【少年サッカー】試合の動き方(バランスをとるとは?)

戦術 三浦直弥 講師

三浦です。

少年サッカーで試合の動きがわからないという悩みにお応えして、守備編について解説しています。

こちらです。

【少年サッカー】試合の動き方(1stディフェンダーと2ndディフェンダー)

 

【少年サッカー】試合の動き方(攻守のパターンは6つある)

守備編の基礎の復習

今回は守備編の3回目になります。

試合中、相手がボールを保持している時はこちらは守備をしなければなりません。

守備とは相手の自由を奪うこと、ボールを奪って攻撃すること、そしてゴールを守ることです。

その1、その2では、ピッチの中のどの場所でも通用するセオリーを解説しました。

チャレンジアンドカバー、ファーストディフェンダー、セカンドディフェンダーという2人ペアでの動きです。

サッカーの試合は、声を使ったコミュニケーションがよくなると選手の動きが格段によくなります。

アイコンタクトも大事ですが、守備の場面ではお互いの顔を見るという時間がないことも多いものです。

そんな時は声を使う、動き出しというジェスチャーを使うことでコミュニケーションを取ることができます。

今回は、実戦の場面を俯瞰してとらえてみたいと思います。

バランスを取るってどういうこと?

練習試合や大会に参加すると、対戦相手のコーチのかけ声(コーチング)が耳にはいります。

「サイドバックはもっとバランスを取れ!」

という声を聞くことがあります。

バランスを取る意味が選手たちはわかっているのでしょうか。疑問に思うことがあります。

三浦は選手たちにバランスという言葉を使って指導していないので、試合中ならこう言います。

「○○!そのポジションで大丈夫か?」

○○は選手の名前です。誰への指示かわかるように、そして答えを言うのではなく、考えさせる指示を出します。

小学生のサッカーはとにかくボールに夢中になりやすいので、時々声がけをして「ハッ!」と気づかせます。

選手は気づいてポジションを修正します。

選手が気づかないのに、上がれ、下がれという指示は選手の判断を奪うことになり、いつまでも自分で判断できない選手を作る原因のひとつになります。

逆サイドでバランスを取る具体的な動き

次にバランスを取る事例について解説します。

例えば、右サイドから攻め込まれている時、右サイドバックはファーストディフェンダーとしてボールを持っている選手に対応しています。

中盤の選手やセンターバックの選手はサイドバックのカバーとして、右サイドバックの真後ろと中へのパスを警戒するポジションをとっています。

ここまではカバーリングのポジションですが、逆サイドの左サイドバックはどうすればいいでしょうか。

セオリーとしては、左サイドバックは右サイドバックの位置よりも下がらなければなりません。

下がるとはゴール方向にポジショニングするということです。

右サイドから攻撃されているのに、左サイドが上がっていたら後ろに大きなスペースができてしまい、そこへ1本サイドチェンジのパスを出されたらピンチになる可能性があります。

これがバランスをとる動きです。サイドのポジションをもらったら意識してください。

余談ですが、三浦が学生時代は「つるべの動き」と言われたものです。つるべとは井戸水を汲み上げる手押しポンプで左右に人が立って右を下げれば左が上がる、左が下がれば右が上がるという「やじろべい」の動きの象徴でした。

さすがに現代は手押しポンプの井戸は見かけませんし、やじろべいも日常的ではありません。

サッカー指導用語としては左右の均衡を取る意味で「バランスをとる」という言葉が生まれたという背景があります。

逆サイドの守備の考え方

サイドチェンジは有効な攻撃方法です。大人のサッカー(中学生以上のサッカー)であれば、1本のキックでサイドチェンジが可能です。

少年サッカーではどうでしょうか。1本のキックでサイドチェンジが可能でしょうか。

コートサイズを見てみましょう。

成人用コートは縦105m、横68mです。このコートを半分にして作った少年サッカーコートは縦が68m、横が50mです。

縦の長さに比較すると横幅が長いので、サイドチェンジが効果的です。しかし、少年サッカーの場合は、1本のキックで逆サイドに蹴れる選手は稀です。

キック力がない小学生のサイドチェンジは、パスを2本つなぐという方法が現実的でしょう。守備側は1本目のパスを見て、サイドチェンジだなと思ったら、サイドチェンジに備えたポジションに動くことで間に合う場合もあります。

もちろん素早いパス展開のチームだと間に合わないこともあります。相手の力量を見てプレーすることが大事です。

攻撃を意識して守備をする

守備で大切なことは、ボールを奪ったらどうするか、という意識です。

サイドチェンジのパスを中盤がカットしたら、中盤の仲間は逆サイドに展開するでしょう。

その時、深く守っていたら(自軍ゴールに近い位置)パスを出してもあまり効果がありません。

効果がないばかりか、自軍エンドでパスをつなぐということはリスクもあります。カットされれば相手のカウンター攻撃にあってしまうからです。

深く守る、引いて守ることでシュートを打たせないことはできるかも知れません。

しかし、サッカーの試合の目的は相手ゴールにボールを入れることなので、相手ゴールに近づくことが難しくなります。

試合中に意識したいことは、もしここでボールを奪うことができたら自分はどこにいればいいか?ということです。

守備の人数が少なくて、シュートを打たれそうな状況では考えられないことですが、守備の人数が揃っている(相手チームで攻撃参加している選手よりも自分のチームの守備の選手が1人でも多い時)なら、攻撃しやすいポジションを取るべきです。

サッカーの動き方で難しいのがこの駆け引きです。

真ん中のポジションは前後左右を見ることが必要ですが、サイドのポジションは前後と右(左)を見て判断できるので、サッカー経験が浅いうちはサイドのポジションで動きを学ぶこともひとつの方法です。

まとめ

ペアで守るという動きから、コート全体を含めてどう動けばいいのか?ということについて解説しました。

少年サッカーはとにかく「ボールウォッチャー」になりやすいので、ボール以外のもの(相手チーム、自分のチーム、スペース)を見られるようになってください。

サッカーの動きをよくするコツはボール以外のものが見えるようになることと言えるかも知れませんね。

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