周りをイメージしながらプレーする②
スキルアップ ポジション ドリブル パス 戦術 武内颯馬 練習法 講師
前回、周りをイメージしながらプレーするメリットについて紹介しました。
周りをイメージしてプレーするメリットは、次の3つです。
- プレスを交わしやすくなる
- 次のパスコースがわかる
- 自分のとるべきポジションがわかる
では、周りをイメージしながらプレーするには、どのようにすれば良いのでしょうか。
実際のトレーニング方法について紹介します。
目次
周りをイメージしてプレーする方法
周りをイメージしてプレーする方法は次の5つです。
- 味方がどんな動きをするか覚える
- 敵がどんな動きをするか覚える
- 動画で客観的に動きを見る
- 練習で動きを確認する
- 試合中に声をかけて味方を動かす
味方がどんな動きをするか覚える
まずは試合中に味方がどんな動きをするのか、確認しましょう。
一つのパターンとして、自分がパスの出し手だとして、受け手にも色々なタイプがいます。
- 裏に抜ける
- 足元で受けたい
- ポストプレー
- 後ろに下がってもらう
など、さまざまです。
それぞれの選手のタイプを覚えて、その選手の動きを予想できるようになると、全体のイメージがつきやすくなります。
そして、全体のイメージがつけば、ボールキープやパス回しが楽にできるようになります。
敵がどんな動きをするか覚える
味方の動き同様、敵の動きも見て覚えることで周りがイメージしやすくなります。
敵の動きは、味方の動きに合わせて動く場合が多いので、味方の動きとセットで覚えると良いでしょう。
例えば、味方が裏に抜けるなら、敵のマークもそれに合わせて動くので、抜けた後のスペースは空くはずです。
また、味方が近づいてボールを受けるタイプならば、敵もそれに合わせて寄ってくるので、スペースが狭くなります。
こういったパターンをいくつも覚えておくと、自然と頭の中のイメージも湧いてきます。
練習で動きを確認する
味方や敵の動きは、試合の中でもわかりますが、それだとなかなかスピードについていけません。
それに、周りを見すぎていてミスをするリスクもあります。
なので、練習の時から味方や敵の動きを確認するようにしましょう。
パス回しや1対1でも、動きの特徴はつかめます。
また、ゆっくりと動きの確認ができる練習を取り入れることができればベストです。
動画で客観的に動きを見る
動画を見ると、自分たちの動きが客観的に見えるようになります。
例えば、試合中、自分ではすごくプレスがかかっていると感じている場面でも、動画で見ると、そんなにかかっていない場合があります。
試合の状況や心理状態などで、自分が見える景色と客観的に見える景色では、大きく違っている場合があります。
当然、参考にすべきは、客観的、つまり動画の映像です。
動画を見ながら、自分がその時に何が見えていて、どのようにプレーしようとしたかを分析すると、次回同じような状況が起こった時に、より適切なプレーをすることができます。
動画の取り方は、人に頼むか、スマートフォンと脚立で自分で用意するかになると思います。
難しければ仕方ありませんが、なるべく動画撮影できるよう工夫する価値はあります。
試合中に声をかけて味方を動かす
周りをイメージできる選手になりたければ、指示の声をだすことをおすすめします。
イメージができているから声が出せる、ということを思う人もいるかもしれません。
たしかに、全くイメージのできていない人は声をだせません。
しかし、ある程度のイメージを持っていれば、声をだそうとすることで、イメージが出来上がってきます。
なので、初めは間違っていても良いので、声を出しましょう。
そのために、味方と敵をよく観察しましょう。
ポイントとしては、
- 自分がプレーしようとしない
- 全員を見るつもりで全体を見る
この2点を押さえれば、少しずつでも声が出せるようになるはずです。
まとめ
今回は、周りをイメージする方法というテーマで話を進めました。
周りをイメージする方法は、次の5つです。
- 味方がどんな動きをするか覚える
- 敵がどんな動きをするか覚える
- 動画で客観的に動きを見る
- 練習で動きを確認する
- 試合中に声をかけて味方を動かす
今回の記事を参考に、周りがイメーできるようになって、ぜひ良いサッカーを演出できる選手になってください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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