットー。

現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。

座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。

チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

 

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