ボールウォッチャーになるデメリットとその対策
試合中、ボールに集中してボールばかり見ている選手がいます。
そういった選手は、ボールへの集中が強い反面、自分のマークをフリーにしたり、裏を取られたりします。
一人そういう選手がいると、チームのディフェンスは難しくなります。
逆に言うと、ボールウォッチャーを改善できれば、チームのディフェンスに貢献できます。
そこで今回は、ボールウォッチャーになるデメリットとその対策について紹介したいと思います。
目次
ボールウォッチャーになる3つのデメリット
ボールウォッチャーになるデメリットは、以下の3つです。
- 敵をフリーにする
- スリーパスを通される
- 視野が狭くなる
敵をフリーにする
ボールウォッチャーになると、敵をフリーにしてしまいます。
例えば、ボールを見てる間に、自分のマークはその選手の視野に入らない場所に移動します。
そしてボールウォッチャーになった選手は、ボールを見るあまり自分のマークのことが頭から離れてしまいます。
結果、その選手のマークはフリーでボールを受けることができます。
スルーパスを通される
ボールウォッチャーになった選手が一番狙われるのが、スルーパスです。
ボールウォッチャーになった選手は、自分の背中の情報が完全に抜けています。
すると、裏でボールを受けたい敵選手にとっては、簡単に裏がとれます。
そして、楽々とスルーパスを受けることができます。
視野が狭くなる
ボールウォッチャーになると、ボールに集中してしまうため、ボール以外の動きに意識が薄くなります。
そうなると、自分のマークだけでなく、味方の選手の動きもわからなくなってしまいます。
味方の選手の動きがわからなくなると、敵選手を二人でマークについてしまったり、一人だけマークを持たない状態になったりします。
そうすると、チームのディフェンスは崩れ、決定的なピンチに陥ってしまいます。
ボールウォッチャーにならないための4つの対策
ボールウォッチャーにならないための対策は、以下の4つです。
- 敵を見ることを優先する
- 周囲の敵味方を確認する
- 味方に声をかけてもらう
- 動画で自分のプレーを見る
敵を見ることを優先する
ボールウォッチャーになる選手は、ボールに対する意識が強すぎます。
それを改善する一つの方法としては、ボールを見るのではなく、自分のマークを見るのを最優先することです。
より具体的に言うと、ボールやドリブルしている選手を見ずに、自分のマークだけを見てディフェンスをします。
ボールが見えないことは色々と弊害が起こりますが、とりあえずマークを外さないことを重視します。
これをすることで、マークが外れないし、相手がどんな動きをするかわかるようになります。
周囲の敵味方を確認する
自分のマークをつくときに、通常は自分の相手選手だけを意識しますが、この方法では、自分のマークの他に周囲の敵と味方のマークの状態を確認していきます。
例えば、ボランチの選手なら、自分のマークのトップ下の選手につきます。
そして、そこで終わらずに、味方のトップの選手が相手のセンターバックにつくのを確認したり、味方センターバックが相手のトップに付くのを確認します。
ポイントとしては、前のディフェンスの状態だけでなく、後ろのディフェンスの状態も確認することです。
このことは、面倒に感じることはありますが、自然と視野が広がる利点があります。
味方に声をかけてもらう
ボールウォッチャーになったり、マークを外すことは、一人で改善していくのは難しい部分もあります。
なので、周りに声をかけてもらうことが改善の一つの方法になります。
例えば、自分がボランチだったら、味方のセンターバックの選手に声をかけてもらいます。
試合中、または試合後に、ボールウォッチャーになったことを指摘してもらいます。
こうすると、自分ではわからなかった自分の良くない動きなどが改善できます。
動画で自分のプレーを見る
自分のプレーを動画で見ると、自分がボールウォッチャーになったことがよくわかります。
動画だと何度も見れますし、巻き戻して見ることもできるので、どういった流れや理由で自分がボールウォッチャーになったかもわかりやすいです。
ただ、動画は撮れる場合と撮れない場合があります。
できれば、動画を撮る方法を工夫してみましょう。
まとめ
今回はボールウォッチャーになるデメリットとその対策、というテーマでお話をしました。
ボールウォッチャーになるデメリットは、以下の3つです。
- 敵をフリーにする
- スリーパスを通される
- 視野が狭くなる
ボールウォッチャーにならないための対策は、次の4つです。
- 敵を見ることを優先する
- 周囲の敵味方を確認する
- 味方に声をかけてもらう
- 動画で自分のプレーを見る
ボールウォッチャーになることは、ディフェンスの大きな穴となります。
それを改善するだけで、チームのディフェンスに貢献できます。
今回の記事を参考に、ぜひディフェンス力を上げてください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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