「遊び」という感覚が子供たちの技術をぐ~んと伸ばします
お盆の時期ですね。
帰省ラッシュが続いているようです。
三浦のチームの選手も祖父母の家に行くという子が何人かいます。
その一方で、保護者の転勤で遠方に引越してしまい、チームを離れざるを得なかった子が昔のチームメイトの家に遊びに来るという話を聞きました。
中学生の彼らは、公園で集まるのですがなぜかボールを持って集合しています。
いろいろな事を話しながら、リフティングしたり、フェイントを披露したり、ボールと戯れています。
サッカー仲間なのですが、ボール1個で繋がれるというところが実に面白いですね。
三浦が中学生の頃にはちょっとみられなかった光景です。
トレシューを履いて、ボールを持って遊びに行く。自転車のかごにサッカーボールが入っている。
ボールと親しむ日本特有の形ですね。
練習をしに行くということではなく、ボールで遊んで来る。
この「遊び」という感覚が子供たちの技術をぐ~んと伸ばします。
サッカーには「遊び」の要素が必要だと思います。
それは、試合の中にあっても同様です。
遊び心が駆け引きを生みます。
例えばピッチの中央でボールを持った時、相手にゴールに向かってドリブルを開始したとします。
この時、1秒でも早くゴール前に行き、シュートを放たなければならないという使命感のようなもの感じたとします。
視野は狭まり、判断力も低くなります。
しかし、遊び心、駆け引きの気持ちを持つとどうでしょうか。
相手ゴールに向かってドリブルを開始した。
しかし、目的はシュートだけれど、相手の動きによっては判断を変えよう、駆け引きしようと考えています。
中央突破をするぞという気配のドリブルをしかけると、相手チームのサイドバックの選手が、ゴール前にスッと動くのが見えました。
サイドにいる味方を見ると、目が合いました。
ここで、相手に強引にしかけるドリブルをしながらも、アウトサイドでサイドの味方へパス。
サイドの選手は、そのパスをダイレクトでファーサイドへシュート。見事ゴールを決めました。
実際にあったプレーですが、本人にこんな事を聞きました。
もうひとり抜いてからパスでも良かったんじゃないか。
すると、その選手は、それじゃ騙しにならない。駆け引きにならないと言いました。
さらに、抜いてからだといいパス出せなかったかも。
三浦は、この選手がボールを持つ前から駆け引きを意識している事に気が付きました。
このように、駆け引きとは自分のアクションに対して相手がどう出てくるかを見ることが必要です。
相手の反応を無視して強引にプレーするだけがサッカーではない。
相手の逆を取ること、駆け引きをいつも考えること。
これはとても大切なことです。
駆け引きを支えるものは、見ること、判断すること、そして遊び心。
もちろんボールを扱うテクニックは基本ですね。
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