毎回の試合でテーマを決めて行っています。
Jリーグ開幕前のこの時期、海外で活躍するレスターの岡崎やミランの本田のニュースが入って来て、早く、サッカーのシーズンが始まらないかとジリジリしています。
私たちジュニア、ジュニアユースのこの時期は、ズバリ!来年度のシーズンへの準備です。
準備としてのトレーニングは、基礎練習はもちろんですが、練習マッチを多く行っています。
私は練習マッチが好きで、公式戦よりも力を入れているほどです。
練習マッチとは、文字通り練習のためのゲームなのでいろいろな事を試すことが出来ます。
もちろん、勝つことを目標にしますが、勝つことよりも、勝つために身につけたいプレーを試合で試すことができるか?
そこへ主眼をおいています。
相手チーム探しも重要です。
チームを運営していると面白いことに、チームが強い時は強いチームから声がかかります。
逆に、チームが弱い時は強いチームに申し込んでもやんわりと断られてしまいます。
強いチームどうしでシーズン前にガチガチやりあって、強化するということは効果的なのですが、
相手にしてもらえないことにはしょうがありません。
私のチームは、サッカー指導方針がほぼ同じようなチームと練習マッチを定期的に行っています。
小学生4、5年生の練習マッチが先週ありました。
去年は春、夏、秋、年末とゲームをしました。今年は初めての対戦です。
お互いに、シュートを意識させることやボールを失わないことを意識させることなど、毎回の試合でテーマを決めて行っています。
テーマに対して、どれくらい出来たか。
自分のチームの評価だけでなく、相手チームの評価もします。
辛口も出ます。
子どもたちのためであり、指導者としての成長のためなのでお世辞を言い合ってもしょうがありません。
先日のゲームで感じたのですが、サッカーを見ていると「躍動感」を感じることがありますよね。
子供たちがイキイキと弾むように動きまわって、ボールを奪いゴールに迫る様子です。
これって、テクニックとかフィジカルとかそういうジャンルでわけられない能力だと思います。
「躍動感」リオ五輪のアジア予選で優勝した日本代表にも「躍動感」が見られましたね。
あのイメージです。
選手たちが自分たちで考え、判断し、迷わず挑戦していく様子です。
失点しても怯むことなく、常にゴールを攻め続ける姿勢です。
リオ五輪代表選手たちは、手倉森監督がよい雰囲気を作ってくれたと言っていましたが、
結局は監督やコーチは「お手伝い」であって主役ではないのです。
ゲームをするのは子供たちです。
子供たちがイキイキとノビノビとプレー出来るように環境を作ることが私たち指導者の役割だと思います。
そこで大切になってくるものが「自主性」です。
上手くなるのも下手になるのも「自分次第」なんです。
自分はどうしたいのか、自分はどういう選手になりたいのか。
パスが上手くなりたいとか、ドリブルが上手くなりたいという選手が多いようですが、そうじゃないだろうと言っています。
君たちは「サッカー」をすることが目的だろう!
そのために、パスやドリブルを使うということを忘れないで欲しい!
先日の試合の後に選手に言った言葉です。
躍動感あふれる相手チームの様子は、まさに「サッカー」を楽しむ様子でした。
練習したことを試合で試そうというわがチームのテーマはパスやドリブルという方法を試すという結果に終わりました。
サッカーになっていなかった・・・・反省です。
テクニックやフィジカルを評価する前に「サッカーになっていたかどうか」次の練習マッチのテーマです。
サッカーとは何?
子供たちがこのような疑問を持ち始めました。
答えはありません。
自分たちで考えるんです。
ゴールを目指す、ゴールを守る。相手がいて、味方がいて、コートがある。
どうすれば、相手チームより1点多く取って勝つことが出来るのか。
子供たちに考えさせます。
私はそれをサポートします。
来年度シーズンの準備期間である現時点のテーマは「自主性」です。
自分でやる、自分で出来ることを考えてみる。
自分で出来ない理由を考えて見る。
なにより、まず「やってみること」が大切です。
皆さんもお子さんの自主性について考えてみてはどうでしょうか。
まず、お子さんの練習、試合を見つめること。
寒い日が続きますが、頑張りましょう!
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