スタミナをつけるメリットと練習法
チーム内で、自分よりスキル的に巧い選手に出会うことがあるかもしれません。
では、スキルの高い選手には、ポジション争いで勝てないか、と言えば、そうではありません。
スキルでは勝てなくても、スタミナという要素で勝てれば良いからです。
スタミナがあり、それを効果的に使える選手は、巧い選手以上の価値があります。
そこで今回は、サッカーにおける、スタミナをつけるメリットと練習法を紹介します。
目次
スタミナをつける4つのメリット
スタミナをつけるメリットは、以下の4つです。
- 広い範囲で貢献できる
- 経験を増やせる
- プレーの質を保てる
- ケガの予防
それぞれ説明します。
広い範囲で貢献できる
スタミナがつくと、試合中に多くのプレーに絡むことができます。
例えば、ボランチの選手だとすれば、中盤のプレーだけではなく、前線に飛び出していって、ゴール前でシュートをしたり、ディフェンスラインの裏までいって、カバーをすることができます。
多くの場面に現れることで、チームに貢献できます。
経験を増やせる
スタミナがあると、多くのプレーをこなすことができます。
例えば、サイドバックだとして、もしスタミナがあれば、オーバーラップの回数を増やすことができます。
そして、オーバーラップの回数を増やせば、それだけトライ&エラーを経験できます。
その経験が、選手を上達させてくれます。
もし、スタミナがなければ、オーバーラップできる場面でも、疲れで上がるのを躊躇するでしょう。
スタミナは、プレー経験を増やす意味でも重要なのです。
プレーの質を保てる
疲れがたまると、プレーの質が落ちます。
例えば、前半は高いパフォーマンスを見せることが出来たとしても、スタミナがないと後半はバテます。
もし、スタミナがあれば、試合を通じて良いプレーをすることができます。
試合の終盤に相手ディフェンスと競り合った時に、相手は疲れてスピードが落ちているけれど、自分はスピードが落ちず、そのまま競り勝ってゴールにつなげた、という場面も起こり得ます。
相手にとっても、スタミナのある選手は、終盤になればなるほど、嫌な選手になります。
ケガの予防
疲れた状態でプレーを続けると、ケガのリスクが高まります。
逆に言えば、スタミナがあり、疲労が少ない状態でプレーすれば、ケガのリスクは減らせるということです。
例えば、疲労がたまった時に相手と競り合った場合、疲れていない時なら、受け身をとれたのに、疲労で受け身をとれずに倒れてしまい、ケガを負うことがあります。
スタミナをつけることは、ケガの予防につながります。
スタミナをつける3つの練習法
ここでは、自主練、または普段の練習の中でスタミナをつける、3つの練習法を紹介します。
ただ、気をつけないといけないのは、疲れはケガにつながるので、決してオーバーワークをしない、ということです。
疲れすぎているな、と感じたら、しっかりと休憩をとる、又は中止する、ということも意識してください。
- ダッシュとジョグを組み合わせる
- 1対1や2対2を多くこなす
- ペース配分をしない
ダッシュとジョグを組み合わせる
体力をつける時に、一般的に考えられるのが、持久走です。
2~5キロ以上の距離をランニングする方法です。
しかし、サッカーでは、ダッシュする時間以上にゆっくりと動いている時間が多いです。
なので、試合に合わせて、ダッシュとジョグを組み合わせることをオススメします。
例えば、1キロを走るなら、50mダッシュと50mジョグを1セットとして、それを10セット行うと良いです。
さらに、試合をイメージしながら、10セットを行うと、より効果的です。
1対1や2対2を多くこなす
サッカーで特に疲労がたまるのは、対人プレーの時です。
相手との競り合いやぶつかり合いで、体力は削られていきます。
なので、練習や自主練の時は、意識的に1対1や2対2をする回数を増やしましょう。
この練習は対人スキルを身につけながら、スタミナをつけることができるので、一石二鳥の方法です。
ペース配分をしない
通常試合では、ペース配分をします。
しかし、ここでは、スタミナをつけるために、あえてペース配分をしないことをオススメします。
ペース配分をしないことで、もしかしたら、前半しかもたないかもしれません。
しかし、その分ゲームでのスタミナは確実につきます。
結局サッカーでは、試合のスタミナは試合でつけるのが、最も効果的だからです。
もちろん、この方法は監督やチームメイトの協力が欠かせませんので、実行する時は同意を得ておきましょう。
まとめ
今回は、スタミナをつけるメリットと練習法を紹介しました。
スタミナをつけるメリットは、以下の4つです。
- 広い範囲で貢献できる
- 経験を増やせる
- プレーの質を保てる
- ケガの予防
練習法は、次の3つです。
- ダッシュとジョグを組み合わせる
- 1対1や2対2を多くこなす
- ペース配分をしない
スタミナをつけて、ポジション争いに勝ち、ぜひ試合で活躍してください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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