シュートブロックの6つのポイント
試合を見ていると、簡単に失点するチームと劣勢でも最後のところで粘り強く守るチームがあります。
その要因の一つは、最後のディフェンダーがゴール前でシュートをブロックできるかどうかです。
そこで今回は、シュートブロックについて紹介します。
目次
シュートブロックとは
ここでのシュートブロックは、ゴール前で相手のシュートを止めることを指します。
このシュートブロックの精度によって、失点するかどうかは大きく変わり、当然、勝敗にも大きく影響します。
また、足でなくても、頭や肩など、体のどこかに当てても、シュートブロックはできます。
シュートブロックの6つのポイント
シュートブロックには、以下の6つのポイントがあります。
- シュートの種類を読む
- 簡単に体を投げ出さない
- ペナルティエリア内か外か
- ハンドをしない
- 股抜きシュートを防ぐ
- キーパーと連携をとる
シュートの種類を読む
まずは、相手のシュートの種類を読むことです。
例えば、まっすぐなシュートか、曲げて狙うシュートか、ループシュートか。
また、右足なのか、左足なのか、それともフェイントを狙ってきているのか。
それらのシュートの種類によって、ディフェンスの立ち位置や移動範囲が変わってきます。
シュートの種類の読み方は、シュート経験を多く積むことで、色々なパターンを自分の中に覚えさせることができます。
また、攻撃側の立場でプレーすると、攻撃側の心理がわかるので、練習では、ディフェンスの選手が攻撃側のポジションでプレーすることも効果的です。
簡単に体を投げ出さない
シュートブロックで考えないといけないのは、簡単に体を投げ出してブロックにいかないことです。
なぜなら、体を投げ出した時にフェイントをされると、それに対応することができないからです。
なので、フェイントをされても、それに対応できるようになるべく寄せてブロックにいきましょう。
そして、もしそれでもシュートに届かないならば、体を投げ出し、足を精一杯伸ばしてブロックにいきます。
ただ、体を投げ出してのブロックは最終手段なので、そこはしっかりと見極めましょう。
ペナルティエリア内か外か
シュートブロックする時に考えることの一つが、ブロックをする位置がペナルティエリアの内か外か、ということです。
なぜなら、ペナルティエリア内でファール、またはハンドをしたら、即PKとなってしまうからです。
そうならないためには、ペナルティ外なら相手に接触するようなシュートブロックにいき、ペナルティエリア内では、なるべく接触しないシュートブロックにいくべきです。
逆にいうと、相手がドリブルなどでペナルティエリア周辺に進んできた時は、できるだけペナルティエリア内に入れさせないように、ディフェンスをすることが大切になります。
ハンドをしない
シュートブロックの時に気をつけたいことは、シュートが手に当たってハンドになってしまうことです。
たとえ故意でなくても、手に当たってハンドになり、PKで失点してしまうのは、とてももったいないです。
ハンドにならずにシュートブロックをするには、できるだけ手を体にくっつける、または手を体に近づけてシュートブロックにいくことです。
そうすれば、手に当たる確率が低くなり、ハンドになる可能性も低くなります。
また、ハンドの対策として、手を後ろに組んでシュートブロックにいく選手も国際大会などで見ますが、後ろに手を組むとプレーしづらくなります。
それで、プレーのスピードが遅くなってしまうこともあるので、あまりおススメはできません。
股抜きシュートを防ぐ
シュートブロックに気をつけることの一つとして、股抜きシュートがあります。
股抜きシュートは、シュートを止めようと伸ばした足の下をシュートが通っていくことです。
この股抜きシュートが起こると、キーパーにとってブラインドとなり、とても反応しづらくなります。
攻撃の選手では、この股抜きシュートをわざと狙う選手もいます。
対策としては、次の2つがあります。
- ブロックする足を地面ギリギリまで下げる
- ブロックする足の下に逆足を置く
ブロックする足の下のケアは、態勢が不利になると難しい部分もありますが、しっかり意識しておきましょう。
キーパーと連携をとる
最後は、キーパーと連携をとることです。
キーパーと連携をとれば、必要以上にシュートブロックにいかなくて良いからです。
例えば、相手のシュートをブロックする時、キーパーがニアをケアしていれば、ディフェンダーとしては、ファーサイドをブロックにいけば十分です。
しかし、キーパーのことを考えずに、すべての可能性をブロックしにいくと、間に合わなかったり、簡単にフェイントに引っかかったりします。
シュートブロックは、しっかりとキーパーと連携して行いましょう。
まとめ
まとめると、シュートブロックのポイントは、次の6つです。
- シュートの種類を読む
- 簡単に体を投げ出さない
- ペナルティエリア内か外か
- ハンドをしない
- 股抜きを防ぐ
- キーパーと連携をとる
ゴール前では、ディフェンスに必死であまり考える時間もありません。
しかし、シュートブロックをする際に、今回のポイントを押さえておくと、シュートブロックをできる確率は格段に上がるはずです。
ぜひ今回の記事を参考に、シュートブロックのスキルを身につけて、チームのディフェンスと勝利に貢献してください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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