2タッチのみでアングルを作る練習をしよう

スキルアップ トラップ 鈴木陽二郎 講師

YJRです。

前回は、ボールに捉われない、ボール中心にならないように、アングル作りを紹介しました。

前回記事→https://soccer-rs.com/koushi/6373.html

アングル作りは、ボールに意識を吸い込まれないために、目的地にピントを合わせる為に行います。
上手くいかない方に多いのは、認識の中心がボールになり、ボールに意識を吸い込まれてしまう事が非常に多いと感じています。

今回は動画でアングル作りを意識づけするトレーニングを紹介します。
非常に簡単な意識づけになりますので、是非挑戦してみてください!

■2タッチでパスをする事

3タッチ以上は禁止で対面パスを行います。トラップは足元に止めます。
そして、トラップをしたらすぐ蹴るのでなく、パートナーと正対し、スキマを確保しながら、アングルを作って(目的地(パートナー)-ボール‐自分が直線状)から蹴ります

3タッチ以上は禁止ですので、トラップが足元にボールが入り過ぎた場合は蹴りやすい位置にボールを動かして蹴る事ができません。
もし足元に入りすぎた場合は、ボールを触らず自分が動きなおして、スキマを確保し、アングルを作ります。

認識の中心がボールになっていると、トラップが足元に入った場合だとすぐにボールを触りたくなります。
大事なのは、自分がそういった場合に、認識の中心がボールになってしまいボールに意識が向かう事を知る事です。

ボールを動かして蹴りやすい位置に置きなおすのではなく自分自身が蹴りやすい位置に移動する事が重要になります。

動画でも、足元にボールが入りすぎた場合、バックステップをしてボールとの距離(スキマ)を保ちなおしアングル作りをしています。
アングル作りをすると、スキマが勝手に生まれる事も重要な要素です。

まずは、トラップしてボールに合わせて止まってからアングルを作ります。
そして、慣れてきたら、トラップした後に止まることなく行ってください

ボールを止める事が目的にならないようにする事が重要です。
あくまでも、パートナーにボールを届けるために行動します。
その為に、トラップとキックを途切れることの無いように、繋げる為にアングル作りをしていきます

■アングルを作りながらの助走

3タッチ以上は禁止のままトラップを動かします。

動画を見てもらうとわかりますが、トラップを動かしたら直線的にボールにむかうのではなく
アングル作りをするために、ぐるりと動いているのがわかります。

キックの瞬間は、パートナーと正対し、スキマを確保し、目的地(パートナー)-ボール‐自分が直線上になっています。
その為に、ただの対面パスになるわけですので、技術的にも簡単になります。

トラップもパートナー(目的地)を意識する事で、スムーズになります。
ボールをとめる事が目的になるのでなく、目的地への行動を意識する事が重要です。

人間は認識した形になる性質をもっています。
ですので、意識的に認識の中心を目的地にセットする事で、目的地に向かう形に自然となっていきます。

ボールを動かす場所も、目的地へのルートを意識する事で、助走がスムーズになります。
ボールの軌道と目的地へのルートの交点に対して、目的地にアングルを作り助走していきます。
その為に、直線的にボールに向かうのでなく、ぐるりと円を描くように助走をするわけです。

動かすトラップこそ、トラップとキックが分断すると上手くいきません。
パートナー(目的地)にボールを届ける過程としての行動が必要になります。

その為にも、目的地を認識し、目的地にアングルを作りながら助走が重要になっていきます。

■認識の中心が目的地になるように

前回でもお伝えしましたが、認識の中心を目的地にするために意図的にアングル作りを行います。
アングル作りは目的地にピントが合わないとできません。

繰り返しになりますが、ボールを何とかしようと認識の中心がボールになるとミスが多くなります。
そうならない為に、目的地にピントを合わせるアングル作りを意図的に行います。

もちろん、状況によっては、アングル作りが物理的にできな場合もありますが、頭の中ではアングル作りを行ってください。
どんな状況でも、頭の中でアングル作りができるようにトレーニングしていきます。

特にシュートは、ボールに意識をもっていかれやすいので、より強く目的地を認識する必要があります。
ゴール前ではゴールを見る余裕がないケースも多くありますが、直接的にゴールが見られなくても、頭の中で強烈に意識してみてください。

日々のトレーニングで、認識の中心が目的地になるようにすることで、自然と頭の中でアングル作りができるようになる思います!

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。