☆改めて、ボールコントロールトレーニング方法③

スキルアップ ドリブル 檜垣裕志 練習法 講師

★両足インのバタバタボールタッチの弊害

日本全国、両足のインでバタバタとボールタッチをやっています。

それをやったことがない人はいないでしょう。

日本ほど、両足ボールタッチ練習が多い国はありません。

なぜなら、日本はブラジルとは違ってサッカーの正しい知識がない中で教えられてサッカーを始めますから、当然、ボールはコントロールができていません。

そうなると、とりあえずボールをコントロールするために、両足のインでバタバタボールタッチをさせられるのです。

そこには、本人のためのボールの持ち方などの考えは全くなく、一番簡単で楽な両足インのバタバタボールタッチをやらされるだけです。

結果、ボールの持ち方が悪くなり、サッカーに弊害があるのです。

★利き足でやれば上手くなるわけではない

誰でも利き側を自然に使います。

特に手は一番わかりやすいです。
生活のほとんどは利き手中心です。

足だって同じで、利き足から使うのは自然な感覚です。

ブラジルの子どもたちのストリートサッカーを見ると、全員が利き足中心です。

その中で、技術的にも優れた者だけがプロになれるのですから、ただ利き足を使っていれば良いわけではありません。

日本でも、大人たちによる両足指導がなければ、子どもたちは自然に利き足を使うでしょう。

しかし、日本の大人たちのほとんどが両足を使えと言って、両足インのバタバタボールタッチをやらせます。

そのせいでボールの持ち方もボールの置き場所もめちゃくちゃになります。

両足と利き足という単純な比較であれば、利き足の方がボールの持ち方は良くなりますが、それだけでは、サッカー選手として本当に上手くなることとは全く違います。

日本ではあまりにもめちゃくちゃな両足指導が多すぎて、その中身がひどいので、それと比較したら利き足の方が上手くなるというのはあります。

しかし、自然に利き足を使うからといって、ボールの持ち方もボールの置き場所も自然に良くなるわけではありません。

そこには正しい理論に基づいて指導とトレーニングが不可欠なのです。

★改めて、利き足のトレーニング

ボールの持ち方が良くなるように

のトレーニングがあります。

利き足でドリブルをしていてもキレイに正しく利き足側にボールを運ぶことは、簡単ではありません。

アウトでターンをしても利き足側に正確にボールを置くことも難しいです。

利き足でボールを触っていても、ほとんど人はそこまで気づいていないので、良いボールの持ち方にはなっていません。

利き足でやっていても、ボールの持ち方もボールの置き場所も、間違っていることがたくさんあります。

だからこそ、正しい利き足の使い方を知る必要があります。

★利き足のアウトインドリブル①

利き足のアウトインを交互にボールタッチしてドリブルをします。

利き足のアウト(小指)イン(親指)でしっかりとボールを触りましょう。

利き足の小指(アウト)、親指(イン)でボールを触る中で、そのボールタッチの感覚によって、ボールをコントロールし、正確にボールを置く、正確にボールを運ぶことにつながります。

★利き足のアウトインのドリブル②

最初は、アウトインのボールタッチは、とにかくボールを触ることからスタートします。

ボールをしっかりと触ることから、その感覚を感じられるのです。

次は、アウトインのタッチでボールを横に置きながら前に進みましょう。

ボールを横に置きながら進むことで、よりボールタッチの正確性を求められて、さらにステップもしっかりやることが必要になります。

★利き足のアウトインのドリブル③

他のトレーニングメニューとしては、その場でアウトインのボールタッチもあります。

その場で、アウトでボールタッチをして、ボールを横に置き、次はインでボールタッチしてボールを横に置くことを交互に繰り返します。

この場合、前に進んではいけません。

あくまでも、その場で、ボールをアウトインでボールタッチして横に置くだけです。

このメニューでは、前に進んでしまうということは、ボールタッチが不正確ということです。

他にも、利き足のドリブルトレーニングはいろいろアレンジできると思いますが、利き足のボールタッチ、ボールコントロール、ボールの持ち方、ボールの置き場所など、その質や精度を求めていくことに意味があります。

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