姿勢は認識の結果「目的地へ向こう」認識で姿勢は良くなる

スキルアップ 鈴木陽二郎

YJRです。

今回は姿勢のお話です。

姿勢は良い方がいいと言われていますね。

けれど、姿勢を良くしよう!と姿勢を良くすることが目的だとあまりよくありません。

あるあるですが、背筋をピンと伸ばしてもボールウォッチャーになってしまい、ボールだけ見ても姿勢の良さはあまり意味のないものになってしまいます。

姿勢は認識の結果です。
どこを、何を見るかによって、姿勢は変わっていきます。

人間は認識した形になる

人間は認識した形になる性質をもっています。
ですので、姿勢を良くしようとするのでなく、勝手に良くなる認識をするのがポイントになります。

例えば、スマートフォンなどをいじる時は、目の前のスマートフォンにピントが合って姿勢が悪くなりがち。
これは、スマートフォンをいじる認識になっているため、勝手にそういった形になっていきます。

50m走でもジョギングやランニングでもいいし、駅に向かって歩くでも何でもいいですが、目的地がある道のりを動くと勝手に姿勢は良くなります。
50m走を走る時は、足元に視線が行く人はほぼいないと思います。

運動会の徒競走をみても、ゴールに正対して走る人がほとんどですね。

それは、ゴールに向かって走っているからで、勝手にその形が出来るわけです。

駅や学校に向かって歩くときも同様で、勝手に体は上がって良い姿勢になっていきます。
歩きスマホなどすると、途端に姿勢が悪くなりますね。スマホをいじる形に勝手になるからです。

サッカーでも勝手に姿勢が良くなる/悪くなる事を見つけてあげれば、それをやる/やらないとなるわけです。

全部見よう!

視野に入る物は全部見ましょう!

人間の視野は、上に60度、下に70度、耳側に100度あると言われています。
その範囲内が視野内になり、見える範囲です。

視野内を全部見ようとしてください。
全部見ようとすると、見ようとする姿勢と意識になり視野が広がります。

その場でやって頂きたいのですが、視野内の物を全部見ようとすると顔を正面に向けて、顎を引いて見ようとします。
目線を落として、視野内を見ようとすることはないと思います。

視野内のものを全部見ようとすると勝手に顔が上がり、背筋が伸びていきます。
人間は認識する形になるので、全部見ようとすることで、全部見ようとする姿勢が勝手に作られるわけです。

全部見ようとすると視線も一点に注目することなく、ぼんやりと全体を見ようとします。
一点に注目して見たいものを中央に置くと、ピントが真ん中にしか合わなくなる仕組みになっていて、ぼんやりと全体が見られなくなってしまいます。

ボールウォッチャーやマークを見失う人は、視野の真ん中で見たいものを置く傾向が高いと思います。
視野の端っこでも見られるように、意識をしてみてください!

そもそも良い姿勢の定義は?

良い姿勢の定義は、なんでも出来る姿勢としています。
なんでも出来るというのは、走る、止まる、方向転換、ジャンプなどをスムーズに行える姿勢です。

その為には、頭の位置が体の上にないと出来ません。
頭が前にあれば、後ろにいくのにロスしてしまいますし、ジャンプも出来ません。

頭の位置が体の上にあるようにするのは、普通に立つことです。
その為にも、前屈みになったり、どこかに集中するのでなく、全部見ようとするように立つことです。

目的地がある道のりは、目的地に向かう良い姿勢を勝手につくってくれます。

ですので、サッカーでも勝手にいい姿勢を作る認識をもてばいいわけです。
それが、目的地の認識です。

自分がどこに向かうか?を認識します。
ボールに捉われることなく、何かを切り取るのでなく、全体像を見て自分がどこに向かうか?(どんなプレーをするか)が決まってきます。

全体像を見るには、全体像を見ようとしないといけません。
その為にも、ボールに捉われては見えません。ボールは全体像の1部にあるものとして捉えていたいです。

キックも良い姿勢がいい

キックもトラップも力が発揮しやすくなるために、良い姿勢がいいです。
要するに、何でもできる姿勢でいることがスムーズに体を動かしてくれます。

キックこそ、ボールを中心に捉えると体の形がボールを何とかしようする形になる為に、色々とロスしてしまいます。
頭の位置が体の上にあることで、体も大きく、足も長く使え力が発揮しやすくなります。

また、良い姿勢は何でもできる姿勢ですので、キックだけでなく、キックから方向転換へなどプレーを変えるときもスムーズになります。
その為にも、ボールを何とかしようとするのでなく、切り取らずに文脈にあったプレーをする必要があります。

全部見ようとすることで、全体像をつかみ、文脈にあったプレーが出来るようになるわけです。

まとめ

良い姿勢は目的地の認識をもつこと、全部見ようとすることで、勝手に作られます。
自分がどこに向かうか?は全体像を見て決まります。

ボールを中心にした認識だと、他者とのプレーにずれが起きる可能性が高くなります。
あくまでも全体像を見て、文脈にあったプレーをすることで、他者に寄り添ってプレーできるようになります。

サッカーは全体像に合うプレーをすることがとても大事になるスポーツです。
全体像に合わない、文脈にあわないプレーをするとエラーやミスになります。

全体像にあうようにするためにも、沢山の情報を得る事がとても大事になります。
目的地の認識をもち、全部見ようとすることにトライしてみましょう!!

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