イメージトレーニングで判断力を上げよう
サッカーは、多くの判断を行うスポーツです。
少し挙げるだけでも、
- ポジショニング
- ボールの動かし方
- 1対1
- 試合の進め方や終わらせ方
などいくつもの判断があります。
イメージトレーニングは、それらを実際に経験することなく、体感することができる、とても良いトレーニングです。
そこで今回は、イメージトレーニングの3つのメリットとコツ、について紹介します。
目次
イメージトレーニングする3つのメリット
イメージトレーニングには、3つのメリットがあります。
- 自由にプレーできる
- 人数が必要ない
- どこでもできる
以下で、説明していきます。
自由にプレーできる
イメージトレーニングの良いところは、自由にプレーできることです。
自分がメッシやエンバペ、ハーランドのようなプレーもできます。
もちろん、あまりにも現実離れしたプレーを想像しても意味はありませんが、それでも、自由にプレーしている自分を想像することで、サッカーが楽しくなりますし、アイデアが豊富になります。
その中から、得意なプレーや意外性のあるプレーが生まれます。
イメージトレーニングは、実際にはチャレンジしなさそうな、自由なプレーをイメージすることで自分の選手としての幅を広げることができるのです。
人数を必要としない
イメージトレーニングは、自分一人でできるので人数を集める必要がありません。
実際に、戦術的なトレーニングをしようとすると、多くの人数が必要です。
チームの練習では人はいますが、自主練で人を集めるのは、難しいです。
でも、人が集まらなくてもイメージを使えば、一人でも効果的な戦術的トレーニングはできます。
イメージの中では、味方も敵も自由に増やしたり、減らしたりできます。
人に気を使わずに、思う存分、戦術のトレーニングができるのが、イメージトレーニングの良さです。
どこでもできる
イメージトレーニングの良いところは、場所を選ばないことです。
自宅でも、外出先でも、どこでもできます。
例えば、試合や練習が終わった後の帰りの電車やバスの中でもトレーニングできます。
そうすれば、記憶が新しいので、より良く自分のプレーを振り返れます。
どこでもできるということは、回数を重ねる上でも良いことなので、いつでもできるよう準備をしておくと良いでしょう。
イメージトレーニングの進め方の例
イメージトレーニングは、やり方は何でも良いですが、おすすめとしては、試合開始から終了までをイメージするやり方です。
試合がキックオフされ、20分経ち、前半が終了し、後半が始まり、ロスタイムになり、試合終了。
その中で、様々なことが起こると想定して、自分やチームがどういうプレーをすると良いサッカーや試合ができるかを考えることです。
その過程で、判断力が磨かれていきます。
例えば、試合の開始時点で、どんどん前線にボールを入れて、相手が落ち着く前に攻めこんでゴールを奪う、といったやり方があります。
それをイメージしておけば、自分のポジショニングや仕掛けるポイントなどを、冷静に前もって考えておけます。
そしてそれは、実践で大きな助けになります。
イメージトレーニングのコツ
イメージトレーニングのコツとしては、以下の3つがあります。
- 良いプレーをイメージする
- 改善点を考える
- 今までやったことのないことをイメージする
それぞれ説明していきます。
良いプレーをイメージする
自分が良いと思っているプレーをイメージの中で、プレーしてみましょう。
自分がどこかで見たプレーや実際にできたプレーでも、そのプレーが再現できるようにイメージします。
例えば、どこかの試合で、誰かが左サイドからカットインして、シュートを決めたとします。
そのプレーを自分がやると、イメージするのです。
繰り返しイメージすることで、そのプレーへの成功のイメージも固まってきます。
良いイメージを頭に植え付けることで、そのプレーが自然と引き出されるようにするのです。
改善点を考える
実際のプレーや動画などで、うまくいかなかったプレーをイメージトレーニングで改善していきます。
例えば、最終ラインからのビルドアップで相手にはめられて、中盤でボールを失ったとします。
そこで、なぜ相手にハメられたかを考えます。
ボールを受けるポジショニングが悪かった、視野が狭くなっていた、などいくつか理由があると思います。
それをイメージの中で解決していきます。
実際にその場面を練習などで再現するのは、監督でもなければ、難しいことだと思います。
でも、イメージの中なら、何度でもその場面を再現し、改善することができます。
イメージトレーニングは、改善をするのに、とても良い方法なのです。
今までやったことのないことをイメージする
イメージトレーニングは、今までにしたことのないプレーをするのに、ピッタリのトレーニングです。
例えば、自分が今までウイングしかやったことがないのに、ワントップのポジションに指名されたとします。
ワントップの特徴的なプレーは、クサビを受けるプレーです。
クサビを受けたことがなくても、イメージトレーニングをしておけば、実際にプレーする時に、注意するポイントがわかります。
どんなパスが送られてくるか?、ディフェンスはどのような対応をしてくるか?、味方の動き方など、イメージトレーニングをしておくと良いです。
その場その場で判断すべきことを事前に想定することができます。
もちろん、やったことがないことなので、想定外のことは起こります。
それでも、イメージトレーニングを多くこなしていれば、対応力は格段に上がるでしょう。
まとめ
今回は、イメージトレーニングのメリットとコツについて紹介しました。
イメージトレーニングを行えば、楽しく、効果的にサッカーに必要な判断力を上げることができます。
今回の記事を参考にして、ぜひ判断力を上げるようなイメージトレーニングを行ってください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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