試合で活躍する選手になるために普段から意識したいこととは?

武内颯馬 練習法

練習では良いプレーが出来るのに、試合になるとうまく活躍出来ないと悩む選手はけっこういるみたいです。

実際に、私もそういったタイプの選手でした。

しかし、経験を積んだり工夫をしたり環境が変わったりして、試合で活躍する選手になるには、どういう考えで練習に取り組めば良いかがわかるようになりました。

今回は、試合で活躍する選手になるための考え方について紹介していきます。

フィジカル

フィジカルを考えた場合、足が速いとか体が強いといった特徴がある方が有利です。

しかし、誰しもがそんな特徴を備えているわけはありません。

そういった能力がない選手が身につけたいスキルは、しっかり走れることです。

  • 一試合を通して走れること
  • ダッシュを何度も繰り返すことが出来ること

少なくともこれら2つを持っていれば、試合で戦えます。

そして、これらは普段の練習で身につけることは比較的容易です。

それと、速さと強さについては慣れの部分も大きいです。

試合で一度うまく対応出来なかったとしても、慣れを意識して相手に対抗し続けて下さい。

何度も経験するうちに、慣れている自分に気づくはずです。

なので、フィジカルを要求される場には積極的に挑戦していきましょう。

基本技術

基本技術は、

  • キック
  • トラップ
  • ドリブル

です。

これらの基礎技術が試合の中で活かせるか、チェックしましょう。

キック

  • 狙ったところに届かない
  • シュートやパスがうまく狙い通りにいかない

ならば、練習が必要です。

トラップ

相手ディフェンスに寄せられてボールを奪われないかどうか、チェックしましょう。

練習ではうまくトラップ出来るのに試合でうまくいかない場合は、相手を意識しすぎているか周りが見えていない状態なので、敵ディフェンスを意識した練習を普段からしましょう。

ドリブル

  • 周りを見ながらドリブルが出来ているか
  • 自分の意図通りのドリブルが出来ているか

チェックしましょう。

出来ていない場合は、

  • 顔が上がっていない
  • 選択肢がイメージ出来ていない

ことが原因として考えられます。

練習の時に、常に周囲を見て判断できるよう練習しましょう。

ポジショニング

試合で活躍するのに大切なのが、ポジショニングです。

特に、中盤の選手はどこで受けるのがベストかは、常に意識しておきたいポイントです。

フリーで受けて前を向ければ、やれることは増えます。

逆に、敵ディフェンスを背に受けてボールを受けるとなると、その後のプレーがかなり難しくなります。

良いポジションで受けるためには、

  • 普段の練習で良い位置と受け方を確認しておくこと
  • 実際の試合で相手ディフェンスがどういう動きをしてくるかを確認すること

です。

敵ディフェンスによっては、プレスの位置やタイミングが違うからです。

それを知らずに毎回同じようなプレーをしていると、うまくいかなかった時に自分のプレーに迷いが生じてしまいます。

そうならないためには、サッカーは常に敵ありきのスポーツであることを再認識するべきです。

試合はテストの場でもある

試合は、基本的には勝ち負けが最も重要です。

しかし、試合は最高のテストの場でもあります。

例えば、いくら練習でとても良いプレーが出来たとしても、それが活かせなければ意味はありません。

練習で良いプレーが出来るということは、そのプレー自体のレベルは高いはずです。

試合で活かすには、何か足りないものがあるはずなのです。

例えば、練習のミニゲームでドリブルがとても上手くできたとします。

しかし、それが試合で活かせませんとなれば、いくつか原因があるはずです。

一つは、ドリブル自体は上手くても周りが見れていないから、ドリブルする状況判断が良くないかもしれません。

ミニゲームは人数が少ないし、コートも狭いので広い視野は必要ありません。

しかし、試合で視野が狭いと、一気に3,4人に囲まれます。

ならば、試合でドリブルを活かすには、視野の広さと状況判断のレベルを上げるということが必要になります。

これは、実際に試合をしたからわかることです。

つまり、試合は最高のテストの場であり、そこから出た課題をうまく改善することが、試合で活躍するための近道になるのです。

まとめ

サッカーがうまくなるためには、まず基本的な技術を磨きましょう。

また、フィジカルを伸ばすことも意識し続けましょう。

そして、技術とフィジカルを活かして試合で活躍するためには、ポジショニングがとても重要です。

それらを踏まえて、試合はテストの場としてそこから課題を見つけましょう。

そして、課題が出たら、また技術とフィジカルの練習でその課題を改善していきましょう。

このサイクルを効率よくこなすことが出来れば、きっと良い選手になれます。

がむしゃらに練習するだけではなく、今回のことを参考にして是非良い選手になってください!

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この記事を書いた人武内颯馬武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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