「回りを見る」「見て判断する」という習慣
クラブW杯での広島の快進撃に注目が集まっていますね。
昨日は、リバープレートと広島の準決勝でしたね。
惜しくも敗れてしまいましたが、テレビ放送も見やすい時間帯なので、サッカー少年たち、特に小学1年生など低学年の子どもたちも楽しめたのではないでしょうか。
先日、三浦のチームの練習で小学1年生の子どもたちが広島のプレーについて話をしていました。
通常のJリーグの試合ではあまりこのような風景を目にしたことはないのですが
クラブW杯は、海外のクラブと戦うこと、勝ち進めばあのバルセロナと対戦することなど、子どもたちの興味を引いているようです。
そんな中での広島の活躍が、ちびっ子たちの目に飛び込んで来たようです。
「青山のパスがスゲー」
「青山の胸筋がスゲー」
「青山イケメン」
そして
「浅野の足速すぎ」
「浅野が出ると点決めるよね」
青山や浅野の話題で盛り上がっていました。
キャプテンの青山の存在感と若い浅野がそれぞれ活躍する様子は好対象で子どもたちの目に映るようです。
そこにうちのチームのコーチたちが「広島の守備ってどう?」と声をかけると、意外にも守備も見ている様子でした
「戻りが早い」
「カバーのカバーがいる」
「抜かれてもすぐにカバーが来る」
「2列に並んで待ち受けている」
「林が凄い」
ほほー、とうなずくコーチたち。
守備もしっかり見ているようです。
特に「カバーのカバーがいる」という表現は広島の守備の特長を表していると思います。
子どもたちにも真似して欲しいので「みんなも、広島みたいにカバーのカバーとかやってみれば」
すると
「やれると思うけど、集まっちゃうと思う」なかなか考えています。
つまり、最初にボールに当りにいく人、カバーに行く人、そのカバーにいく人がそれぞれ役割を決めないと、ゴール前にいる選手がダブってボールに集まっちゃうという意味です。
「そのとおりだね。じゃあどうすればいい」
ここから先はいろんな意見が出ました。結論は2つ出ました。
「コミュニケーション」
「他人まかせにしない」
ということでした。
声を出し合って、カバーに行く人、それを見る人を決める。
誰かがカバーに行くだろうという無責任はダメ!!
「いい意見だ。もうひとつないかな」
守備のミスはボールばかり見てしまってマークを見逃すことです。
また、相手ばかり見ていて、味方の動きを見ないと、カバーの動きが出来ません。
結論のもうひとつは「ボールばかりみない、回りも見る」です。
小・中学生のサッカーで指導したいことは「回りを見る」「見て判断する」という習慣をつけさせることです。
ボールがあるエリアだけでなく、遠くを見ること、広く見ることが大事です。
そして、1秒先、2秒先、つまり、1手、2手先を見る、読むということも指導して行きたいと考えています。
味方にパスを出したけど、その先のことも考える。
さて、広島の森保監督はこうコメントしています。
「監督が止まっても、チームは止まらない!」
いいコメントです。選手たちが前を向いて世界をアッと言わせようとしています。
リバープレートの監督は広島をこうコメントしています。
「ボールコントロールが上手いチームだ」
当たり前のようにプレーしているようですが、しっかりしたボールコントロールの技術があって、組織力、チーム力が成り立っていることを見ぬいていますね。
ボールコントロールを磨くことはどんな年代でも必要なことです。
広島のサッカーに感動したら、自分の技術を磨きましょう!
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