ディフェンスから見た怖くないボールの受け方

スキルアップ トラップ 戦術 武内颯馬

試合中にディフェンスをしていると、ボールの受け方の良くない選手を見ることがあります。

そういった選手のマークにつくと、ディフェンスが楽です。

ボールの受け方ひとつで、その選手が怖いかどうかわかるのです。

逆に言えば、そのボールの受け方を改善できれば、より良い選手になれます。

そこで今回は、ディフェンスから見た怖くないボールの受け方について紹介します。

ディフェンスから見た怖くない6つのボールの受け方

ディフェンスから見た怖くないボールの受け方は、次の6つです。

  • ボールしかみていない
  • ターンをしない
  • 止まった状態で受けている
  • 裏への動きがない
  • 自分の間合いをもっていない
  • ワンタッチがない

ボールしかみていない

ボールしか見ていない選手は、マークをしやすいです。

なぜなら、ボールしか見ず、周りが見えていないと効果的な展開はできないからです。

ボールしか見ていないということは、トラップ以外のプレーはできないです。

トラップ以外のプレーができないならディフェンスは思い切ってディフェンスにいけるし、もし時間をかけたかったら、その場でコースを切っていれば良いからです。

ターンをしない

ターンをしない選手は怖くありません。

なぜなら、前を向かないと攻撃的なプレーはできないからです。

前を向いてドリブルやパス、シュートを狙うことによって守備は崩れます。

その動きがない選手はコースを切って時間をかけたり、複数で囲んでボールを奪ったりしやすいです。

裏への動きがない

ボールを受ける時に、裏への動きがない選手はマークするディフェンダーにとって怖くありません。

裏への動きが怖い理由は、2つあります。

ボールとマークを同時に見れない

マークの基本は、ボールと自分のマーカーを同時に見ることです。

同時に見ることで対応ができるようになります。

しかし、自分のマーカーに裏へ走られると、ボールとマーカーを同時に見ることができなくなります。

そして、マーカーを見失うことで、スルーパスなどを通されやすくなったりします。

ゴールに直結するプレーをされる

裏へのボールを出されると、そのままゴールへ向かわれます。

そして、追いかける形はディフェンスにとって、とても不利な状況です。

そのため、裏への動きをする選手に対しては、警戒心から前にプレスにいくことが躊躇されます。

止まった状態で受けている

止まった状態でボールを受ける選手は怖くありません。

なぜなら、捕まえやすいからです。

止まった状態からだとスピードを上げることが難しいです。

ディフェンスからすると、そのトラップした周辺をカバーしていれば、効果的なプレーをされません。

逆に、動きながらボールを受ける選手に対しては、当たりにいくポイントが広くなるし、動きながら急にスピードアップされる可能性もあるので、捕まえにくいです。

自分の間合いをもっていない

自分の間合いを持っていない選手にはプレスにいきやすいです。

なぜなら、こちらの間合いでプレーできるからです。

こちらの間合いでプレーできれば、ボールを奪う可能性は高くなります。

逆に、自分の間合いを持っている選手は、受けた時にディフェンスを交わせる距離をとります。

そうすると、プレスにいっても簡単に交わされてしまいます。

また、ディフェンスが距離を置いていると、タメを作ったり、効果的なパスを出したりされます。

ワンタッチがない

ワンタッチプレーが少なく、ボールを持つ選手にはあまり怖さを感じません。

なぜなら、ボールを持つことで時間がかかり、攻撃が遅くなったりテンポが悪くなったりするからです。

逆に、ワンタッチやツータッチでプレーする選手は、チームにリズムを生むのでディフェンスとしては嫌です。

また、ワンタッチプレーをされると、ボールを奪うチャンスが少なくなります。

そして、ワンタッチプレーの次で裏を狙われたりすると、追いかけることが難しくなります。

まとめ

今回は、ディフェンスから見た怖くないボールの受け方というテーマで話をしました。

ディフェンスから見た怖くないボールの受け方は、次の6つです。

  • ボールしかみていない
  • ターンをしない
  • 止まった状態で受けている
  • 裏への動きがない
  • 自分の間合いをもっていない
  • ワンタッチがない

まずは、自分のプレーがこのリストのどれかに当てはまっているか確認してみましょう。

そして、もしこれらのどれかに当てはまっていれば、そのプレーを改善しましょう。

今回の記事を参考にぜひ、自分のボールの受け方について考えてみてください!

 

この記事を書いた人武内颯馬武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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