スピードのない選手がドリブラーになる方法とは?
- スピードがないから憧れのドリブラーにはなれない
- 相手を抜き去るドリブルを習得したかった
このような悩みを抱える選手も、多いのではないでしょうか。
世界で活躍する
- ネイマール選手
- ムバッペ選手
は、テクニックはもちろん、一瞬のスピードで相手を抜き去る加速力・スプリント力を持ち合わせています。
そのほかにも、ドリブラーの多くはスピードのある選手が多く、『ドリブラー=スピードがないとなれない』と思っている選手も多いです。
たしかに、スピードがあれば相手を簡単に抜きされますし、1つの大きな武器にも繋がります。
では、スピードがない選手は絶対にドリブラーにはなれないのかというと、決してそうではありせん。
そこで、実際に私自身が経験してきたことを踏まえて、スピードのない選手がドリブラーになる方法を解説します。
結論からお伝えすると、
- 緩急を使ったドリブルを極める
- 相手の重心の逆をとるプレーを習得する
- 完全に抜かずにチャンスを作り出せるプレーを習得する
このようになります。
ドリブル1つでもさまざまな技術があり、習得すればスピードが無くても必ずドリブラーへ成長できるでしょう。
それぞれ、具体的に解説していきます。
緩急を使ったドリブルを極める
まずスピードのない選手がドリブラーになるために重要なことが、『緩急を使ったドリブルを極める』ことです。
緩急はスピードの有無に関わらず誰でも使いやすい技術で、極めればそれだけで大きな武器となります。
緩急を使ったドリブルを極めるために意識してほしいことが、
- 自分のトップスピードで自在にボールを扱う能力
- トップスピードからピタッと止まる能力
- スピードを落とした状態からトップスピードにいくまでの速さ
です。
まずはトップスピードでも自在にボールを扱える能力がなければ、スピードを上げたときにプレー精度が落ちてしまいます。
精度が落ちるということはそれだけミスにも繋がりやすくなり、ボールロストする可能性が高まってしまうのです。
そうならないためにも、日頃のトレーニングからトップスピードを意識して、ドリブル技術を高めていきましょう。
さらに、トップスピードからピタッと止まる能力も緩急では重要です。
例えば、トップスピードでドリブルを仕掛けたときに、相手が付いてきたとしましょう。
このときに、急激にスピードを止めて方向転換できれば、相手はバランスを崩しやすくなり簡単には対応できなくなります。
緩急ではスピードを上げることよりも、スピードを急激に落とせる能力の方が大切です。
相手の重心の逆をとるプレーを習得する
スピードで交わせない選手はどうすれば良いか、それは『相手の重心の逆をとるプレーを習得する』ことです。
人間は、重心の逆をとられたときに瞬時に対応することは難しく、それはトップレベルのサッカー選手にも当てはまります。
逆に考えれば、重心の逆をとるプレーが上手い選手は、常に自分が優位な状態でプレーができるということです。
言葉では簡単に聞こえますが、実際に行うためには相手の
- 重心を見極める力
- 重心をずらせる技術力
- 相手を騙す力
など、さまざまな技術・能力が必要になります。
ただボールばかりをみるのではなく、
- 顔を上げてドリブルして複数の選択肢を持つこと
- 常に相手の重心を意識すること
これらを意識して積み重ねることで、重心の逆の取り方を習得できるようになります。
完全に抜かずにチャンスを作り出せるプレーを習得する
スピードのある選手は一瞬で相手を置き去りにできますが、スピードがない選手はなかなか置き去りにすることは難しいです。
その場合、『相手を完全に抜かずにチャンスを作り出せるプレー』を習得しましょう。
例えば、サイドで1対1の場面で、相手を交わしてセンタリングを上げるシーンを想定したとき
- スピードのある選手は、一瞬のスピードで完全に相手を置き去りにしてクロスを上げる
- スピードのない選手は、相手の逆を上手くついて、相手の体勢が整う前にクロスを上げる
このように、完全に抜きされないのであれば、相手の体勢が整う前にプレーを完結させれば良いのです。
スピードのない選手は、相手を抜いてもすぐに追いつかれてしまうという不安を抱いている選手が、多い印象があります。
しかし、絶対に相手を抜き去ってからではないと、シュートやパスができないというルールはありません。
相手を完全に抜けないのなら、相手を完全に抜かなくてもチャンスを作り出せるプレーを習得しましょう。
そうすることで、プレーのバリエーションが生まれ、最高のドリブラーにも成長できます。
まとめ
スピードがない選手がドリブラーになるために習得してほしいことが、
- 緩急を使ったドリブルを極める
- 相手の重心の逆をとるプレーを習得する
- 完全に抜かずにチャンスを作り出せるプレーを習得する
このようになります。
完全に相手を抜きされなくても、緩急や重心の逆をとるプレーで相手を外し、体勢が整う前に局面を打開すれば良いのです。
変に交わすことばかりを意識せずに、顔を上げて常に多くの選択肢を持つことで、ドリブラーとしての能力も高まるでしょう。
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技術でフィジカルを圧倒する選手が好きなyukito.hです。ラ・リーガを中心に海外サッカーをよく観ます。自分が経験してきたことを踏まえて、サッカーで重要なことを伝えていきます。
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