複数のポジションを経験して、選手としての幅を広げよう!
試合や練習で、好きなポジションや得意なポジションばかりでプレーしていないでしょうか?
もしそうだとしたら、もったいないです。
複数のポジションを経験することには、大きなメリットがあるからです。
目次
複数のポジションを経験するメリット
複数のポジションを経験するメリットは、主に3つあります。
- 戦術的に有効な選手になれる
- 新たなスキルが身につく
- 他のポジションの考えがわかる
戦術的に有効な選手になれる
複数のポジションを経験して、それらのポジションをこなせるようになると、戦術的な選択肢が増えます。
選手交代をせずに、戦術やシステムを変えることが出来るからです。
例えば、自分が4-3-3の左フォワードだったとします。
もしチームが戦術上、試合中に2トップに変更したいと考えた時に、自分が2トップのポジションを務めることが出来れば、チームは選手を交代することなく、システムを変えることが出来ます。
そして、そういった選手は重宝されます。
新たなスキルが身につく
複数のポジションをこなすことで、複数のスキルが身につきます。
それぞれのポジションで役割や動きが違うので、別のポジションを経験すると、別のスキルを使わざるをえないからです。
例えば、左サイドのフォワードから2トップにポジションを移した場合、
- ポストプレー
- 右サイドからのドリブルやパス、シュート
- フィールドの真ん中で受けてのサイドチェンジ
これらのスキルが、必要になってきます。
なので、ポジションをこなすうちに、これらのスキルは自然と身についてきます。
他のポジションの考えがわかる
あるポジションを務めている時は、当然、そのポジションでいかに良いプレーをするかを考えます。
しかし、他のポジションを経験することで、他のポジションの選手の考えがわかるようになります。
なぜなら、ポジションによってやりたいことや苦労することが違うからです。
例えば、左フォワードとセンタフォワードの例をだすと、左フォワードが左タッチラインでドリブルを開始したとします。
左フォワードとしては、センターフォワードにポストプレーをしてほしいと考えているとします。
そして、そのポジション取りを要求します。
一方センターフォワードは、敵マーカーとの駆け引きにおいて、ポストプレーだけではなく裏に抜け出して点を取りたいと考えています。
つまり、ポストプレーとスルーパスの2つの選択肢を持っています。
しかし、左フォワードだけしか経験していないと、スルーパスの意識が低くなります。
そこで、センターフォワードを経験すれば、ポストプレーへのパスとスルーパスの2つの選択肢を持てるようになります。
結果、二人の選手の連携が高まり、敵ディフェンスを崩しやすくなります。
このように、異なるポジションを経験すると、他のポジションの意図がよりわかります。
ポジションの広げ方
複数のポジションのこなし方としては、まずは近いサイドのポジションから変えていくことをオススメします。
その方が、プレー面での負担が少ないからです。
例えば、左フォワードが得意ポジションなら、左フォワード→左サイドハーフ→左サイドバックと変えていきます。
同じ左サイドということで、見える景色や敵のプレッシャーへの変化が少ないからです。
少ない変化を克服しながら、そのポジションを自分のものにしていけば良いです。
複数のポジションをこなせる選手 旗手怜央
旗手怜央選手は、先発はサイドバックながら、ハーフやトップとあらゆるポジションをこなします。
元々アタッカーでしたが、川崎Fのチーム事情でサイドバックをこなせるようになりました。
オリンピック代表は選考人数が少ないので、旗手選手のように複数ポジションをこなせる選手が重宝されると言われています。
複数のポジションをこなす上で、是非参考にしたい選手です。
まとめ
複数のポジションをこなせると、
- 戦術的に有効な選手になれる
- 新たなスキルが身につく
- 他のポジションの考えがわかる
など、メリットが多いです。
もちろん、やりたいポジションや得意なポジションの質を上げることは最も大切です。
ただ、それでも他のポジションをこなす機会を見つけて、選手としての幅を広げていきましょう!
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サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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