カウンター攻撃成功のカギを握るある大切な練習とは
W杯出場が決定した後のイラク戦にどんなメンバーがスタメンに入るのか。
とても関心を持っていました。
結果1-0での勝利でしたが、得点に絡んだのは遠藤と岡崎選手でしたね。
トップのハーフナー、ボランチの細貝、バックの伊野波と酒井(宏)がレギュラーメンバーとのチェンジでした。
三浦の個人的な評価は、香川とハーフナーはスピードの中でパフォーマンスを発揮出来るタイプ、酒井(宏)もそうですね。
でも、引いて守るイラクに対してなかなかスピード感を持った攻撃が出来なかったように思います。
ボールを持ちながら、パスを回しながらスピードアップする部分で狭い場所で勝負する香川。
ロングボールへの対応とポストプレーで高さを活かすハーフナー。
イラク戦では攻撃が難しいゲーム内容でした。
しかし、ワールドカップ予選とは言え、決勝点となった遠藤と岡崎のようなカウンター攻撃は有効ですね。
三浦は小・中学生のサッカーを指導していますが、カウンターという形でゴールを奪うことはサッカーの醍醐味だと言っています。
押し込まれた状態からボールを奪い、相手ゴール前の広大なスペースを使いながら、2人や3人でボールを交換しながら攻める。
ひとりだけの突破でないところがミソです。
2人いれば相手をかわすことが出来ます。
ここで大切なことは、ボールを奪ってから相手ゴールへシュートするまでに極力時間を使わないということです。
アテネ五輪の頃は、アルゼンチンのテベスに代表されるようなカウンター攻撃が全盛でした。
たしか、ボールを奪ってから平均して15秒以内ぐらいでシュートまで持っていったのではないかと思います。
しかし、その後各国の戦術がカウンターを防ぐような守備をするようになり、スペインに代表されるようなポゼッションサッカーの時代がやってきました。
現代の主流もポゼッションサッカーですが、ワールドカップのアジア予選であり、勝ち点を1点で取りたいというチームどうしでは、どうしても守備を固める必要があります。
引き気味の守備から攻撃ということになれば、カウンターしかありません。
遠藤はよく相手を引きつけて岡崎にパスを出していました。
ロングボールだけでなく、あのようなパスも絶妙ですね。
ボールを奪った瞬間と、シュートの場面では2人対2人でした。
イラクの選手が戻り、日本も攻撃参加しましたが、勝負は2人で決まりましたね。
三浦が好きな練習メニューに「2対2」があります。
2対2は、8人制や11人制の基本となるコンビネーションの練習です。
2対2の場面から2対1の場面を作ること。方法はいろいろあります。
遠藤と岡崎のようなパス交換や、壁パス、クロスオーバーそしてドリブル突破などなど。
2対2の練習は、ボールコントロールも大切ですが相手と味方とスペースを見るよいトレーニングになります。
遠藤からのパスから迷いなくシュートを決めた岡崎の決断も素晴らしいです。
もう1本パスをつないだらシュート出来なかったかブロックされていたでしょう。
相手デフェンスが2人いましたが、コースがバッチリ空いていたので、判断も正確でした。
チーム練習で2対2をする機会があったら、発想を豊かにして取り組んでみて下さい。
⇒ http://rs39.net/c/s/cfkw_3/bl/
パスの出し手と受け手のイメージは数多くの練習から生まれます。
考えながら練習をすることが大切です。
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