つなぐ攻めとロングボールの攻めのメリットとデメリット
サッカーの戦術は、ボールをつなぐ攻め方とロングボールを使う攻め方の2つに分けることが出来ます。
どちらが良いということはなく、両方使えるとチームとしては強いです。
そして、ボールをつなぐ攻め方とロングボールを使う攻め方の特徴を知っておくと、よりチームに浸透させやすくなります。
そこで今回は、両方の攻め方を有効に使うために、その特徴を紹介したいと思います。
つなぐ攻めのメリット
つなぐ攻めのメリットは、以下の2点です。
- 自分たちのペースで試合を進められる
- 攻撃回数を増やせる
自分たちのペースで試合を進められる
つなぐ攻めのメリットは、自分たちで主導権を握れることです。
ボールを持つ時間が長いので、攻める場所や時間を変えたりして、自分たちの優位な方向に試合を進めることが出来ます。
攻撃回数を増やせる
もう一つのつなぐ攻めのメリットは、攻撃回数を増やせることです。
ボールをつなぐことで、確率高くゴール前に行くことが出来ます。
つなぐ意識がないサッカーの場合は、ドリブルが多くなり、ボールロスト率も高くなります。
それを防ぎ、数多くシュートチャンスを作るやり方がつなぐ攻めです。
つなぐ攻めのデメリット
つなぐ攻めにはデメリットもあり、それは以下の2点です。
- 上手い選手が多く必要
- リスクが高い
上手い選手が多く必要
つなぐ攻めのデメリットは、得点まで多くのプロセスを踏まないといけないということです。
途中で多くの選手が絡まないとゴールまでたどり着けません。
つまり、ボール扱いが上手くて、戦い方を理解している選手を揃えないと、つなぐサッカーは出来ません。
リスクが高い
つなぐサッカーは中盤が肝なので、ボランチを経由しなければなりません。
でも、そこでボールを奪われると即ピンチの場所でもあります。
なので、リスクの高いプレーだと言えます。
ロングボール攻めのメリット
ロングボールで攻めるメリットは、以下の3つです。
- 中盤で奪われるリスクが少ない。
- 少人数で攻められる
- ボールをゴールに近づけられる
中盤で奪われるリスクが少ない
ロングボールは、中盤を経由せずに一気にフォワードへボールを送る戦術です。
なので、中盤でボールを失ってショートカウンターを受けることがありません。
失点のリスクを抑えて、攻められることが良い点です。
少人数で攻められる
ロングボールは、攻撃にかけられる人数が少なくて済みます。
ロングボールを送る選手と受ける選手、そのフォローにいく選手です。
少なくともその3選手が好調、もしくは相手より上回っていれば、得点を取る確率が上がります。
チーム全体の力が劣っていても、勝利に近づけることが出来るのがロングボールの戦術です。
ボールをゴールに近づけられる
ロングボールは蹴れば良いので、とりあえずボールをゴール前に送れます。
そして、ボールがゴール前にあれば、何が起こるかわかりません。
キーパーやディフェンダーがミスをして思わぬチャンスになるかもしれないし、意外なシュートが入るかもしれません。
相手ゴール前にボールがあることは、それだけでチャンスの可能性を秘めています。
ロングボールのデメリット
メリットのあるロングボール戦術ですが、デメリットもあります。
- 攻めが単調になる
- ロングボールを収める選手が必要
攻めが単調になる
ロングボールは前線にいる選手を狙っているので、敵ディフェンダーからすると、読みやすく対応しやすいです。
なので、攻めが単調になりがちです。
特に相手に1対1に強いディフェンダーがいたり、相手がロングボールに慣れたりすると、通用しにくくなります。
ロングボールを収める選手が必要
ロングボール戦術は、前線の選手への依存度が高いので、ロングボールに合った選手がいないと機能しなくなります。
たとえ上手な選手でも、ロングボールを収めたり、相手とヘディングで競り合うのが苦手な選手はいます。
ロングボール戦術は、合った選手がいない可能性があるデメリットがあります。
まとめ
今回は、つなぐ攻めとロングボール攻めのメリットとデメリットについて紹介しました。
つなぐ攻めのメリットは、以下の2点です。
- 自分たちのペースで試合を進められる
- 攻撃回数を増やせる
つなぐ攻めのデメリットは、以下の2つです。
- 上手い選手が多く必要
- リスクが高い
ロングボール攻めのメリットは、以下の3つです。
- 中盤で奪われるリスクが少ない。
- 少人数で攻められる
- ボールをゴールに近づけられる
ロングボール攻めのデメリットは、以下の2つです。
- 攻めが単調になる
- ロングボールを収める選手が必要
繋ぐ攻めもロングボール攻めも、両方良い所があります。
メンバー構成や時間帯によって使い分けることで、より良い攻めができます。
また、それらの攻めに合うように、自分を改善していくことも必要になります。
今回の記事を参考に、ぜひチームの勝利に貢献してください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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