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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【サッカー】セオリーとなるプレー

三浦です。

秋のこの時期になると、ジュニアユースチームのセレクションが話題になります。

対象は6年生ですが、中学生になってサッカーを続ける場を選ぶことになります。

ウチのチームにもジュニアユースチームはあるのですが、ガチガチ試合をするチームではありません。

他のジュニアユースチームへ行くほどではないし、部活動のように毎日練習したくないという選手がチームに残っています。そのような事情なのでセレクションは行っていません。

高校サッカーの強豪校を目指す選手はやはり強いジュニアユースチームでプレーしたいと考えてセレクションを受けています。

今年も多数のチームからセレクションの案内が来ました。

6年生の一部にはセレクション対策の練習をする選手もいます。

 

■セレクションでどこが見られるのか?

この時期になると、セレクションに受かるためのコツを教えて欲しいという選手が現れます。

今さら何を教えればいいのかな、と思い。「実力を出し切ること!」と答えていますが、コツではないけど、復習をしようか?という意味で練習会を行っています。

練習会では次の項目をチェックしています。

 

■個人技術の基本

ボールを止めること、蹴ること、運ぶことの基本のおさらいです。

僕がチェックするポイントは、両足のバランスです。
利き足でない方の足でどれだけ出来るか?というチェックです。

苦手だから練習をしなかったという「ツケ」がここに現れます。
例えば、4年生からの3年間に苦手なプレーを避けてきた選手は、どんなに頑張っても出来るようになるまで1年はかかるでしょう。

苦手なプレーは誰にもあることですが、苦手なプレーにチャレンジする気持ちを持っているかどうかを両足を使えるかどうかという基本的なチェックで知ることが出来ます。

また、ジュニアユースチームに入った時、サイドのポジションは利き足で決まることが多いです。
左利きは左サイドバック、左サイドハーフというポジションを争うことになります。

右利きだから左は出来ないという選手はチャンスを逃してしまいます。

苦手なプレーにチャレンジする気持ちは大事です。

 

■サッカーのセオリーとなるプレー

個人スキルの次は個人戦術です。

サッカーにはセオリーとも言えるプレーがあります。

攻撃で言えば、サポートの動き、守備で言えば、チャレンジ&カバーなどです。

サッカーならではのプレーである「ワンツー」が身についているかどうかは大きなポイントです。

自分にパスを出した味方が前方に鋭くダッシュしたとします、そのパスと動きに何を感じてプレーするか。

これはセレクションでも、見ず知らずの選手からパスをもらった時に「見られる」プレーです。

自分からワンツーの1本目を出す動きも同様です。
パスを出した足が1歩目になるような動き出しでなければ、パスの受け手は反応してくれません。

守備の場面でもこのセオリーは存在します。

相手チームがボールを持った瞬間に、誰がファーストディフェンダーになるのか、つまり誰がプレッシャーをかけるのか、アプローチをかけるのか。

その時のアクションとアピールはどうするのか?

「オッケー!」(僕が行く!)と掛け声をかけながらアピールし、鋭く寄せる。
すると、仲間のひとりは、カバーリング出来る位置に移動する。

このような連携プレーは、セレクションでその日初めて出会った選手とも行う必要があります。

むしろ、出来なければなりません。

 

■コミュニケーションの大切さ

セレクションでは、上記のような基本スキルや個人戦術以外にも見られるポイントがあります。

それは、コミュニケーションスキルです。

自分から(みずから)、仲間にコミュニケーションをとることが出来るか。

仲間が何を発信している内容を理解することが出来るか。

待ちの姿勢ではなく、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが大事ですが、自分の思い通りにすることがコミュニケーションではありません。

チームとして最善となるプレーをする意識が必要です。

 

■ボールの先にあるもの

サッカーはボールを蹴ることが目的ではありません。

味方と一緒にボールを相手ゴール方向へ運び、ゴールにボールをシュートすることが目的です。

近くにいる味方、遠くにいる味方、相手チームの状況やスペースを見て的確な判断と的確なパスを出すことが出来ること。

これもセレクションで見られるポイントです。

ドリブルスキルでアピールする選手も見かけますが、それがチームに必要なプレーなのか判断出来ない選手もいます。

「目立つこと」がセレクションで合格するコツのような風潮がありますが、ドリブルで目立つよりもパスで目立つ選手の方が指導者としては価値を見出すのではないでしょうか。

セレクション会場で聞き耳を立てていると「あの選手は周りがよく見えている」「あのパスは周りが見えていないと出せない」「いったいいつ見ていたんだ」というような「見る(観る)」能力が評価されます。

観る力をつけるためには、観るための練習が必要です。キックひとつでも目的を意識した練習とそうでない練習ではおおきな差がつきます。

会場ではリラックスすることが大事ですし、保護者は前日からリラックス出来る雰囲気を作ることも大事です。

小学6年生で、中学受験でもないのにサッカーのセレクション受験に一喜一憂する子どもたちをたくさん見てきました。

笑顔も涙も見てきました。サッカーはそこで終わりではありません、スタートです。

通過点のひとつと捉えることも必要でしょう。

これからセレクションを受ける選手、チームを選ぶ選手はぜひ頑張って下さい!

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。
現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。
座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

 

 

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