試合で課題を見つける4つのポイント
試合は結果を出す場ではありますが、課題を見つける最高の場でもあります。
試合で現れた課題を克服すれば、確実にレベルアップできます。
そこで今回は、試合で課題を見つけるポイントについて紹介したいと思います。
試合で課題を見つける4つのポイント
試合で課題を見つけるには、以下の4つのポイントがあります。
- スキル
- フィジカル
- 戦術
- メンタル
以下で、それぞれ説明していきます。
スキル
スキルは、次の2つをチェックします。
- 得意スキル
- 課題スキル
得意スキル
まずは、得意なスキルが発揮できたかをチェックします。
例えば、ウイングの選手がドリブルが得意なら、ドリブル突破ができたか、できなかったを評価します。
もしできたなら自信につなげ、できなかったなら原因をつきとめ、練習します。
このことによって、得意なドリブルはさらにレベルアップしていきます。
課題スキル
得意スキルと同じように課題スキルも試合の中で評価をし、次につなげます。
例えば、ウイングの選手がカットインからのシュートが課題だったなら、それが試合でどうだったのかをチェックします。
もちろん、試合の前に課題として練習で取り組むことが前提です。
練習で取り組んだことが試合でどう現れるか、見極めていきます。
もし課題が克服できていなければ、練習方法を変えたりするなどの工夫が必要になります。
フィジカル
フィジカルのチェックポイントは、以下の4つです。
- 体調
- キレ
- 競り合い
- 持久力
体調
まずは、体調がどうかをチェックします。
これが全ての土台になります。
もし、体調が悪ければ、以下のことを気にしましょう。
- 規則正しい生活をする
- 試合前後のストレッチ
- 無理をしない
これらのことが欠けていて、体調に影響していないかをチェックしましょう。
キレ
キレは相手を交わしたり、相手についていったりする動きに影響しています。
このキレが悪いと、試合でプレーするのはとても難しくなります。
キレが十分かどうか評価をしましょう。
良くなければ、トレーニングでキレを上げる改善をすべきです。
競り合い
競り合いは相手とのパワー勝負です。
この競り合いは、得意不得意が分かれる分野です。
必ずしも得意にならなければ、試合で活躍できないわけではありませんが、それでも自分の足を引っ張る要素になると苦しいです。
なので、不得意な人はどれだけ弱いかを把握して、トレーニングの中で対策を立てるようにしましょう。
持久力
持久力があると、試合の中で何度もチャレンジができるので、上達する上でぜひ身につけたい能力です。
持久力は、比較的練習で身につけやすい能力です。
疲れたと思うところから頑張る、基本はこれですね。
戦術
戦術面でチェックすることは、2点に絞ります。
- 周りが見えていたか
- 味方と連動できたか
周りが見えていたか
戦術的に一番大切なのは、周りが見えていたかどうかです。
周りが見えていれば良い判断ができるし、考える材料になります。
でも、相手の強度が強くて自分がテンパったり、展開が早くてついていけなかったりすると、周りは見えません。
逆に周りが見えている場合は、自分やチームのすべきことが見えてきます。
味方と連動できたか
サッカーはチームスポーツなので、味方との連携が不可欠です。
そして、味方との連携は自分の調子だけではなく、相手がいることなので非常に難しいです。
味方とコニュニケーションがうまくとれたかどうか、をチェックします。
メンタル
メンタルは、3つのポイントを挙げます。
- 自信をもてたか?
- 失敗からのリカバー
- 声を出せたか?
自信をもてたか?
自信をもってプレーできたかどうかは、非常に重要です。
例えば、自信をもって以下のプレーができたか?
- ドリブルで仕掛ける
- 中盤でボールを受ける
- ゴール前でシュートを選択する
これを評価していきます。
もしできていなければ、より自信をつけられるように練習をしていきます。
失敗からのリカバー
サッカーは、失敗の多いスポーツです。
例えば、失点に絡んでしまったプレーの後に、顔を上げて堂々とプレーできたか。
また、決定機でシュートを外しても、落ち込まずシュートを狙い続けられるか。
失敗の後にどうプレーできるかは、とても大切です。
いつまでも落ち込んでいたり、消極的なプレーになってしまったらもったいないです。
ここを改善するには、瞑想やメンタルコントロールを学ぶと良いです。
声を出せたか
声をしっかり出せたら、メンタルは大丈夫です。
声を出すことは味方も助けますが、自分も助けます。
試合で声を出せるようになるには、練習から出せるように意識しましょう。
まとめ
今回は試合で課題を見つけるポイントについて話を進めました。
ポイントは以下の4つです。
- スキル
- フィジカル
- 戦術
- メンタル
試合は結果を出す場であると同時に、絶好の課題を出す場にもなります。
チェックポイントを事前に用意して、試合でチェックしていけば、良い課題が浮かび上がります。
そしてその課題を練習で取り組むことで、レベルアップは早くなります。
今回の記事を参考に、ぜひ試合から課題を見つけてみてください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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