【少年サッカー】試合の動き方(攻守のパターンは6つある)
三浦です。
こちらは数年前に書いた記事になるのですが、よく読まれているようです。
読者の皆さんは試合での動き方に関心があるのだと思います。
三浦のチームでも保護者からの質問が多いのが「試合での動き方」です。
今回から、動き方について攻撃と守備に分けて解説していきます。
試合での攻守のパターンを解説したあとに、わかりやすい守備から解説していきます。
サッカーの試合には6つの場面がある
サッカーは大きく攻撃と守備に分けられることは理解しやすいですが、6つの場面に分けられるとなると理解に苦しむという方もいると思います。
攻撃と守備において、ボールを持っている時、ボールを持っていない時に分けて考えてみましょう。
攻撃のオン(ボールを持って相手に対応している)
攻撃のオフ(ボールを持たずに相手に対応している)
守備のオン(ボールを持っている相手に対応している)
守備のオフ(ボールを持っていない相手に対応している)
これで4つですね。これに切り替え(トランジション)を2つ加えます。
攻撃から守備の切り替え
守備から攻撃の切り替え
これも細かくはボールを持っている時、持っていない時にわかれますが、そこは割愛します。
この6つのパターンから、守備のオン、オフ、守備から攻撃の切り替えの3つについて抜き出して解説します。
守備のオンとは
守備のオンとは、ボールを持っている相手に対応することです。相手をフリーにしないことはサッカーの基本です。ボールを持った相手にひとり守備にいきます。
ここでいう守備とは、2つの考え方があります。
ひとつは、相手の自由を奪う、相手に自由にプレーさせないために「プレッシャー」をかけること。
もうひとつは、相手のボールを奪うことです。
現代サッカーでは、この動き「ボールを持った相手へのアプローチ」で、ボールを奪ってしまう、奪い切るという考え方が強くなっています。
試合では、ボールを持った相手を見たら奪いに行くという動きになりますが、少年サッカーで身につけたい基本の動きは違います。
相手がボールを持ってからでは遅いのです。相手がボールを持つ前に相手に近づかないとボールは奪えません。
相手チームがパスをつないでいるなら、パスされたボールが動いているうちに、そのボールを受ける相手に対して鋭く近づいていく、もし、パスをカットできそうならインターセプトする。
これが守備のオンの動きの理想です。
守備のオフとは
相手チームがボールを持っている時、ボールを持っている相手選手に味方のひとりが対応している。この場面を想像してみてください。
その時、守備側の選手がするべきことは2つあります。
ひとつは、守備のオンの選手をカバーすること、カバーリングです。守備のオフの基本です。この動きを覚えてください。
もうひとつは、ボールを持っていない相手選手のマークです。マークしている相手にパス出されたら、守備のオンの状態になります。
ボールばかり見ているとマーク相手を見失います。
守備の動きの基本
守備のオン、オフのイメージは分かっていただけたかと思います。
ボールを奪いに行く人だけが守備をする人ではなく、その人がかわされた時のカバーを含めて守備と言います。
チャレンジアンドカバーといいます。
チャレンジは守備のオン、カバーは守備のオフです。
試合での動きがわからない場合は、この守備の動きを覚えてください。
ボールと相手(ひとりではない)を見渡すこと、視野は広ければ広いほどいいです。
ボールを持っている相手に対して味方が対応しているなら、近づくのではなく、相手チームの選手をマークしてポジションをとります。
ボールに近づかないことが大事です。少年サッカーは攻撃でも守備でもボールに近づくという習性を直していくことがとても大事です。
自分はどこへ行けばいいか、それはマークしている相手とボールが両方見える場所です。
マークしている相手にパスされた時に、インターセプトできる位置です。
何メートルとは言えません、これは練習や試合を重ねて自分で判断していくことです。
守備から攻撃への切り替え
守備は何が目的か?
ゴールを守るのではなく、ボールを奪うのではなく、奪ったボールを相手ゴールに入れることが目的です。
守備とはボールを奪って攻撃すること。ここが大事です。
奪ったボールを味方につなぐ、相手ゴールに向かってドリブルする。
そのためには、相手ゴールに向かってボールを奪うことが一番効率的です。
なので、守備の優先順位ナンバーワンは「インターセプト」です。
まとめ
今回は、守備の基本その1でした。
攻守のパターンは6つあること、守備はオンとオフがあること、チャレンジアンドカバーが大切であること。
守備の優先順位1番はインターセプトであること。
基本的なことを書きましたが、これを理解したうえで応用してください。
2人、3人同時にボールを奪いにいってかわされてしまう、ボールに集まりすぎる。
そんなサッカーは基本の理解で解消していくはずです。
理解は実践とともに身につきます。
サッカーで一番優秀な練習方法は試合です。試合から学んでください。
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