サッカー選手に必要なメンタルトレーニングとは
8月に入り気温もあがり、サッカーの練習もキツくなる時期になりました。
熱中症には十分に気をつけて練習に励んで下さい。
三浦はジュニア・ジュニアユースを指導していますが、この夏の猛暑の中に練習をすることで気をつけることがいくつかあります。
それは、練習の効率です。
暑い時に負荷の高い、ハードなトレーニングをしてもつらいだけで集中力を欠き、効果が出ないことがあります。
こんな時、三浦が中高生時代には「根性」という言葉で練習を乗り切ることが夏の練習のテーマだったような気がします。
つらい練習に耐えることがトレーニング。
それが実力アップにつながるということは、正解の部分もありますが、多くは間違いと思っています。
練習の目的は、「出来ないことを出来るようになること」だと考えています。
根性だけで出来るようになるなら、練習方法など考える必要はなく負荷の高い、ハードトレーニングを続ければよいという事になります。
さて、サッカー選手に必要なトレーニングのひとつに「メンタルトレーニング」というものがあります。
昔で言えば、根性をつける、根性を鍛えるという言葉になるかも知れませんが、メンタルトレーニングはそうではありません。
三浦は、なでしこの選手たちをよく観察しています。
代表の大儀見選手が数年前にメンタルトレーニングの必要性とその効果についてサッカー専門誌にレポートを書いていました。
宮里選手時代に身につけたメンタルトレーニングですが、現在のプレーを見ていると、心技体ともにバランスがとれていると実感します。
技術がいくら上手くても、ミスを恐れず積極的に前を向くメンタルがなければ、サッカーの試合では通用しません。
身長が高い、身体能力が高い選手でも技術がなければボールを持ってもすぐに相手に奪われてしまうでしょう。
育成年代でも、心技体のバランスを意識してトレーニングすることはとても必要なことだと思います。
では、心を鍛えるにはどうすればよいか。
夏の暑さに耐えて集中力を切らさないで練習すること…全く効果がないとは言えませんが、メンタルトレーニングには夏場はよい時期だと思います。
それは、夏休みという期間を利用して、サッカーノートなどで自分と向き合うことが出来るからです。
メンタルトレーニングの前提は、やらされるのではなく、みずから行うことです。
サッカーノートには、自分が出来ること、出来ないこと、出来るようになるために何をしたか、何をすればよいのか、自問自答します。
考えることが大切です。
夏休みをきっかけに、サッカーノートを一冊作ってみてはどうでしょうか。
そして、目標を立てます。自分が到達出来る目標を立てるのですが目標を立てることそのものが選手のレベルによって異なって来ます。
メンタルトレーニングを学んだ指導者はサッカーノートを用いて選手それぞれに適した目標設定をサポートすることが出来ます。
選手は、メンタルを強くしたい。
そう思うことが必要です。
メンタルを強くすることは、決して辛さに耐えることやミスを恐れずプレーするという断片的なものでないと思います。
サッカー全体を含めてポジティブに考えることが出来る。
ピンチの場面でも萎縮せず、平常心で向き合うことが出来る。
規則正しい生活などもメンタルトレーニングで身につきます。
サッカー選手として心技体のバランスが大切ということは、サッカーは何年も続けて行くという「続けること」のベースを作ることだと考えています。
毎日の自主練習を続けることは技術を高めることと同時に、向上心というメンタルをトレーニングしていることと言えます。
効果が出ないから辞めるのではなく、効果が出るまで続けるというメンタリティを持つこと。
ぜひ、夏休みはサッカーノートで日々の練習日記をつけてはいかがでしょうか。
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