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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【三浦コーチ】パスの流れをつくるトラップとは…?

三浦です。

昨夜は、楽天カップでバルセロナ対チェルシーの試合をWOWOWで観戦しました。

バルセロナはコパ・アメリカ出場組の選手たちは招集しなかったのでメッシやスアレスは不在でしたが、グリーズマンやデ・ヨングら若手のプレーを見ることが出来ました。
今後が楽しみですね。

久々に海外チームどうしのゲームをじっくりと見ることが出来たので、手元にメモを用意してプレーの分析をしました。

今、ウチのチームの課題は「トラップ」です。

・パスを受けてボールを置く位置がよくない
・パスコースが無くなって、ドリブル突破のタイミングを失う

トラップ技術とボールを置く位置に問題があります。

バルセロナとチェルシーの選手たちのトラップだけを追って見ていると、いくつか共通するプレーがありました。

 

パスの流れをつくるトラップ

小学生のサッカーと海外のトッププロのサッカーを比較してはいけないかもしれませんが、共通するプレーがいくつかあります。

例えば、中盤の選手が右サイドからパスを受けて、左サイドにパスを出すとします。
中盤でもプレッシャーがきつくなければ、足元でしっかりとコントロールしてパスを出すことが出来ます。

左サイドの選手はが中盤の選手にボールが渡った時に左側にボールをコントロールすることで、左サイドの選手に「このボールは左サイドにパスするよ」というメッセージを送ることが出来ます。

小学生のサッカーの場合、右サイドから左サイドへ1本のパスでサイドを変えることは、なかなか難しいでしょう。

でも、中央で経由する選手がいれば正確なパスが送れます。

そのためのボールコントロールが「パスする方向へのトラップ」です。

このトラップは味方だけでなく相手チームにも分かりやすいパスです。

相手チームがじっとパスを見るという特性を使って、次のようなコントロールも面白いです。

 

パスの流れを変えるトラップ

右方向から来たパスを左足でコントロールして左サイドへパスする素振りを見せて、パスを蹴らずにボールを引いて、右方向へパスを出す。という意表をつくコントロールも面白いです。

ボールを引かずに、体の前を横切らせて左足のインサイドで切り返すというトラップも有効です。

流れるパス、流れを変えるパスを自由自在に出せるようになると視野も広がるでしょう。

 

判断を変えるトラップ

サイドチェンジをしようとしたら、逆サイドの味方にマークがしっかりとついてしまった。
この場合、3つの選択肢があります。

・パスを受ける選手がマークから離れる(戻る)動きを予測してパスを出す

・マークする選手の背後にパスを出して、味方に追いつかせる。

・いったんパスをキャンセルして、他のパスコースを探す。無ければドリブル。

パスをする方向へトラップしてしまったからと言って、パスを強行する必要はありません。

出来れば2つ以上のパスコースを見つけておいて、パスをする寸前に選択出来るとよいでしょう。

ボールをコントロールしながらも顔を上げて視野を確保しておくことで、プレーをキャンセルして、判断を変えることが出来るようになると「ワンランク上」の選手に成長することが出来ます。

 

浮き玉のトラップ

バルセロナ対チェルシーのレベルになると、ボールが地面につく前にボレーで正確にパスを出してしまうので、地面に落ちる瞬間のトラップはなかなか見ることが出来ませんでした。

しかし、小学生のサッカーの場合は空中にあるボールは真っ直ぐ地面に落ちると予測する選手がほとんどなので、ウェッジコントロールが効果バツグンです。

ウェッジコントロールとは、ボールが地面に落ちる瞬間にインサイドやアウトサイドと地面の間にボールを挟んで、ボールに逆回転をかけつつ落下点から離れた位置にボールを置くトラップです。

真っ直ぐ落ちるボールに対して、左方向へトラップするようなボディフェイントを入れて、右方向へトラップすれば、相手ディフェンダーは完全に逆を取られます。

これが決まると「これぞトラップ!」と叫びたくなるほど痛快なプレーです。

 

ひとつのプレーを追ってみよう

7月27日にはバルサ対ヴィッセルのゲームがありますね。

スタジアムで観戦する人、テレビで観戦する人それぞれ、ひとつのプレーに注目してみることも、サッカーの楽しさを発見出来るかもしれません。

・どういう場面でダイレクトパスを使っているのか。
・パスは足のどの部分を使っているのか。
・パスをする前にどこを見ているのか。

彼らもミスをするのですが、ミスした後にどんなプレーを見せるのか。どのようにして奪い返すのか。

ファンタジックなプレーに酔いしれることも楽しいですが、スキルアップのためには、ひとつひとつのプレーに注目することでサッカーを見る目が育って行きます。

頑張って下さい!

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。

現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。

座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

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