サッカーの技術の前に、「動きづくり」が大切
新年度に入り、2回目の週末を迎えますが皆さんのチームはよいスタートを切っていますか。
■JFAの登録もコーチの仕事です
私のチームでは、今週の平日はJFA登録など、年度始めの恒例の事務手続きを行っています。
チーム情報更新、指導者、審判、選手のJFA登録の更新作業を行っています。
ジュニアサッカーであっても大会によってはJFA登録が義務付けられ番号一覧や選手証の提示を求められることがあります。
JFAに承認されると選手証をダウンロードすることが出来ます。
選手証には顔写真が貼付されていますが、なぜか選手の顔が
キリッとして見えます。
アマチュアであっても、競技スポーツの選手というイメージが伝わってきますね。
事務作業も大切なチームマネージメントです。
■新人コーチ(お父さんコーチ)の素朴な疑問
メインのチームマネージメントは日々のトレーニングですが今月から新人コーチ(お父さんコーチ)が2名入ったので三浦の役割は、選手指導とコーチ指導のふたつになります。
私がここのところ、三木コーチのドリブルトレーニングの新作「コーンドリ」についてお伝えしていますが、新人コーチにも指導方法を伝えながら練習を進めています。
新人コーチもドリブルトレーニングにはとても興味があり情熱を持って指導してくれています。
選手に「コーンを敵だと思って抜き去るんだ!」と大きな声でコーチング!とにかくスピードと瞬発力を求めます。
これは、三木コーチも強調するポイントなので間違っていません。
全然オッケーです。
ただし、私が新人コーチに「ドリブルのためだけのドリブルトレーニングじゃない、ドリブルトレーニングを通して選手の動きづくりを引き出すことが目的なんだ」と言うと「動きづくりとはドリブルの動きづくりですよね」と答えました。
私は思いました。
そうか、まだ、サッカーの動きづくりというイメージが伝わっていないんだ。
彼に理解できるよう例え話を考えました。
最近、海外で活躍している香川や乾のゴールを例にとりました。
「先日の香川や乾のゴールだけど、どうして生まれたと思う?
新人コーチは、シュート力、決定力があるからゴールが生まれたと言います。
じゃあ、シュート力や決定力ってどうやって身につく技術だと思う?
こう聞くと「ボールコントロール」「キックの正確さ」と言う答えが帰って来ました。
間違いではありません、キックの正確さは何よりも大事です。
しかし、香川や乾がシュートを蹴るまでの「体の動き」とか「身のこなし」がなければ、あのゴールは生まれなかったよね。
こう話すと、ゴールを逆算した体の動きの必要性について考え始めました。
■身のこなし、足さばき、バランスなども「動きづくり」から
私は新人コーチに次のようなことを話しました。
例えば、トラップしてからシュートを蹴るまでの重心移動や相手をブロックするような身のこなしバランスを崩さずボールをミートする能力。
これらを手取り足取り教えようとしたら、練習時間がいくらあっても足りないんだ。
少年サッカーでは、身のこなしや足さばき、そしてボディバランスという「動きづくり」のスタート地点だと考えている。
ボールを使ったドリブルで動きづくりの基礎を身につけるということは、限られた時間と集中力の中で「効率的な練習」だと考えている。
自由自在に動ける体に仕上げていけば、子供たちはその体をうまく使って、私たちコーチが予想もしないプレーを見せてくれるものだ。
それを楽しみに「動きづくり」のトレーニングをしているんだけどね。
■選手を見る目が変わった新人コーチ
「動きづくり」かあ。子供たちの動きには差がないと思っていた。サッカーが上手い、下手という部分しか見えていなかった。
彼はそうつぶやくと、2年生から6年生が練習しているグラウンドを眺めて、選手を観察し始めました。
サッカーの技術の前に、「動きづくり」が大切ということ。そのトレーニングにドリブルを使うこと。
何かを掴んだように見えました。
どうでしょうか?皆さんもサッカーの技術だけを見ているということはありませんか?
子供たちが持っている「動き」が見えていますか。
新人コーチには4月いっぱいは、選手を観察することをテーマにしてはどうかとアドバイスしました。
選手には試合中にまわりを見るように指示をしているコーチたちですが
コーチは選手をしっかり見ていなかったりするかも知れません。
何事を始めるにしても春はよい季節です。
選手ひとりひとりの「動きづくり」を観察し、ビデオに撮り、数ヶ月後に動きがどう変わったか。
比較することも楽しいことですね。
私はさっそく始めています。
皆さんも「動きづくり」の成長記録を残してみませんか?
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