良いスパイクの選び方
スパイク選びは、サッカー選手にとって楽しみであり、重要な選択です。
スパイクは、サッカー選手のパフォーマンスやケガの予防、モチベーションアップに大きく影響を与えるからです。
そこで今回は、スパイクを選ぶ時に気をつけるポイントを紹介していきます。
目次
スパイクの目的
スパイクを履く目的は、主に2点あります。
- ケガの予防
- パフォーマンスを上げる
ケガの予防
スパイクの目的の一つは足をケガから守ることです。
サッカーは接触の多いスポーツですので、当然、敵味方の足がぶつかり合うこともあります。
その時になるべく衝撃を抑えてくれるのが良いスパイクです。
また、すぺりやすかったり、安定しないスパイクだと体勢を崩して、足をひねったり、体が悪い伸び方をしてケガにつながります。
自分に合ったスパイクはケガの予防に欠かせません。
パフォーマンスを上げる
良いスパイクは、選手のパフォーマンスを上げてくれます。
なぜなら、選手に合ったスパイクは選手のスキルを伸ばしてくれるからです。
例えば、スピードのある選手なら、軽さ重視のスパイクを選んだ方が良いでしょう。
また、テクニシャンの選手なら、肌感覚を重視した方がより繊細なタッチを実現できます。
選手に合ったスパイクとは、選手の足だけではなく、プレースタイルにもフィットしたスパイクなのです。
スパイク選びの5つのポイント
次にスパイクの選び方において、5つのポイントを挙げます。
- 正しい位置で曲がること
- 足のむくみ
- つま先
- 立つこと
- かかと
この5つのポイントは実際に店舗で確認できるので、チェックしてみてください。
正しい位置で曲がること
人間の足底が曲がる部分は一か所だけです。
なので、スパイクが足に合うかどうかは、足とスパイクが同じ位置で曲がることが大切です。
そして、曲がる位置は、基本的には足の幅が最も広い場所です。
その場所がしっかり曲がるかどうかをチェックしましょう。
やり方は、スパイクのつま先とかかとを挟み込むように押すことです。
それでしっかりと曲がるかどうかを確認しましょう。
足のむくみ
人は一日の時間帯によって足の大きさが違うと言われています。
夕方になるにつれて、足はむくんで大きくなります。
そのことへの対策は、2つあります。
一つはスパイクを選ぶのを夜にすることです。
夜に足は最も大きくなるので、その時間帯にスパイクを選ぶことです。
次に、ヒモをしっかりと緩めることです。
しっかりと紐を緩めることで、足のむくみに対応したスパイク選びができます。
紐でしっかり調整できるようにしておきましょう。
つま先
スパイクを選ぶ時は、つま先の状態を確認します。
良い状態とは、きつ過ぎず、緩すぎないことが大切です。
そして、足の自由が利くことです。
目安としては、スパイクを履いた状態でつま先を押した時に、つま先の上部が中敷きにあたらないことです。
もしあたってしまったら、そのスパイクは大きすぎます。
立つこと
スパイクを合わせる時は、必ず立った状態で合わせましょう。
座った状態でスパイクが合ったと思っても、立つと足に体重がのり、足が大きくなることがあるからです。
かかと
つま先が合っていたと思っても、かかとに隙間があり、かかとを合わせると、つま先が合っていなかったという場合もあります。
スパイクを選ぶ時は、必ずかかとをしっかりと合わせるようにしましょう。
スパイクは消耗品
基本的にスパイクは消耗品と考えた方が良いです。
無理に長く使おうとすると、大きめのスパイクを選んだり、耐久性重視のスパイクを選んだりしがちです。
そうすると、ケガにつながったり、パフォーマンスが上がらなかったりします。
毎日のようにプレーする選手は、スパイクの使用期間は3ヶ月から半年くらいになるでしょう。
まとめ
良いスパイク選びは、ケガの予防とパフォーマンスにつながります。
そして、自分に合ったスパイクの選び方には、いくつかのコツがあります。
今回の記事を参考にして、良いスパイクを選んで良い選手となってください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武