サッカーの練習で気を付けたいこととは?
三浦です。
知り合いの地域では制限が解除されて、この週末から活動再開という情報が入りました。
久々の練習でワクワクしている様子でしたが、それはコーチも選手も保護者も同じ。
やっぱり、ゲームしたいよね。
ゴールに、思い切りシュートを打ちたい。
しかし、久々の練習なので無理は禁物。
気温も高く日差しも強いので、こまめな給水は必須です。
今日は、久々の練習で気をつけたいポイントについて紹介します。
ボールに乗って転倒?
多くのチームは、土のグラウンドかと思います。
サッカーの練習では転倒はつきもので、転べば痛いですよね。
痛いだけなら擦り傷で済みますが、転び方が悪いと捻挫や骨折という最悪の事態になりかねません。
- 走っていて転倒するパターン
- ボールを奪い合っていてバランスを崩して転倒するパターン
いろいろな転び方があります。
一番危ないなーと思うのが、ボールに乗って転倒するパターンです。
転がってくるボールを止めようとしてボールに体重をかけて乗っちゃうと、思わぬ転び方をします。
特に、低学年に要注意。
ボールを踏みつけるようなトラップをする子がいたら、転倒の危険性があります。
高学年でも油断はできません。
ドリブルでシザースフェイントをしようとして、ボールを踏んじゃうパターンもありますからね。
ボール感覚が戻ってくるまで、ちょっと時間がかかるかも知れません。
2人1組でのキック練習やコーンドリブルで、様子を見ましょう。
意外に体が固くなっているぞ
練習開始は、ウォーミングアップから始まりますね。
私のチームでは、ブラジル体操を取り入れています。
ブラジル体操は、じっくりとストレッチをするのではなく、動きながらストレッチをするという「スタティックストレッチ」です。
選手たちのブラジル体操を見ていると、
- 体が固い子
- 柔らかい子
の違いがわかります。
ぜひ、久々に練習をするチームの皆さんは、ストレッチを十分に行って欲しいです。
よく動かしておいて欲しい部分は次の箇所です。
- 股関節
- 膝
- 足首
下半身の大きな関節ですが、この関節の動かし方が重要です。
膝は前後にしか動きませんが、股関節と足首は前後左右に動きます。
もし、
- 股関節のストレッチを開くだけ
- 足首はアキレス腱を伸ばすだけ
ならストレッチ不足です。
股関節を中心に太ももを後ろに伸ばす動きは、サッカーでは特に重要です。
普段の生活では行わない動きです。
しかし、
- サッカーではボールを蹴る時
- タックルで滑る時
など、瞬間的な柔軟性が必要になります。
股関節を前後に曲げ伸ばすストレッチは、十分に行いたいですね。
次に足首です。
足首も、ぐるぐると回転するように関節が出来ています。
しかし、つま先を上げたり下げたりする動きだけでは、十分なストレッチとは言えません。
足裏の外側(アウトサイド)や内側(インサイド)を、地面につけて伸ばすというストレッチが効果的です。
足首のストレッチは、普段の生活で行うことをおすすめしています。
お風呂場や湯上がりに、片手でふくらはぎを抑え、もう片手でつま先をつかみぐるぐると大きく回します。
10回程度では少ないです。
30回ほどゆっくり回すと、膝下からつま先まで血流がよくなります。
足首の可動域が大きくなると、ボールタッチの質がよくなります。
特に、アウトサイドでのタッチです。
アウトサイドでのトラップが怖いという選手がいますが、それは足をくじきそうになるからです。
足首の柔軟性は、アウトサイドの使い方に現れます。
毎日の足首のメンテナンスで、
- アウトサイドトラップ
- アウトサイドキック
に自信をつけてください。
夢中になりすぎない
ひさびさのゲームに夢中になるのはしょうがありませんが、ゲーム時間は短時間にしたいです。
体力が落ちているので、脱水症状に気づかないこともあります。
また、気をつけたいことは、集中力が落ちてくるということです。
ゲームで疲労しているはずなのにテンションが高くなっていて、視野が狭くなったり集中力、判断力が低くなっている可能性があります。
集中力が落ちてくると、頭に向かって飛んでくるボールに気づかなかったりすることもあります。
目の前に人がいるのに、思い切りボールを蹴ってしまうこともあります。
最初は5分程度から始めて、5分休憩してまた5分ゲームする。
呼吸が落ち着けば、頭もクリアになります。
ひさびさのサッカー。
安全に楽しみたいものです。
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小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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