小学生年代ですぐボールを奪われてしまう選手の特徴とは？

小学生年代でサッカーをやっていると、「ボールをすぐ奪われてしまう」と悩んでしまう選手も多いのではないでしょうか。

ボールを奪われることは誰でも嫌ですし、あまりにも奪われすぎると自信を無くし、消極的なプレーにも繋がってしまいます。

なぜ、ボールを奪われてしまうのか問われると、

• 技術が足りない
• センスがない
• 努力が足りない

と思う人も多いです。

たしかに

• 日頃の努力
• 技術力
• サッカーセンス

も大切ですが、ボールをすぐ奪われてしまう選手にはある共通点があります。

この記事では、実際に私自身が経験してきたことを踏まえて、小学生年代ですぐボールを奪われてしまう選手の特徴をご紹介します。

結論からお伝えすると、

• 目指す場所を理解できていない
• ボールばかり見てしまう
• 足元でボールをコントロールできていない

このようになります。

ボールを奪われてしまう選手は、ボールばかりに気を取られてしまい、大事なことに気づけていない選手が多いです。

それぞれ、具体的に解説していきます。

目指す場所を理解できていない

まず、ボールをすぐ奪われてしまう選手の特徴として、『目指す場所を理解できていない』ことが挙げられます。

サッカーの試合中に、プレーする中で目指す場所はどこなのか。

それは、『相手ゴール』です。

勝つためには相手よりも1点でも多く得点を奪うことが必須で、ゴールを奪うためには相手ゴールを目指し攻撃を展開していかなければいけません。

当たり前のように思えることですが、実は小学生年代でゴールを目指すことを忘れている選手は多いです。

そして、ボールを奪われてしまう選手も同じように、ゴールを目指すことを理解できていなく、その場のことしか考えていない場合が多々あります。

まずは、目指すべき場所を理解して、そのために

• 今何をするべきなのか
• どんなプレーをするべきなのか

を考える必要があるでしょう。

ボールばかり見てしまう

目指す場所（相手ゴール）を理解したあとは、どうすれば良いのか。

それは、『ゴール方向を向いてプレーする』ことです。

すぐにボールを奪われてしまう選手に注目してみると、ゴールを全く見ないでボールばかり見てしまう選手が多い印象を受けます。

ボールを見るということは、視線が下に下がってしまい、視野が狭くなってしまいます。

視野が狭くなるということは、周囲の状況を把握できず、今自分がどんな状況にいるのかも把握できません。

結果的にプレーに余裕が無くなってしまい、簡単に相手にボールを奪われてしまいます。

そのため、ボールを持ったらボールを見るのではなく、目指すべき場所のゴール方向を向いてプレーすることが重要です。

ゴールを意識すれば自然と顔が上がって姿勢も良くなり、周囲の状況も把握できるようになります。

周囲の状況が把握できるだけで、見える景色が変わりプレーに余裕が生まれるでしょう。

足元でボールをコントロールできていない

技術面についても少し触れると、ボールを奪われてしまう選手の多くが、『足元でボールをコントロールできていない』です。

足元からボールが離れてしまえば、当然ボールを奪われやすくなります。

なぜなら、ボールが奪われやすいタイミングは、『足とボールの距離が遠いとき』だからです。

特に守備が上手い選手は、ボールが足元から離れた瞬間を狙ってタックルを仕掛けきます。

世界最高の選手であるリオネル・メッシは、なぜすごいのか。

それは、どんな状況でも足元からボールが離れないことです。

• 狭いエリアで相手に囲まれたり
• トップスピードでドリブルを仕掛けたり

しても、足元から決してボールが離れません。

ボールが離れなければ、その場の状況に合わせて瞬時に対応でき、相手がプレッシャーをかけてきても素早く交わせます。

このように、ボールを奪われないようにするためには、ボールを足元に置いて自在にコントロールできる技術力が重要です。

まとめ

小学生年代で、すぐボールを奪われてしまう選手多くの原因が、

• 目指す場所を理解できていない
• ボールばかり見てしまう
• 足元でボールをコントロールできていない

この3つが関係しています。

まずは、ゴールを目指す意識を強く持つことで、自然が上がり視野が広がるでしょう。

視野が広がればボールを見てしまう癖がなくなり、自分の状況を把握してプレーが可能です。

そして、ボールを足元から離さない技術力を磨いていくことで、ボールを奪われない選手へ成長できるでしょう。

この記事を書いた人濱中佑希斗
技術でフィジカルを圧倒する選手が好きなyukito.hです。ラ・リーガを中心に海外サッカーをよく観ます。自分が経験してきたことを踏まえて、サッカーで重要なことを伝えていきます。