2人で1人をカンタンにかわすこと、2人で相手のボールを 奪うというコンビネーション
GW真っ只中ですが、読者の皆さんはきっとサッカー漬けの日々を送っているのではないでしょうか。
私もそうです。
6,7日と大会があるので、3,4,5日は練習です。
ただし、行楽地や故郷に行く子もいますが、数少ない家族の時間も大事にして欲しいので休むなとは言いません。
子供のうちに、いろいろな体験をして成長してくれればよいです。
さて、GWはまとまった練習時間がとれるので、個人技術を磨こうとする選手も多いことでしょう。
ドリブルやキックなどチーム練習の後の時間を使ってじっくり取り組むことも良いことですね。
しかし、うちのチームのGWのテーマは「仲間と攻める、仲間と守る」です。
4月の大会で感じたことですが、どうもコンビネーションが今ひとつなんです。
1対1で攻める、守るという場面はしっかり出来ているのですがまわりのサポートやカバーがあれば、もっと試合をラクに進めることが出来るだろう。
こう思ったわけです。
2人で1人をカンタンにかわすこと、2人で相手のボールを奪うというコンビネーションの最小単位の2人組みでの練習を集中してやろうということです。
■ワンツーという効率的なコンビネーション
壁パスとも言いますね。サッカーでは基本的なコンビネーションプレーです。
少年サッカーではもっともっと試合に取り入れて欲しいプレーのひとつです。
ワンツーは、味方の動きを見るという能力を高めますし、味方の走るスピードとボールを蹴るタイミングや強さを調節するという「コーディネーション能力」も高めます。
逆にいうと、コーディネーション能力がないとパスが上手くても足が速くてもワンツーが成功しないというプレーです。
試合で成功するためにはいくつかのコツがあるようです。
・パスアンドゴーパスを出した足でダッシュすること。出して動くだけでも相手デフェンスはとまどいます。
・ワンツーを予測させない。1対1で勝負するぞ、抜くぞと見せかけてパスアンドゴー!相手がボールについていくように仕向けること。
・リターンパスの長さを工夫する。足元なのかスペースなのかはっきりさせること。味方にブレーキをかけるようなパスは逆襲を招く!
■ワンツーさせない守備
仲間と守るという練習のなかには、ワンツーさせないという内容も含まれています。
・パスを出させるためのアプローチ。ボールを持っている相手との距離を詰めないとパスが出てきません。パスを出させるためにアプローチをしかけます。
・ワンツーと見抜けたら人についていく。これはワンツーだなと思ったら、ボールに行かずに人についていくこと。これでリターンパスを防げます。この動きは小学生4年生ぐらいで覚えて欲しいですね。サッカー知ってるなあと思わせる動きです。
・壁役のマークもしっかりと。いいリターンを出せないためにはマークとボールを同一視野に入れるポジションを取ることです。もし、壁役がリターンを諦めたらすかさずアプローチ。足からボールが離れたら素早く奪う、身体を入れる。
■仲間どうしのコミュニケーションはどうやって行うか
アイコンタクトという言葉がありますね。
仲間どうしのコミュニケーションは顔や目を用いることで正確さがアップします。
トラップ、ドリブルなどボール扱いに手こずっているとなかなか顔があがりません。
こういう時はコミュニケーションが取りづらいですね。
でも、選手たちには声というコミュニケーションツールがあります。
相手に囲まれてボールキープで必死になっている仲間の近くに寄ってあげて「タカシ!こっちだ」と声をかけてあげると顔を上げなくても声の方向に待ち構えている味方へパスを出すことが出来ます。
味方の状態を見て判断すること。これがコンビネーションの基本です。
GWもあっという間に終わることでしょう。あと5日の練習で何かをつかむためにテーマを絞って練習することをおすすめします。
では、よいGWをお過ごしください!
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