体の向きを簡単に変える立ちどころ・へそがえ②
YJRです。
前回に続き
体の向きを変えるトラップについてです!
前回は止まった状態での「へそがえ」でしたが、今回は動きながらの「へそがえ」です!
体の向きを変える事を「へそがえ」と呼んでいます。
「ボールを何とかしよう」となるのでなく、ボールから意識を離すために「へそがえ」と体の部位を意識させていきます。
「へそがえ」とは、文字通りへその向きを変える事です。
どこに変えるのか?というと、自分が次に向かう方向です。
人間は認識した形になる性質があるので、自分が次に向かう場所に認識がいくと、自然と次に向かう場所への形になります。
そのような、作用を利用してのへそがえはテクニックは必要ありません。
体の向きを変えるトラップが苦手な方は、「ボールを何とかしよう」とボールに捉われてテクニックが必要だと思っている方が多いと思います。
「ボールを何とかしよう」となると、ボールを止める動きが前提となり、ボールを止める事と動きが別々になりロスする事が増えます。
また、ボールを止める動きで頭が下がってしまう傾向があり、次へ動作が遅れてしまう事もあります。
ボールをコントロールしようとするのではなく、自分の立ち位置や立ち振る舞いで「へそがえ」は簡単になります
■自分が移動することが大前提
↑の動画は斜めに動かすトラップを解説しております。
重要なのは、自分が斜めに移動することが大前提になります。
自分が斜めに動くことで、ボールも自ずと移動するわけです。
ですので、ボールを動かそうとボールを中心に考えるのではなく、ボールと一緒に移動するために、まずは自分が移動することが重要になります。
斜めを目的地にすると、自ずと体は斜めに向かう形になります。
体の形をみて欲しいのですが、頭の位置もかわりませんし、自然に移動する形になっていると思います。
自然に移動をする時には、頭の位置は基本的にかわることはありません。
頭の位置からみても、移動することが大前提になっている事がよくわかります。
■へそがえのタイミングと軸足位置
へそがえのタイミングと軸足の位置に注目してください。
へそがえをスイッチは軸足を動かし、着地した瞬間です
動画では、必ず足が動いています。
軸足が埋まる(一定時間地面についてしまう)事無く、左右の足が動きます。
それは、ラダーと同じ効果で片足が地面についた時に反力をもらい逆足をあげるためです。
反力を貰う事で、体の向きが変えやすくなります。
ですので、向きを変えるタイミングは軸足が地面についた瞬間です。
反力を貰う動作をトンと呼んでいます。
これは、トラップでもドリブルでもキックでも成功する基準と共通しています。
特にトラップは、ボールとトラップ足に捉われしまいやすいので、トンという動作に意識を向けることが大事だと考えています。
軸足の位置は、右斜め前に進む時は、目的地への延長線上の左斜め後ろに着地し、目的地の右斜め前が正面になるように着きます。
正面に移動する形にすることで、行動を簡単にします。
人間はおへその方向へ進みます
おへそを目的地にむけるために、どこに立つかがという軸足の位置が重要になります。
あくまでも、ボールを中心に考えるのではなく、自分の立ち振る舞いに目を向ける事が必要です。
■立ちどころとスキマ
様々なプレーの共通する成功の基準として
立ちどころ(目的地-ボール‐自分が直線上)
スキマ(ボールとの距離が一歩分)
があります。
動かすトラップでも同様です。
立ちどころとスキマを保つためには、ボールの軌道がわからないとできません
けれど、ボールの軌道をわかることは非常に簡単です。
ボールがどこを通るのか?を考えるとすぐにできますね。
ボールを点で捉えるのではなく、線で捉えてみてください。
ボールの軌道がわかれば、後は目的地に向かう向きで、たちどころとスキマを保って立つだけです。
そして、ボールの軌道上に、トラップ足を出します。
トラップ足は意志をもつのでなく、通せんぼくらいが丁度いいです。
ボールの軌道と目的地への交点に目的地を向いて立つことが大事です。
それは、ある意味未来を見ることになります。
ボールに捉われてしまうと差し込まれてしまったり、窮屈な状況になりやすくミスの原因になります。
加えて、ボールに捉われてしまうと状況も把握ができなくなり、判断ミスにもつながっていきます。
自分が向かう方向は、状況を理解しないとミスの要因になる事も多くあります。
今、どこに向かうか?は状況がきめてくれます。
■まとめ
動かすトラップは自分が移動することが大前提
ボールを中心に捉えてボールを動かすのではなく、自分が向かう方向にボールと一緒に移動する
目的地へのへそがえのタイミングは、軸足がついた瞬間
軸足はぎりぎりまで動かし、待ち構えない(埋まらない)
ボールの軌道をしり、自分が向かう方向との交点に目的地を向いて立つようにへそがえする
動きながらトラップでも、その場のトラップでもボールの軌道と自分が向かう方向は無視できません。
自分の立ち位置がきまったら、あとはトンと思い切って向かうだけです!
繰り返しになりますが、「ボールを何とかしよう」ではなく、自分の動きに意識をもっていってください。
自分の動きを簡単にするために、上記の事を意識してみてください。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら