【サッカー】ミスを恐れなくなる考え方と意識.part2

練習法 トレーニング

今回は、前回の記事の続きになります。

 

 

「消極的なミス」を、考え方ひとつで減らす

例えば、トラップをミスしたとします。予想外のところにボールは止まってしまったけど、次の瞬間に素早く切り替えて自分の体を動かし、先にボールに触れて相手選手を躱すことができれば、これはミスにはならないわけです。

 

典型的だったのが、ワールドカップの日本代表vsセネガル代表の試合での、乾選手の同点ゴールの場面です。

ロングボールに反応した長友選手が浮き球をコントロールしたときに、おそらく自分の思ったところにボールが収まらなかったと思います。

 

ですが、相手選手がボールに先に触れる前に素早く体制を整えすぐに内側に切り込むことで、相手はボールを奪えず、結果的に相手のDFを躱した形になり、中央にいた乾選手がボールを受けてそこからゴールが決まりました。

 

このように、自分のミスをミスに見せない修正力が大事になります。

体幹の強さや切り返しの速さ、出足の一歩など、このようなところでミスをミスに見せないことが可能になります。

 

トラップミスやパスミスで奪われたとしても、すぐに切り替えてDFに回りそのボールを奪い返すことができれば、次のチャンスが生まれることもあります。

 

世界のトップFWの選手たちでも、トラップミスをしても、すぐにボールを奪い返してチャンスにつなげるプレーはよく見られます。

 

なので、「ミスをミスに見せないという考え方を持つ」ということが重要になってきます。

 

 

良い意味で忘れる

もちろん、取り返すことができないミスもありますが、仮に取り返せないミスをしても、その時に重要なのが、その試合では良い意味で忘れるということです。

 

ミスを連続してしまう負の連鎖に陥ってしまうよりは、次のプレーを考え、今起こってしまったミスを良い意味で忘れることができれば、次のプレーにスムーズにうつることができます。次のプレーの準備ができるようになります。

 

なので、一度取り返せないミスをしてしまったといって、気を落としてそのミスを引きずるのではなく、良い意味でそのミスを忘れることで切り替えられます。

 

言葉で言っても、なかなか難しいところはあります。

そこで、1つ提案したいのが、「ミスをしないように」という考え方ではなくて、「次プレーがうまくいくにはどうすればいいか」というように考えることです。

 

 

考え方を変える

ネガティブなことを考えるよりも、ポジティブなことに変換して考えるということです。

 

ミスをしないという風に考えるのではなく、次のプレーをうまく成功させるためにどうすればいいかと考えます。

 

これは、人間の脳の仕組みにも関わっています。人間は、ある物事を意識しないように考えてしまうと、余計に意識してしまう性質があります。

 

なので、ミスをしないようにと考えてしまうと、逆にそのミスが頭の中に残ってしまい、ミスをしやすくなる状況になってしまいます。

 

なので、ミスを減らすためには「ミスをしないように」と考えるのではなく、「次のプレーがうまくいくにはどうすればいいか」と考えます。そして、次のプレーの準備をすることで、より効果的にミスを減らすことになります。

 

 

振り返って分析

その次に大事なのが、試合後に自分が起こしてしまったミスについて、しっかりと振り返って分析することです。

 

ビデオがあればビデオを、ビデオがなければ自分の記憶の中で振り返ったり、チームメイトにどういう状況だったかと確認しながら、そのミスがなぜ起こってしまったのかを分析します。

そして、そのミスを次の試合では起こさないように、どうすればいいのかを考えて練習で取り組んでいく。

 

このようなサイクルを回すことができれば、一度やってしまったミスを次は起こさないように取り組むことができ、ミスが減っていきます。

 

・ミスをする(ミスをミスに見せないようにプレーする)

試合中は忘れて「次上手くいくために」を考える

・試合後にミスを分析

・ミスの原因を解決するために練習

 

もちろん、簡単にはいかないかもしれません。しかし、上記のようなプロセスを得ることで、ミスをしてしまった自分よりも、ミスが少ないより良いプレーができるようになると思います。

 

このように、段階的にミスを減らしていくことで、よりよいプレーヤーになることができるんだと思います。

 

 

ミスを恐れすぎると、、、

最後に一つ補足になりますが、ミスを恐れてばかりいると、なかなか試合を決定づけるようなプレーや点を決めるようなプレーなどが、できにくくなってきます。

 

安パイなプレーを選んでしまうと、相手を崩すという一手を出しにくくなってしまいます。

 

ミスは起こるものだと考えて、ミスをしても次取り返せばいい、切り替えを早くしてミスをミスに見せないプレーをすればいいという風に考えて、どんどんチャレンジしてみてください。

 

そうすることで、得点機が生まれたり、実際に点が取れたりします。

 

ミスを極端に恐れることなく、時にはリスクを負ってチャレンジしていくことが、サッカーでは重要なのかなと思います。

 

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