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【練習法】ボールをサンドバックのようにバンバン蹴る【新作レビュー】

三浦です。

鈴木陽二郎コーチの新作「まったく新しい蹴り方2」について指導者目線で解説しています。

今日は僕と僕のチームの「キック指導失敗談」についてお話しします。

本当はお話ししたくないんですけど、あの時に鈴木陽二郎さんの蹴り方理論を知っていれば、失敗や後悔にならなかったと思うので、あえてお話しします。

 

■軸足は相手方向、蹴り足は直角にするという指導

僕のチームには10人程度のコーチがいます。高学年が半分、低学年が半分です。
6年生を指導したコーチのうち半分は1年生の指導をするようなローテーションを組んでいます。

高学年の指導を経験したコーチが小学1年生を指導する時に経験の浅いコーチがいました。

小学1年生にインサイドキックを指導する時に、次のような指導方法をしていました。

・軸足を蹴る方向に向ける

・蹴り足は軸足に対して直角になるようにする

・蹴り足はインサイドの形に固定する

・軸足の膝は少し曲げる

・蹴り足は鋭く振ってボールに当てる

指導者の方はイメージ出来ると思います。

内容的には間違っていませんでしたが、僕は練習の様子を見ていて違和感を感じました。

子供たちの目はボールを必死に見ていますが、体全体がガチガチになっていました。

軸足を蹴りたい方向に向けていても、ボールは右に行ったり、左に行ったり。

「正確に蹴ろう!」

コーチのその言葉を聞くと、ミスしないようにキックは弱くなってしまいます。

しかも、蹴り足を軸足に直角にしようとすると、蹴る方向に対して半身になっています。

例えば右足で蹴る場合、左足の軸足は蹴る方向を向いていますが、蹴り足の右足を開くために、胸やヘソは右を向いてしまうというものです。

これを左右交互に行う訳ですが、コーチはイメージしたフォームと違うのでひとりひとり、手とり足とりで指導していました。

「三浦コーチ、1年生の指導は難しいですねー。全然蹴れるようになりませんよー」

1年生担当コーチは困っていました。

練習の最後にはミニゲームをするのですが、ミニゲームを見るとさっきの小学1年生は、ごくごく普通にパスを出したり、受けたりしています。

「さっきの練習とこのミニゲームの様子を見ると、全然つながっていないな」

ゲームではボールを蹴れるけれど、対面のキック練習ではボールが蹴れないという状況です。

「練習を続ければ、もっと長いパスも正確に蹴れるようになると思います」

担当コーチは、やる気満々なので、次回は強いキックを蹴るための練習を始めました。

 

■ボールをサンドバックのようにバンバン蹴る練習

ボールを強く蹴る練習とは、次のようなものです。

コーチが両手でボールを地面に押し付け動かないように固定したボールを選手たちがインサイドで蹴るというものです。

サッカーボールをボクシングのサンドバックにように使うようなものです。

選手は軸足でバランスをとり、蹴り足でバンバンとボールを蹴ります。

「もっと強く、足首を固定して!」

コーチの言葉に答えようと一生懸命にボールを蹴る選手たち。

大昔にはこのような練習方法もあったと聞きますが、毎回行う練習ではないと思いました。

 

■止まった姿勢でボールを蹴る練習を続けた結果

対面のキック練習(2人1組で向かい合ってキックする練習)をひたすら続けた結果、この学年はどうなったか。

インサイドとインステップを使ってのキック練習は、毎回の練習で30分以上行っていました。

練習に慣れた選手たちは、この練習をこなすことは出来るようになりました。

しかし、その結果がなかなか成果に結びつかないことに僕たちは気づきました。

3年生の春にその夏に控えた3年生大会を見据えて練習試合を行いました。

チーム内のミニゲームでは気づかなかったことも他チームとの試合で気づくことがあります。

ウイークポイントは次の通りです。

・ボールばかり見てしまう

・ボールを止めること、ボールを蹴ることしか考えていない

・顔が上がっていないので、まわりを見ることが出来ない

・相手がパスカットに来てもかわすことが出来ず、相手に当ててしまう

・人(味方)へのパスしか出せない。スペースへのパスが出せない。

ボールばかり見てしまう、相手をかわせないこともこの学年ではよくあることです。

それにしても「ボールを蹴ることにとらわれすぎ」でした。

試合の内容はボールを前に蹴ることが目的になっていました。

問題は小さくないと考えてコーチ会議を開いて話し合いました。

長年に渡り多くの子供たちを指導してきたが、この学年のこの状況は問題であること。

問題の原因は、キックの練習方法など指導方法や指導方針であること。

ここで指導方法を変えなければ、子供たちの将来に関わること。

担当コーチは選手に対して良かれと考えて指導してきたのですが「ボールを蹴る」ことに、こだわり過ぎて「何のためにボールを蹴るのか」という目的を見失ったいたのかも知れません。

 

■低学年の3年間の重みを感じた場面

その後、この学年に対するテーマは「観ること(まわりを観ること)」になりました。

僕が担当に入り、まわりを観る練習を多く取り入れました。

しかし、ボールを見続ける癖がついている選手たちはなかなか顔が上がりません。

ボールがない状態でも、ボールをじっと見ています。スペースに動こうとしません。

2対2や4対4のゲーム形式の練習を取り入れながら練習を進めました。

翌年、4年生になったこの学年は4年生大会に出場しました。

大会に出てみると、ウチのチームが一番キックが飛ばないことに気づきました。

1年生、2年生とキックの練習をしてきたのにキックが飛ばない。皮肉なものです。

他のチームはキック力があってボールを飛ばしているのではなく、コートを広く使って、スペースに走り込んで攻撃するためのパスを使っていました。

小学3年生までの練習内容の違いで、4年生になるとこれ程の差がついてしまうのか。

あらためて小学生のサッカー指導の怖さと責任感を感じました。

あの学年のおかげで、サッカー指導は6年間プラス中学の3年間を通して指導することを意識するようになりました。

もし、あの学年が1年生の時に鈴木陽二郎コーチの理論に出会っていれば無駄な時間を使わずに済んだかも知れません。

“親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方2”は、実は蹴り方のDVDではありません。

キックを通して、サッカーの本質や選手としての体の使い方を学ぶ方法です。

サッカー指導は選手の将来に触れています。僕のチームの苦い経験がお役に立てば幸いです。

 

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。
現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。
座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

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