なぜ、17歳から始めてプロサッカー選手になれたのか?(5)

檜垣裕志

日本もブラジルも同じ

ブラジルの練習メニューも日本の練習メニューも、ほとんど変わりありませんでした。

それって、「誰が何をやるのか」が重要なのであり、練習メニューが人を上手くさせるのではないということです。

やはり基礎基本なのであり、それが正しいかどうかです。

ブラジルに行けば上手くなるわけでも、海外に行けば上手くなるわけでもありません。

例えば、僕がこのブログやDVDで言う練習メニューも、僕の言わんとすることから、そのメニューをやることによっての効果です。

  • 何も意識しない
  • 考えない
  • ただやる

ではなく、プロが伝えたいことを

  • 見て
  • 聞いて
  • 感じ
  • 考え
  • 意識

して取り組むことで、大きな効果となるのです。

最低限の意識

日本でもブラジルでも、僕はサッカーを始めたときから、一貫して一生懸命取り組んできました。

それって、当たり前であり、最低限の意識です。

  • ボールを取られたら、必死に取り返しにいく。
  • 相手に抜かれたら、全力で追いかける。

サッカー選手として、最低限のやるべきことです。

それは、絶対に持つべき意識であってものすごく重要なことだということを、覚えておいてほしいです。

一生懸命やったとしても…

一生懸命やって頑張ったとしても、技術がついてくるわけではありません。

そこは、理にかなったトレーニングを行わない限り、技術は身につきません。

僕自身、ブラジル時代にずっと考えてきたことは、

  • どうやったらボールを持てるようになるのか?
  • どうやったらボールを取られないようになるのか?

でした。

だから、ボールコントロール

ボールを使ったいろいろな練習がありますが、それらすべては、

  • ボールを持てるようになる
  • ボールを取られないようになる

ためです。

その意識が根底にないと、サッカー選手としての成長や試合で活きる技術とはなりません。

  • ドリブル練習
  • リフティング

というトレーニングは、

  • 試合でボールを持てるようになる
  • 試合でボールを取られない

ためにあるのです。

そのために、あらゆるボールトレーニングを通して、ボールコントロール技術を上げていく必要があります。

リフティングが上手くなるためではない

僕は、リフティングも出来ずにブラジルに行きました。

ブラジルでは、テニスボールのリフティングを勧められましたが、リフティングが上手くなろうと思ってやったことはありません。

リフティングは、リフティングが上手くなるためではないのです。

リフティングを教えてくださいと言うのは、リフティングが上手く出来るようなるためです。

だから、リフティングを教えるということは、そもそも間違った考えです。

  • リフティングトレーニング
  • ドリブル練習
  • 普段何気なくボールを触る

ことも、ボールを持てる・ボールを取られないための

  • ボール感覚
  • ボールコントロール

の、レベルアップにあります。

ですから、僕が指導するドリブルやリフティングは、

  • 正しいやり方(ボールの持ち方、ボールの置き場所、身体の使い方など)
  • 正しい練習のやり方(間違ったやり方では上手くならないため)

を伝えるだけで、一人一人、自らが大切なことに気づけるように指導しています。

ドリブルもリフティングも、すべてをこと細かくやり方を教えてしまうと、その形だけを覚えようとして、選手としてのレベルアップにはつながらないのです。

根本にある考え方

僕の高校時代のボールコントロールは、今指導している子どもたちや選手たちよりも、あきらかに下手でした。

しかし、彼らと大きく違うのは、自分自身がサッカー選手として上手くなるために常に考え、常に行動していたことです。

それでも、中には間違ったこともたくさんありました。

しかし、根底に正しい意識があれば、必ず良いヒントが見つかります。

その意識とは、

  1. 常に向上心の中で
  2. 柔軟で
  3. あらゆることを考え
  4. 想像し
  5. トレーニングする

ことです。

そして、コツコツ継続していくことに意味があります。

それは、ただの継続ではなく頑固な考えでもなく、多くを考え、想像し、あらゆることから感じる中で見えてきます。

すべては、「自分がサッカー選手として上手くなるため」という意識が根底にあるからです。

基礎基本が一番重要で、一番難しいから

根本の意識や考えも、それこそが一番難しいからこそ、このブログやDVDからヒントとなるポイントをお伝えしています。

そのヒントやポイントから、成長し、意識や考え方が変わり、さらに大きな成長につながってほしいと考えています。

ブラジルでも日本でも、一番重要なのは「基礎基本」です。

正しい基礎基本は、世界共通です。

ブラジルに十年間、サッカー選手として過ごし、これは間違いないことだと確信しました。

だからこそ、正しい基礎基本を知り、学び、サッカー選手としての大きな成長につなげてほしいのです。

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。