【檜垣コーチ】ボールコントロールが学べる練習方法
シンプルにボールコントロールが学べる練習方法としては、「リフティング」があります。
なぜなら、リフティングというのは、ボールを落としたらミスだからです。
ボールコントロールができていれば落とすことはないので、そういう部分ではボールコントロールはわかりやすいということです。
例えば、ドリブル練習などでは、ボールタッチのミスがあっても続けられるけど、リフティングは落としたら続けられないですからね。
だから、リフティングはボールコントロールが学べる練習として、非常にわかりやすいのです。
リフティングトレーニングについて
ただ、他のボールコントロール練習のメニューにしても、メニューというのはいつか「慣れ」に繋がります。
リフティングにしても最初は回数を増やすことは難しいですが、だんだんと慣れてくると、インステップのリフティングなどは何千回とできるようにもなります。
これって、一つの動作を覚えることで、はじめに気をつけたボールタッチから惰性のボールタッチにつながってしまいます。
こうなると、「リフティングの回数はすごいけどサッカーは上手くなってない」というのは、ありがちです。
だからこそ、ある程度の数字を決めて目標設定をして、それをクリアしたら次のリフティングトレーニングを行うべきです。
トレーニング方法にはDVDでも伝えてますが、先ずは、利き足のインステップのリフティングは基礎中の基礎のトレーニングです。
これと、前回お話した利き足のドリブルとアウトのターンを並行して行うと、間違いなく良いボールの持ち方につながります。
大事なのは、リフティングだけでも、ドリブルだけでもいけません。
両方を並行してトレーニングを行うことが、より良い効果となります。
ちなみに、利き足のインステップのリフティングは千回を目標にしてください。
利き足は使えば使うほど感覚は上がりますから、千回は必ずできるようになります。
それ以上は、次のメニューを行なってください。
例えば、歩きながらまたは走りながら、利き足のインステップのリフティングなど。
とにかく、より良い効果は、ドリブルとリフティングのセットと覚えておいてください。
檜垣裕志(ひがきゆうし)
1970年生まれ 石川県出身
ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム、日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。
ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有。
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。
現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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