PKに強い選手になる方法
今回ワールドカップでは、試合でのPKやPK戦での決着が多かったです。
PKは運の部分も大きいですが、それでも、準備や心構えで成功率を上げることは可能です。
そこで今回は、PKに強い選手になる方法、というテーマを話をしたいと思います。
コースを決めて蹴る方法
まずPKの蹴り方として、キーパーの動きに関係なく、コースを決めて蹴る方法があります。
その時に重要になるのが、蹴るコースです。
そして、それは大きく分けると、以下の4つになります。
- 左右上
- 真ん中上
- 真ん中下
- 左右横
左右上
このコースは、最も高確率で決まるコースと言えます。
なぜなら、物理的にキーパーの届かない位置だからです。
ある程度力のあるボールであれば、横にとんだキーパーが高いボールに手を伸ばして止めるのは、ほぼ無理です。
ただし、このコースは外す可能性も高いです。
高めに狙うので、狙いを外してしまうと、上へ外してしまうリスクがあるからです。
実際に、イングランドのケインは、試合中のPKを左上へ外しています。
もし、キックに自信がある選手なら、このサイドの上に蹴るのが最も高確率のPKです。
真ん中上
真ん中上のコースも、決まる確率の高いコースです。
基本的にキーパーは、左右どちらかを読んで飛ぶので、真ん中はガラ空きになりがちです。
技術的にもまっすぐ蹴るだけなので、難しくはありません。
この真ん中上へのキックは、課題が二つあります。
一つは、上に蹴るので、上に外す可能性が高くなることです。
もう一つは、キーパーが真ん中を読んでいて、動かなかった場合、簡単に止められてしまうことです。
このキックは、今回のワールドカップに出場はしてませんが、本田圭佑選手が得意なコースでした。
真ん中下
真ん中下のコースも真ん中上のコースと同じような特徴があり、比較的入りやすいコースと言えます。
ただし、このコースは上に外す可能性は低いですが、左右に飛んだキーパーの残った足に引っかかる可能性があります。
なので、よりタイミングを外したキックが必要となります。
ワールドカップでは、アルゼンチンのディバラが、決勝戦のPKでこのキックを使っています。
左右横
左右横のコースは、PKでは一番オーソドックスなコースです。
左右のキックは、蹴りやすい反面、キーパーが飛んだ形にハマりやすいので、止められやすい傾向があります。
それでも、キーパーの立場から考えると、左右2分の1の確率と、速いキックをした場合を考えると、止めるのは難しいです。
この場合、キーパーの質もかなり関係してきます。
相手キーパーがPKに強いキーパーかどうかで、左右横のコースを蹴るかどうか決めましょう。
ワールドカップでは、日本代表はこのコースで3本止められていますが、エンバペは決勝でこのコースを決めています。
レベルが上がると、キックの強さと正確さによって変わる部分もあります。
相手の動きを見て蹴る方法
相手の動きを見る方法は、蹴るギリギリまで相手ゴールキーパーの動きを見て、キーパーが動いた逆に蹴ります。
この方法は成功すれば、ほぼ確実にゴールが決まります。
ただ、この方法は、技術的にも難しいですし、そもそも相手が動かなかったら、こちらが動揺してしまうので、メンタル的にもハードルが高いです。
ただ、メッシはこの蹴り方で決勝でPKを決めています。
技術とメンタルに自信のある選手は、この方法を磨いてみるのも良いでしょう。
まとめ
PKは入るのが当然と思われがちですが、100%の確率で決めることは難しいです。
ただ、準備と心構えで入る確率を上げることはできます。
確実に入るコースはありますが、そこは外すリスクがあります。
外しにくいコースはありますが、キーパーに止められる可能性も高まります。
この辺りは、個人でバランスをとる必要があります。
自分の技術とメンタルを考えて、どのコースかを決めて、練習しましょう。
また、相手キーパーの力やチームの状況によっても、選ぶコースは変わってくるので、いくつかのコースを蹴れるようになっておきましょう。
今回の記事を参考に、ぜひPKに強い選手になってください!
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