お子さんの試合や練習をじっくりと見て下さい。
楽天ゴールデンイーグルスの初優勝で盛り上がっていますね。
創設9年目、星野監督が就任して3年目に悲願の日本一が達成されました。
優勝の立役者のひとりである田中将大投手の偉大な記録とともに、今シーズンの楽天の活躍は感動の連続でした。
星野監督が監督就任した直後に、楽天の選手たちに対して技術がない、ヘタという印象を持ったそうです。
練習によって上手くなり、勝つことが出来るようになったと振り返っています。
私は、プロになっても足りない技術があることや、練習でさらに伸びることをつくづく思い知らされました。
サッカーでは、インテルの長友選手がよい例です。
国内では輝かしい経歴がない彼が、欧州に渡ってから上達したという事実です。
私は、自分のチームの選手たちに伝えることのひとつとして「練習しか上達の方法はない」と繰り返し言っています。
ただし、どんな練習でもよいわけではありません。
基礎練習と実戦形式の練習の組み合わせがベターと考えています。
例えば、サッカーにはM-T-Mメソッドという練習方法があります。
Mはマッチ、ミニマッチです。練習の最初の時間帯にマッチをやります。
そこで、テーマを見つけます。
ボールを待ってしまう、ボールに寄りに行かないという現象が出たとします。
次にTの出番です。トレーニングです。
向かって来るボールに素早く寄ってボールをトラップしてパスやドリブルをする練習など、単純練習を行います。
走りながらのトラップはどうしても乱れがちです。
足首を柔らかく使ってトラップします。
また、1対1で10mぐらい離れて立ち、コーチから中間位置のあたりにボールを配給し、動いているボールに素早く反応する練習なども行います。
次にまたマッチを行います。
トレーニングの成果をマッチで確認します。
ボールを待っていないか、積極的に寄っているか。
小・中学生たちのサッカーですから、パスミスなどいろいろなミスがマッチで現れます。
しかし、あえて、「ボールに寄る」という点に絞って練習することが大切です。
選手たちには、練習が終わったあと、今日の練習で何をしたか何が上達したかをはっきりと言えるようになって欲しいと思います。
な んとなくボールを追って練習時間が過ぎたということではもったいないです。
これは自主練習でも同じことです。
http://rs39.net/c/s/cfkw_5/bl/
ドリブルの自主練習でも、テーマを作ります。
例えば「左足でのタッチを丁寧にする」でもよいでしょう。
自分のどこが弱点なのか、自分のどこを強化したいのか。そこを見極めることも能力のひとつです。
さらには、小・中学生の時代は、そこを客観的に見ることが出来る「親」の存在も大きいと思います。
お子さんの試合でのプレーを見て、足りないものは何か。
次の試合や練習をじっくりと見て下さい。
お子さんは上達したいと思っています。
ミスをしても決して叱らず、ミスの原因を親子で話し合ってみて下さい。
コミュニケーションアップにもなりますね。
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