「見る」という意識が大切ということです。
全日本少年サッカー大会の都道府県予選で激戦が繰り広げられていますね。
競技としてサッカーを始めた選手にとっては、この大会を目指して来たと言っても過言ではないでしょう。
競技としてのサッカーは、大会に出場すれば勝ち負けを目的としチームプレーを発揮して相手より1点でも多く取って勝つ。
チームメイトと連携のとれたプレーで攻め、守る姿を見ることは指導者も、保護者も感動するものですね。
ぜひ、自分のチームを応援して下さい!
応援の力で、選手たちはいつもより力を発揮するものです!
ポジティブな言葉をかけて下さい!
さて、試合の反省として「基本をしっかりやろう」とか「相手チームは基本がしっかり出来ていた」という言葉を使うことがあります。
基本ってなんでしょうか。
私のチームのある保護者の質問です。
我が子が毎日早起きして走っている。
体力は負けないつもりだけど試合になかなか出られないという悩みを持つ保護者です。
お父さん、お母さんは野球と陸上競技の経験者ということですべてのスポーツの基本は「走ること」というお考えでした。
走力はサッカーでは大事な基本のひとつです。
長い距離を走る能力、短距離のダッシュ、そしてステップワーク。
走りは大切な基礎能力です。
しかし、走力だけではサッカーで勝つことは出来ません。
私はその保護者のお子さんにアドバイスをいくつかすることにしました。
サッカーはボールを思い通りに扱うことが必要なので止めること、蹴ること、運ぶことの「基本」を身につけること。
その時大切なことは、サッカーの試合では
「ボールを持ったら相手がボールを奪いに来ると思いなさい」
という意識を持つことをアドバイスしました。
ボール扱いがうまくなるだけでなく、相手がいてもミスしないトラップやドリブルが出来るようになること。
基本とは何かということをおぼろげにもイメージ出来たのか次回の練習時には早く来て、仲間を相手にドリブルでしかけたり奪い返すという練習をしていました。
この選手の場合はまだ4年生なので、半年ほどみっちり基本を練習すれば、持ち前の走力に加えてよい選手になることでしょう。
サッカーの基本がどれくらい身についているかというテストも行ってみました。
4年生を集めて、5対2の鳥かごを行いました。
20m四方のグリッドを作って、その中でドリブルありの鳥かごです。
チェックするポイントは2つです。
・ドリブルでボールを持ち続けることが出来るか。
・自分にパスが来る前にパスしたい方向を見ることが出来ているか。
この練習では、ゴールがありません。
ドリブルをするということはパスコースを見つけるまでドリブルするということになります。
ドリブルしていてもボールばかり見ているとフリーのオフェンスを見つけることが出来ません。
パスは、フリーの味方を見つけてパスをするということになります。
4年生だと、パスミス、トラミスが目立つので広めのコートでドリブルありにしました。
出来るようになれば、2タッチ以内とか、コートを狭くしたりというオーガナイズもします。
ここで大切な基本とは、パスを受ける前に味方がを確認することです。
つまり、「見る」という意識が大切ということです。
5対2の練習でも、ボールばかり見ていてはボールは回りません。
ボールから目を離して周りを見ること。
これが出来るか、出来るように練習しているかどうか。
これが基本として一番大切と言えるかも知れません。
自主練習していると思いますが、リフティングやドリブル練習をしながらボールから目を離す、顔を上げるという練習を入れてみて下さい。
サッカーの基本についてはとても大切なテーマですのでまたメルマガで取り上げたいと思います。
お楽しみに!
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