サッカーにおける、「考えること」の3つのメリット

選手には、もともと持っている能力や個性といったものがあります。

その能力や個性は、考えることでより伸ばしたり、活かしたりできます。

そこで今回は、サッカーにおける考えることのメリットについて紹介したいと思います。

考えることの3つのメリット

考えることのメリットは、3つあります。

• 自分より強い相手に勝てる
• チームメイトを活かせる
• 成長できる

以下で説明していきます。

自分より強い相手に勝てる

サッカーの試合では、自分より1対1に強い選手とマッチアップすることがあります。

例えば、

• 足が速い
• 体が強い
• シュート力がある

といった選手を、何も考えずに止めるのはとても難しいです。

その時に、考えることでその選手に対抗していきます。

例えば、足の速い選手には、ボールが良い形で渡らないように考えます。

スピードの差をポジショニングでカバーするのです。

また、体の強い選手には、なるべく接触プレーを避け、パスカットを狙うようにします。

そして、シュート力がある選手に対しては、なるべく前を向かせなかったり、利き足を重点的に抑えるといった工夫をします。

このように、考えることによってプレーや対処法を工夫します。

そうすることで、自分より強い相手に対して勝っていくことができるのです。

チームメイトを活かせる

考えることで、チームメイトを活かすことができます。

守備面

守備面では、考えることでうまく連携をとることができます。

例えば、相手選手が味方選手を背負ってプレーをしていた時に、自分がプレスバックで挟みこむかどうかは、考える余地があります。

うまく挟んでボールを奪えればベストですが、挟みにいったことでワンツーなどで逆に他の選手のフリーにしてしまい、ピンチを招くこともあります。

この辺りの判断と決断は、考えることが基本となります。

そして、一人で考えるのではなく、味方選手とどのようにすれば良い守備が出来るかを考えることで成り立ちます。

攻撃面

攻撃面でチームメイトについて考えると、そのチームメイトがどのような特徴を持っていて、どのように活かすと良いか考えることです。

例えば、スピードのある選手には足元ではなくスペースへパスを出して、スペースを活かします。

また、攻撃は得意だけど守備の苦手な選手がいれば、その選手が活きるように、自分がその選手の守備の負担を減らすようにプレーします。

このように味方選手の特徴を考えることで、チームメイトの力を最大限に活かし、結果、チームの勝利に貢献します。

成長する

考えることは自分の成長を促します。

そして、成長を促す考え方は2つあります。

• 自分の長所、短所
• 改善方法

自分の長所、短所

考えることで自分の長所、短所をより意識できます。

例えば、自分がボール扱いが長所だったり、パス回しの判断が苦手だったりする選手だとします。

普通にプレーしていては気づきにくかったり、曖昧に捉えていたりしますが、しっかり考えればよりはっきりとしてきます。

このことは、自分で考えるだけでなく、コーチやチームメイトに聞いたり、動画を撮影してより客観的に分析したりすると、より効果的です。

改善方法

考えることは、改善方法を決める上でも重要です。

日々のトレーニングは、チームで決められていると思います。

そこで、基礎的な技術や能力、チームでの役割は磨かれます。

しかし、それだけだと個人の長所を伸ばし、短所を修正するには弱いです。

考えることで、どのように練習していくかが変わります。

例えば、

• 普段の練習の中で改善していく
• 練習とは別の時間で自主練する
• イメージトレーニングする

といったことが考えられます。

個人の状況によって、どの方法がベストかはわかりません。

どのように進めていくか、考えることが大切になります。

まとめ

今回は、サッカーにおいて、考えることの大切さについて紹介しました。

考えることのメリットは、3つあります。

• 自分より強い相手に勝てる
• チームメイトを活かせる
• 成長できる

サッカー選手にとって、考えることは技術や体力以上に重要な要素です。

今回の記事を参考に、ぜひ考える力を磨いてみてください！

この記事を書いた人武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション：ハーフ、サイドバック、好きな選手：イニエスタ、メッシ、好きな監督：岡田武