【サッカー少年少女必見】良い選手になるためにお手本にすべき事とは?
■ボールを持っていない選手の動きの大切さとは
原口や井手口はボールを持ってもよいプレーをしますが
ボールを持っていない時もよいプレーヤーです。
攻撃では相手を引きつける動き、守備では先を読んで動いて
います。
いざ試合をするとわかるのですが、ボールを持っていない
選手の動きがよくないと、ボール扱いがある程度上手い選手がいても
チーム力は上がらないのです。
特に小学生のサッカーでは、ボールを持っていない選手の動きの
習得がチーム力に直接的にひびいて来ると思います。
うちのチームではそのような攻守におけるボール無しの動きについて
力を入れて取り組んでいます。
コーチから基本的な動きを教えますが、自分で考えることが大切
なので、選手が「なるほど!よくわかった」となるまで
しつこくトレーニングします。
基本的な動きは、相手マークをひきつけてスペースを作ることです。
ボールを持っている味方に近づいた方がボールを受けやすいように
勘違いしている選手(うちの選手たち)が多いですね。
実は、ボールを持っている味方から離れることで味方がプレー
しやすくなるということの理屈を選手たちが理解して欲しいのです。
相手チームのデフェンスとデフェンスの間を引き離すことで
ギャップやスペースが生まれます。
この大切さを選手に理解してもらうためにわれわれ指導者は
工夫をこらしてトレーニングしています。
■3対2のトレーニング
オフェンス3人、デフェンス2人でゴールに向かって攻撃する
トレーニングです。
事前にコーチングをしないでトレーニングを開始すると、オフェンスの
3人がパスを回しはじめます。
目の前にはゴールがあるのですが、真ん中の選手が左右にパスを
出して、逆サイドに折り返すという動きをはじめます。
ボールを動かすことがスタートになっているのです。
ここでコーチングを入れます。
「ボールを持っていないオフェンスの動きで有利な形を作ろう」
すると、両サイドのオフェンスが攻め上がる形を取ります。
サイドでボールを受けてクロスを折り返す形です。
ここまでの形を見ると、いつまでも「2対2」の形になって
いることがわかります。
数的有利が作れていません。
3対2から有利な形をつくることとは「2対1」の形を
つくることです。
そのためには、例としてサイドの選手が相手デフェンスのひとりを
引きつける動きをしなければなりません。
ボールを持っていない選手が相手デフェンスを引きつけるだけで
「2対1」の形が作れるのです。
2対1がすごく有利な形という事がわかっていることが原則ですが
グラウンド上でコーチ達がデモンストレーターとなって2対1の
有利さを伝えれば、ほぼ全員が納得するはずです。
■試合の場面を練習に落とし込むこと
サッカーはボールを扱うスポーツなのでボール扱いの練習は
基本になります。
それに加えて、試合では、ボールを持ったら相手が奪いに来るという
「サッカーの当たり前」を小学生の選手に理解させることが
大切です。
攻撃の場面でボールに集まりがちなチームにはぜひ参考にして
欲しいと思います。
3対2という数的優位の場面はそうそうないかも知れませんが
試合を見てみると3対2の状況になっているけどボールがない
という場面もあるものです。
パスをする時にはどこへパスすればよいのかという参考に
なると思います。
攻守ともに「試合をイメージすること」が効果的な練習方法ですね。
このようなチーム練習は、練習の時だけでなく自宅に帰ってから
サッカーノートに書きとめることで理解が深まるものです。
次の練習では、サッカーノートを思い出すことで集中が高まります。
「予習・復習」ですね。
ぜひ、小学生のうちに頭を使ってプレーする習慣をつけて下さい。
頑張りましょう!
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