高いヘディングシュートの4つのポイントと練習法
先日キリンカップチャレンジで日本代表対コロンビア戦が行われました。
残念ながら日本は負けてしまったのですが、とても印象的なヘディングシュートが2本見れました。
1本目は、日本の先制ゴールとなった三苫選手のヘディングシュート。
2本目は、得点にはなりませんでしたが、上田選手のヘディングシュートです。
2本とも、コロンビアの選手に完全に競り勝った素晴らしい高いヘディングシュートでした。
このような高いヘディングシュートができるようになれば、得点力はかなり上がります。
そこで、今回は高いヘディングシュートの4つのポイントと練習法について紹介したいと思います。
高いヘディングシュートの4つポイントと練習法
ここでは、高いヘディングシュートの、4つのポイントと練習法を挙げます。
- 空間把握能力
- ジャンプ力
- ボディバランス
- インパクト
以下で説明していきます。
空間把握能力
空間把握能力を鍛えることは、ヘディングにおいて非常に重要です。
サッカーにおける空間把握能力とは、ボールが空中のどこにあって、自分がどうそれを合わせるかを理解する能力です。
空間把握能力を鍛えるには、以下の方法があります。
野球やバスケットボールなど他のスポーツをプレーする
野球やバスケットボールのようなスポーツを行うことで、空間把握力を鍛えることができます。
野球ではフライをキャッチするプレー、バスケットボールではリバウンドをとるプレーなどで自然と空間把握能力を鍛えることができます。
視覚的情報処理トレーニング
視覚的情報処理トレーニングは、ボールの正確な位置を把握するトレーニングです。
例えば、複数のボールや異なる色のボールを投げたりキャッチしたりすることで、正確な位置を把握する能力を鍛えます。
ジャンプ力
以下に、サッカーのジャンプ力を鍛える方法をいくつか紹介します。
バウンド・ジャンプ
バウンド・ジャンプは、連続したジャンプを行うトレーニングです。
片足左右交互にジャンプを行い、地面に着地した瞬間に次のジャンプを行います。
一つの目安として、10回程度を3セット行います。
ボックス・ジャンプ
ボックス・ジャンプは、高い障害物にジャンプするトレーニングです。
低い高さから始め、徐々に高い高さに挑戦します。
ジャンプの着地を膝に負担がかからないように注意しましょう。
これらのトレーニングを行うことで、サッカーのジャンプ力を鍛えることができます。
ボディバランス
空中でのボディバランスは、強いヘディングシュートをするための土台です。
また、敵ディフェンダーとの競り合いにも負けなくなります。
空中でのボディバランスを鍛えるためには、以下のような方法があります。
バランスボールを使ったトレーニング
バランスボールを使ったトレーニングは、身体の安定性を向上させ、空中でのバランスを改善するのに役立ちます。
バランスボールの上で単脚立ちやスクワットを行うなど、バランスを必要とするトレーニングを行うことで、空中でのバランスを磨くことができます。
インパクト
ヘディングシュートのインパクトの強さを鍛えるためには、以下のような方法があります。
頭部と首の筋肉を鍛えるトレーニング
ヘディングシュートは、頭部と首の筋肉の強さが重要です。
そのため、頭部と首の筋肉を鍛えるトレーニングを行うことで、ヘディングシュートのインパクトを強くすることができます。
例えば、首のストレッチや軽い体操などを行うことで頭部や首は鍛えることができます。
ただし、頭部や首は繊細な部分でもあるので、やりすぎには注意して様子を見ながら行いましょう。
ヘディングシュートを練習する際の注意点
今回取り上げたヘディングシュートの練習は、効果的なのですが、注意点もあります。
練習しすぎにならない、ことです。
ヘディングは頭で行うものです。
普通にプレーするには問題はありませんが、過度に行うと脳に影響があるという説もあります。
また、ジャンプ力を鍛えるトレーニングも過度の負荷や回数を行うと、骨や筋肉を痛めたりします。
どのトレーニングも過度に行うと、体に悪影響があります。
ヘディングシュートの練習も、多くやりたい場合は指導者に相談の上、行いましょう。
まとめ
今回は、高いヘディングシュートの4つのポイントと練習法というテーマで話をしました。
高いヘディングシュートのポイントは、以下の4つです。
- 空間把握能力
- ジャンプ力
- ボディバランス
- インパクト
注意点としては、以下の2点です。
- 頭を使いすぎない
- 足の骨と筋肉に負荷をかけすぎない
高いヘディングシュートを身につけると、得点力が大きく上がります。
今回の記事を参考に、ぜひ三苫選手や上田選手のような高いヘディングシュートからのゴールを増やしてください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武