攻撃で声を出すことの6つのメリット
試合中、黙ってプレーをする選手を見ることがあります。
選手の性格も考慮しなければなりませんが、基本的には声を出せる選手の方がチームを勝利に導くことができます。
しかし、声を出すことの重要性はあまり体系的に説明される場面は少ないです。
「声を出せ」と言う指導者はいますが、
- どんな声を?
- どのようにして出すか?
について、共通理解している選手は少ないと思います。
そこで今回は、攻撃の時に声を出す6つのメリットというテーマで、声を出す重要性を具体例を交えながら紹介したいと思います。
攻撃の時に声を出す6つのメリット
攻撃の時に声を出すメリットは以下の6つです。
- 味方へ情報を伝える
- 自分の意欲をみせる
- チームを動かす
- 共通認識を作る
- 改善する
- 雰囲気を良くする
以下で説明していきます。
味方へ情報を伝える
声は、味方のプレーを助けるツールになります。
例えば、ボランチで後ろ向きにボールを受ける選手がいるとします。
その選手にプレスが来ていれば「来てる」と言い、来てなければ「来てない」と言います。
そのボランチの選手は、当然自分でも見ているはずですが、周りの声があればより確信を持ったプレーができます。
このように、声は味方のプレーを助けることができます。
自分の意欲をみせる
声を出すと、自分のやる気をアピールすることになります。
例えば、フォローに来た選手が黙って受けに来るのと、「こっちにいるぞ!」と声をかけるのでは、パスの出し手としては、声を出した選手にパスを出したくなります。
つまり、声を出さないと自信がない感じがするからです。
なので、ボールを受けるために、自分を声でしっかりアピールしましょう。
チームを動かす
声はチームを動かすことができます。
例えば、中盤でサイドチェンジをする時に、センターバックの選手が「サイドを変えろ」と言うことで、中盤の選手はスムーズにサイドチェンジすることができます。
そのボール回しにセンターバックの選手が関わらなくてもです。
つまり、声だけでチームを動かすことができます。
共通認識を作る
声を出すことは、チームの戦い方を確認することができます。
例えば、残り時間が少ない時点で、チームメイトがシュートかパスか判断を迷った時には、2つの声を出すことができます。
一つは、「焦る時間じゃない」と言って、パス回しを優先させることです。
もう一つは、時間がないので「シュートをどんどん打っていこう」とか、「クロスを上げていこう」などと言って、積極的にゴール前で勝負させることです。
このように、声を出すことでチームやチームメイトのやることを確認することができます。
改善する
声をかけることで、プレーを改善することができます。
例えば、ある選手がボールをほしいと思っていた時に、2つのことを思ったとします。
- もっと早いボールがほしい
- もっと早いタイミングでほしい
それらを味方に声を出すことで改善できれば、各選手やチームにとって良い効果が生まれます。
よって、声を出すことはチームを改善するのに役に立つと言えます。
雰囲気を良くする
声を出すことは、チームの雰囲気を良くすることができます。
例えば、良いプレーをした選手に対して「ナイスプレー」と声をかければ、言われた選手はその後気分よくプレーできます。
逆に、失敗してしまった選手に対して、「ドンマイ」とか「切り替えよう」といった声をかければ、その選手は失敗を引きずらないでしょう。
声を出すことによって、チームの勢いをつけたり、流れを変えたりすることができます。
まとめ
今回は、攻撃の時に味方に声を出す6つのメリットというテーマで話を進めました。
- 味方へ情報を伝える
- 自分の意欲をみせる
- チームを動かす
- 共通認識を作る
- 改善する
- 雰囲気を良くする
声を出すことは大切ですが、ただ「声を出す」という意識では、声を出す優先度は低いままです。
声を出すメリットをしっかりと意識して、積極的に声を出していきましょう。
今回の記事を参考に、試合中に声を出してチームの勝利に貢献してください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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