チーム選びは「また、練習に行きたい!」と思うことが重要です。
第93回全国高校サッカー選手権大会の都道府県大会が行われていますね。
アギーレジャパンの不動の中盤となりつつある柴崎選手の母校、青森山田も18年連続20回目となる青森県代表を決めています。
全国大会では、全国の古豪、新勢力の戦いが楽しみです。
私のチームは中学生までなので、進路はほとんどが高校サッカーです。OBたちの活躍を見るのも楽しみですね。
中学生からの「伸び」が期待通りの選手も入れば、怪我でベンチに入っている選手もいます。
高校サッカー選手権には特別な思いがありますが、たとえベンチでもサッカーを続けるその姿勢と一緒にサッカーをしている仲間を応援する姿を見て誇らしく思います。
長友選手のように、大学に行ってから開花する選手もいます。
また、社会人リーグで活躍する選手もいます。
ピッチで、ベンチで、あるいはスタンドで頑張れ!と声をかけたいですね。
さて、今回のメルマガは、読者の方から次のようなご質問を頂きましたので、私なりの考えを回答したいと思います。
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■ご質問の内容
いつもメールありがとうございます。
大変興味深く読ませてもらっています。
いま息子が5歳になります。
どんなチームがお勧めでしょうか?
■三浦の回答
オススメのチームは、まだ5歳なら「また、練習に行きたい!」と思わせる楽しいチームでしょうね。
自分から行きたくなるチームです。
おそらく半強制的にサッカーを始める子が多いと思うので親が「行きなさい」「連れて行ってあげるから行こう」というよりも
「練習が楽しみ、連れてってね、見ててね」という自分から行きたくなるチームがいいです。
そして、出来れば、コーディネーション面とボールコントロール面に力を入れているチームでしょうか。
まだ5歳、いいえ、もう5歳です。
動き作りとリフティングやドリブルは身につけている子が多いですよ。
まだ、5歳。1年で追いつけます。
実は、少年サッカーではカテゴリーという年齢分けがあり、小学校に入る前からサッカーの年齢が区分されています。
・∪6は6歳未満、未就学児童です。
・∪8は小学校の1、2年生に該当するでしょう。
・∪10が小学3,4年生になります。この頃から公式戦がはじまります。
・∪12は、小学生のトップチームのカテゴリーです。
大会では、6年生にまじり、飛び級の4年生も入ることもあります。
∪10から∪12がゴールデン・エイジと言われ、サッカーの技術の習得には人生で最も適した年代と言われます。
その前の年代となる∪8がポストゴールデン・エイジと言われ、ゴールデン・エイジで技術を身につけるための土台となる運動能力を身につける年代です。
∪12のトップチームのゲームを見ると、まだ5歳のお子さんの将来としてはイメージがわかないと思いますが、
∪10のゲーム(小学4年生)や小学3年生のゲームを見る機会があれば、ご覧になって下さい。
∪10のチームでも、パスが回り、ドリブルで突破し、ペナルティエリア外からのシュートを打ち、コーナーキックもゴール前に飛んで、ヘディングシュートが決まります。
4年生になって急に出来るようになるわけでなく、4年生でこれだけ出来るということは、小学3年生までに「止める」「蹴る」「運ぶ」という個人技術がある程度のレベルに達しなければ出来ないプレーということです。
私のチームでも、小学1年生から小学3年生までの3年間で、この技術を身につけようとするのですが、
3年間という時間をどれだけ有効に使うか。
これがテーマになっています。
5歳から始めることで、同じ年齢同士で楽しくサッカーをしながらも、小学生のお兄ちゃんたちのプレーを見ることが出来る環境があるといいと思います。
将来がイメージ出来ることと、見よう見まねでプレーすることが出来ます。
サッカー界では、サッカーをしている兄弟を比較すると弟の方が上手いとか、上達が早いと言われます。
私のチームでもそれは実感しています。
お兄ちゃんたちが練習している様子をみながら、ボールに触れ、見よう見まねでサッカーの真似事をしているうちに、
いつの間にかフェイトが出来るようになっていてびっくりすることもあります。
そして、小さな年齢から始めた子供たちに共通することは、サッカーの流れが見えるということかなと思います。
生のサッカーを見ることから始まっているので、次の展開を予想したり、上手い、下手を感覚的に身に着けているように思います。
また、小さい年齢から始めた子は、サッカーを途中で辞めてしまう子が少なく、高校生、社会人と続ける選手が多いようです。
まだ5歳ではなく、もう5歳です。
今がスタートを切るベストの時期でしょう。
私の回答も参考にしながら、焦らずによいチームを選んで下さい。
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