☆改めて、ボールコントロールトレーニング方法②
★アウトのターン①
ターンに関しては、アウトのターンのトレーニングで充分です。
サッカー未経験者に、ドリブルして戻って来てと言うと、いきなりきれいにアウトのターンができる人はいません。
サッカー経験者でも正しくアウトのターンができている人は非常に少ないです。
その理由から、なぜアウトのターンが重要かを理解しながらトレーニングする必要があります。
アウトのターン②
ドリブルからターンという繰り返しのトレーニングをやってみると、技術的な質や精度、癖などがよくわかります。
例えば、初めてドリブルする人に、ターンをして戻って来るというトレーニングをしたところ(どんなターンかを言わずに)、先ずアウトのターンをキレイにできる人はいません。
これは、ボールが足から離れてしまい、正しくキレイにターンはできないからです。
特に、初心者や初めてドリブルする人は、ボールコントロールができていないので、足からボールが離れてしまい、ターンしようと思うと、足から離れたボールを足裏で止めるしかありません。
次に多いのがインのターンです。
人間の身体の構造上、身体というのは開いているからです。
そのため、足から離れたボールをターンする場合、一番簡単なのが足裏で、次がインです。
これらのターンは、練習しなくても誰でも自然にできるものです。
ということは、ボールコントロールトレーニングとして考えたときには、ターンはアウトのターン一つで充分です。
アウトのターン③
トレーニングとしてのターンはアウトのターン一つで充分ですが、それは正しくやれてこそ意味があります。
アウトのターンについて、正しい知識と正しいやり方でやるから効果があるのです。
では、前回のドリブルのやり方からまっすぐ縦にドリブルしてみましょう。
ボールが利き足から離れずに(細かいタッチではなく、置き場所が重要)ドリブルし、アウトのターンをします。
重要なのは、アウトのターンをした後のボールの置き場所です。
アウトでターンした後のボールの置き場所がどこにあるかをチェックしましょう。
このトレーニングでの正解は、アウトでターンした後のボールの置き場所が利き足側にあることです。
ありがちなのが、アウトでターンをしているつもりが、ターンではなく、アウトで回ってボールタッチしてドリブルしていたり、アウトでターンした後のボールの置き場所が逆足側にあったりと、正確にボールコントロールできてない場合がよくあります。
アウトのターン④
気をつけるポイントとして、先ず、ドリブルはまっすぐに利き足側にボールを置きながらドリブルをします。
アウトのターンをするためのドリブルではありませんから、その部分も気をつけて見極める必要があります。
アウトでターンをすることに気を取られていると、アウトでターンをしやすいように、アウトのターンをする前のボールタッチで、利き足側の斜めにボールを運ぶことがあります。
ドリブルからアウトのターンの前のボールタッチで利き足側の斜めにボールを運ぶと、アウトのターンがしやすいからです。
これだとアウトのターンというより、アウトで回ってドリブルしていることと同じです。
アウトのターン⑤
利き足側にボールを置くようにまっすぐドリブル。
ボールが利き足から離れずに、アウトのターンをして利き足側にボールを置く。
その後のボールタッチもすぐにボールを触れるように利き足からボールが離れてはいけない。
アウトでターンした後、すぐにボールタッチし、そのボールもまた利き足から離れてはいけない。
さらに、その後のドリブルでも利き足側にボールを置きながらまっすぐにドリブルする。
アウトのターン⑥
これは、ドリブルトレーニング、アウトのターンの一例ですが、このような基礎トレーニングを正しくやることは、ボールコントロールのレベルアップに必ずつながります。
何気ないワンタッチ、単純に見えるトレーニングが実は非常に奥が深く、そういう基礎をしっかりやることが「サッカーが上手くなる」ことにつながるのです。
ここに書いてある気をつけるポイント、見極めのポイントも、一部分です。
個々のレベルアップには、本人のあらゆる部分から見極めて、育成指導ができなければなりません。
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