ゴールエリアの中で打つシュート、ペナルティエリアの外から打つシュート。

練習法

元日の天皇杯、高校サッカー選手権としびれるような熱い戦いで2016年のサッカーがスタートした感があります。
 
箱根駅伝もファンなので、2日、3日と高校サッカーとかけ持ちでリアルタイム、録画視聴でした。
 
青山学院の強さには、原監督の指導力と育成力を感じます。
 
強い選手を集めるだけでなく、高校生時代に「伸びしろ」を見極めて選手をスカウトする能力や、目標を持って計画的に練習に取り組む姿勢は私こと三浦も指導者として勉強になります。
 
Jリーガーも大学出身が多くなって来ましたが、高校時代に何を学びJリーグでどのような選手になって行くのか。
 
監督やコーチの指導に加え、高校時代にどんな資質を蓄えるか。どんな土台を作るかということが大切だと感じています。
 
高校サッカー選手権は、昨日の準々決勝で、ベスト4が決まりました。
 
初の4強入り果たした青森山田高校は国学院久我山と対戦します。
 
そして、本田圭佑の出身高である星稜と東福岡の対戦です。
 
青森山田に注目していますが、初戦は大社に3-2で勝ちましたが2点を先行されての逆転勝ちでした。
 
次は、同じ東北勢の聖和学園。
 
聖和学園はドリブル主体のチームでこのメルマガでも紹介しているJSC CHIBA出身の選手も活躍しています。
 
対戦相手は、あの乾選手が高校時代に全国一になった野洲高校でした。セクシーフットボールで一世を風靡した野洲高校vsドリブルサッカーの聖和学園。
 
スタンドも満員になりましたね。
 
内容はやはりドリブル攻撃を執拗にしかける聖和とこちらもドリブルでサイド突破を狙う野洲という戦い。
 
野洲高校に先んじてヒールパスを見せるなど、ドリブルの場面では徹底してボールを持ち続けました。
 
しかし、先制点を奪った聖和がリズムを掴み、7-1という大差で勝利しました。
 
結果はさておき、内容は見応えのある素晴らしい試合でした。
 
そのドリブルサッカーの聖和の次の対戦相手が、同じ東北勢の青森山田です。
 
聖和のドリブルサッカーにどのように対応するのか関心が高まりましたが青森山田はピッチを広く使い、焦点を絞らせない戦いを見せ、結果は5-0でした。
 
ドリブルサッカーが通用しないというサッカー関係者のコメントもありましたが聖和の加見監督は「もっともっとドリブルに磨きをかけないといけない」とコメントし、軸がブレないサッカーを続けるとのこと。
 
パスかドリブルかという結論を高校サッカーで求めることではなく、高校サッカーは個を育てる場であるという意識を感じました。
 
箱根駅伝で活躍する1年生選手や、高校時代は無名だったが大学になって頭角を現す選手を見ると、高校サッカーのあり方を考えさせられます。
 
聖和学園を破った青森山田は桐光戦で苦戦しますが、ここでも2点先行されながら同点に追いつきPKで勝利。
 
高校サッカーで2試合を2点先行されて勝ち上がるということは、メンタルの強さと自分たちのサッカーに対する自信の現れかと思います。
 
青森山田は東北では唯一プレミアリーグで戦っているチームです。レベルの高いリーグでさまざまなものを吸収したことと思います。
 
有名な選手、Jリーグに内定している選手もいますが、チーム力として黒田監督が磨き上げて来たものに間違いなかったと思います。
 
そして準々決勝では、第92回大会優勝の富山第一に1-0で勝利。国学院久我山と準決勝を戦います。
 
三浦をはじめ、少年や中学生サッカーの指導者は、育成の目標を高校サッカーにおいています。
 
トレセン制度も∪16までとなっており、∪15~∪17日本代表と重なる部分もありますが、ナショナルトレセンを通して「個を育てる」ことを目標にしています。
 
日本における高校サッカーは世界的に見て特有の育成システムとも言えます。
 
Jリーグのユースチームに行かず、高校サッカーで自分を磨きたいという選手もいます。
 
大会形式としてはトーナメント方式で、もっともっと見たいチームもありますが
 
高校サッカーのひとつの目標として高いモチベーションを発揮できる場だと思います。
 
高校サッカーの感想になってしまいましたが、三浦から今年のトレーニングテーマをひとつ上げたいと思います。
 
それは「シュート」です。
 
ゴールエリアの中で打つシュート、ペナルティエリアの外から打つシュート。
 
バーを叩くようなシュートもあれば、GKとの1対1でゴロでコースに流し込むシュートもあります。
 
ゴールという枠の中に打つことは基本ですが、ボールがなければシュートは打てません。
 
どのようにしてボールを受けるのか、高校サッカーではDFの選手もゴールを決めていますがどのような場所に、どのようなタイミングで走りこめばいいのか?
 
「シュートを打つ!」これを今年のテーマにしたいと思います。
 
高校サッカー選手権の準決勝では、シュートのひとつ前の動き、ボールを持っていない状態の動きにも注目して観戦しましょう。

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