チップキックシュートでキーパーとの1対1に強くなろう
ディフェンスラインの裏に抜け出したフォワードにスルーパスが通ったけど、飛び出したキーパーに当ててしまい、ゴールを逃す。
試合でよく見るシーンの一つです。
フォワードにとってキーパーとの1対1は、大チャンスではありますが、これを確実に決めるのは簡単ではありません。
なぜなら、敵キーパーが最も集中して対応するプレーの一つだからです。
こんな時、身につけておくと効果的なのがチップキックシュートです。
チップキックシュートができるフォワードとそうでないフォワードは1対1へのメンタルも変わってくると思います。
そこで今回は、キーパーとの1対1で強くなるチップキックシュートについて紹介します。
目次
チップキックシュートとは
チップキックシュートとは、シュートブロックにきたキーパーを浮かしたボールで交わすシュートスキルです。
チップキックシュートが特に印象的な選手は、メッシ選手です。
彼はそのドリブルやコンビネーションでディフェンスラインを突破した後に、数えきれないほど、このチップキックシュートを決めています。
チップキックシュートで選択肢を増やす
チップキックシュートが使えるようになると、キーパーとの1対1で有利になります。
なぜなら、1対1で勝負する選択肢が増えるからです。
シュートを流し込んだり、ドリブルで抜いたりするのに加えて、チップキックシュートを身につければ、敵キーパーが止めるのは非常に難しくなります。
チップキックシュートは、キーパーとの1対1に、ぜひ身につけておきたいスキルです。
なぜチップキックシュートは効果的か
チップキックシュートが効果的な理由は、主に2つあります。
- 競り合い中に打てる
- コースが読まれにくい
競り合い中に打てる
チップキックシュートは、小さなモーションで打つことができます。
なので、ドリブルやトラップの流れの中で打てます。
そのことで、敵キーパーや敵ディフェンダーが距離を詰める時間がありません。
いつでも打てるのがチップキックシュートの強みです。
コースが防がれにくい
通常、キーパーは角度と距離を制限しながら、シュートコースを切ります。
しかし、チップキックシュートは、敵キーパーの上を浮かすシュートです。
敵キーパーにとっては、空中のコースまで防ぐことはできません。
どうしてもグラウンダーのシュートを止めることを優先するので、上を使うチップキックシュートは、止めるのが非常に難しいのです。
チップキックシュートの4つのコツ
実際にチップキックシュートを行うコツを、以下の4つにまとめました。
- ボールの下にインフロントをいれる
- ボールを軸足の少し前に置く
- 足首をうまく使う
- キックフェイントでコースとタイミングをずらす
ボールの下にインフロントをいれる
ボールの下に足をしっかりといれないと、ボールを浮かすことは難しいです。
そして、浮き球をコントロールしやすいのはインフロントです。
インステップでチップキックをしてしまうと、体勢が苦しくなり、体が詰まってしまうことがあります。
チップキックシュートは、インフロントが基本です。
ボールは軸足より少し前に置く
チップキックシュートのボールの置き所は、軸足より少し前です。
なぜなら、その場所が一番自然にボールを蹴ることができるからです。
前に置きすぎたり、軸足の真横に置いたりすると、窮屈になり自然な蹴り方ができません。
柔らかいキックをするには、ボールの置き所はとても大切です。
足首をうまく使う
足首の動きもチップキックシュートをする時に、重要な要素です。
なぜなら、足首でコースや強さの調整を行うからです。
チップキックシュートは、ボールの速さは必要ないですが、蹴る直前や触っている間にコース修正ができると成功しやすいです。
普段のボールコントロールから、足首を柔らかく使えるよう意識しておきましょう。
キックフェイントでタイミングとコースをずらす
チップキックシュートが決まる時は、キックフェイントが入っていることが多いです。
キーパーの読みの逆をとることが大切だからです。
なので、チップキックシュートはキックフェイントをかけることを意識しましょう。
ただ、大きなモーションは必要ありません。
チップキック自体がフェイントになっているし、モーションが大きいと、敵キーパーやディフェンダーに反応されやすいからです。
まとめ
まとめると、チップキックシュートが効果的な理由は、2つあります。
- 競り合い中に打てる
- コースが読まれにくい
そして、チップキックシュートを打つコツは4つあります。
- ボールの下にインフロントをいれる
- ボールを軸足の少し前に置く
- 足首をうまく使う
- キックフェイントでコースとタイミングをずらす
メッシ選手のように1対1を制してゴールを量産したい人は、今回の記事を参考にして、ぜひチップキックシュートを身につけてください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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