試合を組み立てるために試しておきたいパスプレーとは?

三浦直弥

三浦です。

このメルマガを読んでいただいている皆さんの地域では、サッカーの練習は可能な状態でしょうか。

地域によっては、練習できない・練習自粛というチームもあることでしょう。

先週の土日、今度の週末はどんな予定でしょうか。

もし、交流試合ができるというチームがあったら、今日紹介するプレーをやってみて欲しいです。

ワンタッチパス(ダイレクトパス)

やってみて欲しいプレーのひとつは、ワンタッチパスです。

これは、ダイレクトパスとも言いますね。

多くの場面では、インサイドかアウトサイドを使って、たった1回のタッチでパスをするものです。

ワンツー(壁パス)の壁役の選手の場合は、このワンタッチパスができるといいリターンパスを返せますね。

  • いいボールが来たらワンタッチパスをする
  • 味方が走っている様子が見えたらワンタッチパスをする

など、状況によってワンタッチでパスを出せるかどうか決まります。

試合が始まったら、前半で3回はワンタッチパスを出してみるという意識でプレーすると、回りを見る必要が出てきます。

また、ワンタッチパスをするための体の向きも意識するようになります。

ドリブルを入れたパス

次に試合で試して欲しいパスが、短いドリブルを入れたパスです。

ワンタッチパスを使うと、攻撃のスピードが速くなることに気づくでしょう。

逆に、ボールを受けてからパスを出す前にディフェンスに来る相手に奪われないように、パスコースを探すような短いドリブルを入れることも試して欲しいです。

ドリブルをすると、相手チームの選手がドリブルしている選手に注目します。

ボールウォッチャーという言葉がありますが、ドリブラーウォッチャーになります。

すると、味方のマークがゆるくなったりずれたりするので、フリーになることができます。

フリーになったら、ボールを呼びましょう。

ドリブラーは、その声を聞いてパスを出します。

ドリブルに自信がなくても、奪われないようにスペースに運ぶだけでもいいので、ぜひチャレンジしてみてください。

ワンタッチかドリブルか決めておく

パスを受けたときの状況で、ワンタッチプレーかドリブルをするか決めることも大事ですが、ボールを受ける前からワンタッチプレーをするかドリブルをするか決めておくことにも挑戦して欲しいです。

どうしても、パスミスしたくない相手に奪われたくないという意識があると、ドリブルするよりもワンタッチで蹴ってしまうものです。

ワンタッチするぞと決めたら、ワンタッチパスが成功するような視野の確保や動きなどよい準備が必要です。

ドリブルを入れる場合も同じです。

よい準備をしておくことで、ワンタッチパスとの動きの違いが体験できるはずです。

パスをする前に回りを見ておく

  • ワンタッチパス
  • ドリブルを入れたパス

それぞれ大事なことは、回りを見ておくことです。

ボールを持ってからでは遅いので、ボールを受ける前に見ておきます。

また、ボールが自分に向かってパスされているときも回りの状況が変わるので、ちらっとでもいいので見ておきます。

ボールから目を離すことになりますが、これが上達のコツです。

ミスを気にせずに、頑張ってみてください。

回りにいる味方は何人いるのか

パスをする味方をひとりだけ見て、回りをみたという選手がいます。

もし、中央でボールを持ったら、前後左右に味方がいます。

ボールを持った体の向きで見える範囲が決まりますが、

  • 攻撃方向にいる味方は何人いるのか
  • 味方にはマークがついているのか

もし、自分からよいパスが出せなくても、後ろにいる味方に戻してもう一度パスを受け直すということも、選択肢に入れて欲しいです。

プレーを途中でキャンセルする

  • パスを出したいけど密着マークされているような場合
  • パスを出したけどカットされることが確実だという場合

など、そのプレーをキャンセルすることも大事なプレーです。

ボールを失わないことで、攻撃のやり直しができます。

ボールを失えば、奪うことから始まります。

シュートやパスなどをギリギリのところでキャンセルできる能力を身につくと、プレーに余裕ができます。

チャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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